スペシャルレポート

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住所は東京都新宿区新宿3-28-4 三峰ビル3Fです。

 新宿の雑踏のど真ん中、ビックロや新宿マルイの裏側一体は、ロックファンにはおなじみの「ディスクユニオン」の各店舗が点在しています。今回はロックではなく映画、すなわち「ディスクユニオン シネマ館」へ。目的は『時計じかけのオレンジ』のトランプの購入です。

 店内は所狭しとDVDやBD、サントラCDやLPレコード(最近人気が復活していますね)、映画関連グッズ、関連書籍などが並べられ、処分を考えるお客様にも信頼いただいているという品揃えは充実の一言。輸入品は米国からの直輸入をメインにスタッフが選別して仕入れているそうで、「ネットでは見ていたけど現物はこうなのか!」と驚くばかり。中古品は常に市場価値を意識し値付けされていて、価格面でも安心できます。入荷情報など、最新情報は公式Twitterをメインに活用しているとのことなので、気になる方はフォローをしておくと吉。管理人も『時計…』のトランプの情報はTwitterで仕入れました。

 1980年代のサントラ全盛期を知っている世代にとって、昨今の一般店舗のサントラの扱いの小ささは嘆かわしいばかりですが、そこはディスクユニオンさん、手抜かりはありません。壁に架けられている、綺羅星のごとく時代を彩ったサントラLPを眺めているだけでも、あの懐かしい時代の空気を思い出します。もちろん未体験の世代は追体験できますね。最近はアナログLPを聴くのではなく、部屋に飾っておくという方も多いそう。当時売れたサントラは枚数が多いこともあって、非常にリーズナブルなお値段で手に入る場合も多く、そういったニーズにも満たしてくれそうです。

 「映画好きならとりあえず寄っていくべき!」的なお店ですが、新宿の雑踏のど真ん中にあり、入口も狭いので見失う可能性があります(実は管理人も少し迷いました。汗)。店のビルの反対側にはいつもなら行列の絶えないラーメンの有名店「一蘭」があるので、それを目標にすれば上京組も迷いにくいのでは? ちなみに当該ビルの1階は紳士服の「ミツミネ」さんです。前述しましたが、このエリアには他のディスクユニオン各店舗が点在しているので、それに惑わされないようにお気をつけください(映画兼ロック好きには無駄のないエリアですが。笑)。

 ディスクユニオン シネマ館の公式のページはこちら。「久しぶりにディグりたいなー」と思ったり、東京や新宿にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、デマサイトやデマ動画チャンネルの制作者、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトのライター様などは当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。


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GYREよりYouTubeにてイメージビデオが公開中。

 現在、表参道のギャラリーGYREで開催されている『2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ』展に訪問してきました。ただ、公式リーフレットの解説がかなり難解なので、それは一旦置いといてキューブリックファン、『2001年』ファン目線で勝手に(!)解説してみたいと思います。【ネタバレ注意!】



(ファーサイド)『モノリス』

 おなじみのモノリス比率1:4:9(最初の整数1、2、3の乗数)で制作されている…と思いますが裏側は(以下略。実は映画のモノリスはこの比率ではありません。「(宇宙言語的なものとして)後から思いついたもの」とクラークは語っています。

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(1)赤瀬川原平作『宇宙の罐詰』『ハイレッド罐詰』

 缶詰(宇宙)の外と内をひっくり返すという発想は「白い部屋」に通ずるアイデアです。キューブリックはそれを「人間動物園」と表現しましたが、高次の存在から見れば人類なんて、空き缶に放り込まれた蟻みたいなものでしょう。

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(2)アニッシュ・カプーア作『Syphon Mirror- Kuro』

 覗き込んでみると暗く歪んだ空間が出現しますが、ブラックホールのようで、スターゲートのようでもあります。ちなみにスターゲートはワープ(空間跳躍)ではなくワームホール(空間移転トンネル)です。

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(3)ダレン・アーモンド作『Perfect Time(14 x 1)』『Intime (4 x 2) 』

 クラークの小説版ではスターゲートをくぐるボーマンがスペースポッドのデジタル時計が停止する瞬間を目撃するシーンがあります。時間が時間として意味をなさない空間であることを端的に表現しています。

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(4)ダレン・アーモンド作『Between Somewhere』『Somewhere Between』

 マクロで見ればスターゲートシークエンスの「宇宙の誕生」を思い出させます。キューブリックはそのシーンを溶液で満たした水槽に、着色した異なる溶液を落として高速度撮影しました。

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(5)ピエール・ユイグ作『100万の王国』

 月面をトボトボ歩くキャラの姿はそのままフロイド博士一行が月面を歩く姿と重なります。『2001年』の月面シーンはよくアポロ月面着陸がフェイク映像との根拠とされますが、展示室に流れる実写とフェイクを混ぜ合わせた映像がそれを示唆(茶化)していて楽しい。

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(6)森万里子作『トランスサークル』

 キューブリックとクラークは構想段階ですでにストーンヘンジへの言及をしています。人間と宇宙をリンクするものとしての巨石文明は、世界中にいたるところに存在したんでしょうね。

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(7)オノデラユキ作『月の裏側 No.1』

 月の裏側…Darkside of the Moon…狂気…ピンクフロイド…エコーズ…2001年宇宙の旅。日常風景に突如差し込まれた脈絡ない写真は、見慣れた風景に突如差し込まれた異物のモノリスを想起させます。

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(8)ネリ・オックスマン作『流離う者たち』

 現在得られる知識と技術を総動員し、宇宙空間に順応した新人類(スターチャイルド)を創るにはどうすればいいか?という制作過程の映像に見えます。

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(9)ジェームズ・ブライドル作『Se ti sabir』

 意味不明の言語が延々と流れる映像を見ていると、白い部屋で聞こえてくるリゲティを思い出します。キューブリックはあのBGM(声)をリゲティに無許可で加工して、あとで訴訟を起こされています(和解済)。

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(10)プロトエイリアン・プロジェクト(Proto-A)作『FORMATA』

 人類によるエイリアン創生プロジェクト。クラークは「充分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない」、キューブリックは高次元の存在・異星人を「科学的に定義された神」と語っています。科学はどこまで神の領域へと近づくのだろうか?

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 以上、各作家さまを全く存じ上げないまま(!)キューブリックファン、『2001年』ファン目線だけで作品解説してみました。これが正鵠を射ているかはともかく、ファンにはとっても楽しめる展示なので是非会場まで足をお運びください。会期は4月25日(日)まで。入場無料です。公式サイトはこちら
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会場エントランスに鎮座する「モノリス」。

 『2001年宇宙の旅』がいかに世界中のアーティストにインスパイアを与え続けているか、などというのは今更語るようなことでもないかもしれません。2017年には「白い部屋」のインスタレーションが展示されたこともありました。今回の企画展も、はっきりと言ってしまえば『2001年宇宙の旅』という作品がなければ存在し得なかった作品ばかりで、言うなれば「キューブリック先生とクラーク先生から出された宿題に生徒(各アーティスト)が提出した回答用紙」だと思って鑑賞すれば、さほど難解ではないのではないか、と感じました。

 展示は3つの部屋に分かれており、第1展示室は「時空の歪み」、第2展示室は「月面とポストトゥルース」、第3展示室は「隠喩としてのスターチャイルド」と題されています。これだけでも『2001年…』を鑑賞済みなら「ああ、あのことね」とピンと来るものばかりです。キューブリックは「人間が知覚できない人智を超えた存在や世界」を「人間が知覚できる映像」として描き出そうとして挑戦し、絶望的な戦いを強いられましたが、最終的には「想像できないものは想像できない」と諦めてしまいました。それから約半世紀以上、世界中のあらゆるアーティストがそれに挑戦し、そしてあいもかわらず玉砕を続けています。厳密に言えば今回の展示もその「玉砕の記録」です。しかし「玉砕と知りながらも立ち向かう人間の姿」はとても素晴らしく、感動を呼ぶものです。『2001年…』をはじめとするキューブリック作品にはその「どうしようもなく愚かで、その愚かさゆえに愛おしい人間の姿」が描かれています。キューブリック作品に「(とってもひねくれてはいるが)人間愛・人類愛」を感じ取れる感性を持っている方なら、この企画展も楽しめるのではないでしょうか。ぜひ『2001年宇宙の旅』における「自分の回答」と「各アーティストの作品」とを比べ、感じてみてください。

 会場は表参道の「GYRE GALLERY」です。MoMAのストアが入っているビルの3階と言えばわかりやすいでしょう。ラルフローレンの向かいのビルです。入場無料ですので、お気軽に立ち寄ってはいかがでしょうか。



 『2001年…』が、あなたの感情を刺激し、潜在意識に訴えかけ、神話的なものへの興味をかき立てたのなら、この映画は成功したと言える。
−スタンリー・キューブリック

 昨日、私はこの会場で、あるファンレターを見つけました。「親愛なるスタンリー、あなたはこの映画において、私たちにどのように感じ、どのように考えればよいのかということについての説明をしませんでした。あなたは責任を持ってこの映画の製作を担当しました。私の担当は、責任を持ってこの映画の意味を解釈することです」──これは正に、50年以上の時を越えた今でも生まれる、フィルムメーカーと観客の完璧な組み合わせ以外の何物でもない、そう思います。
−カタリーナ・キューブリック

(引用:『【スペシャルレポート】ニューヨーク映像博物館(Museum of the Moving Image)で開催された『エンビジョニング2001』(Envisioning 2001: Stanley Kubrick's Space Odyssey)特別イベントのレポート[その1]』




2021年宇宙の旅 モノリス
_ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ


主催:GYRE / スクールデレック芸術社会学研究所
会期:2021年2月19日(金)- 4月25日(日)
会場:GYRE GALLERY 東京都渋谷区神宮前 5-10-1 GYRE3F Tel.03-3498-6990
出展作家:赤瀬川原平(日本、1934〜2014)、アニッシュ・カプーア(イギリス、1954年〜)、ピエール・ユイグ(フランス、1962〜)、オノデラユキ(日本、1962〜) 、森万里子(日本、1967〜)、 ダレン・アーモンド(イギリス、1971〜) ネリ・オックスマン(アメリカ、1976〜)、ジェームズ・ブライドル(アメリカ、1980〜)、プロトエイリアン・プロジェクト(Proto-A)

(詳細は公式サイトへ)
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人間・・チで有名な『エクスタミネーター』(notシュワちゃん)の特大ポスターがお出迎え。

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『スクリーン』は全冊完備。表紙全部がパツキン美女な時点で時代の空気はお察し。

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映画パンフのコーナーには『シャイニング』『地獄の黙示録』『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』『スター・トレック』『マッドマックス』など有名作が鎮座。邦画は角川全盛期。

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「スターログ」のキューブリック特集掲載号もあります。

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アニメ雑誌はかなりの需実度。

 東京の中野にあるギャラリー「nakano f」で開催中の1980年代、特に1980年という時代の転換点の年にフォーカスした展示会『ミニギャラリー1980年の世界』を訪問してきました。

 1階と2階には当時のガキンチョ(!)の部屋にあった雑誌や書籍、レコードやポスター、プラモが並べられ、とってもノスタルジーな空間が広がっています。特にアニメ、SF好きには堪りません。主宰のMacleod(マクラウド)さんは昭和40年生まれ。シラケ世代と呼ばれ、やがて新人類と呼ばれるようになるこの世代にとって、1980年というのはちょうど中学生という青臭さ真っ盛りな頃。そんな痛々しく甘酸っぱい思い出を呼び起こされる展示になっています。もちろん1980年代をリアルタイムで知らない世代にとってもこの時代は非常に重要だと思います。現在ファッションで80年代リバイバルがブームになっていますが、それまで俗悪扱いされていたマンガやアニメ、SFやホラーといったジャンルが若い世代に広く浸透し、サブカルチャーがカウンターカルチャーからマニアックなカルチャーのへ転換した、つまり現在まで続く「おたく文化」が確立したのがこの1980年代という時代です。ですので現在のオタさんにも、展示されている雑誌に目を通して当時の空気を肌で感じていただけたら嬉しいですね。

 会期は2020年12月24日(木)〜27日(日)、入場無料です(詳細はこちらでご確認を)。今後は展示物をさらに充実させての再開催や、地方での開催などを検討しているそうです。今回の開催は明日だけになりましたが、同世代で同嗜好の方には昔の自分の部屋にあったモノが見つかる展示会ですので、ぜひのご訪問をオススメいたします。
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『時計じかけのオレンジ』『キューブリック作品』『フルメタル・ジャケット』『ロリータ』・・・

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『博士の異常な愛情』『2001年宇宙の旅』『シャイニング』・・・

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『バリー・リンドン』『アイズ ワイド シャット』『突撃』まで、それぞれの作家さんの個性あふれる作品が楽しめます。

スタンリー・キューブリック監督
映画特集イラストレーション展
イラストレーショングループ展


◼️日時
2020年09月08日(火)〜 2020年09月13日(日)
12:00〜19:00 (最終日17:00まで)

◼️出展者
青山功/青山タルト/井上亜矢子/KAKUTO/すがゆり/鈴木千晶/タムラフキコ/ 野口あきら/ヤギエツコ/リーカオ/若山りえこ

◼️概要
2020年没後21年となった鬼才キューブリック監督作品を特集したイラストレーション展。

◼️アクセス

◼️公式サイト




 Twitterで見かけて興味がありましたので訪問してみました。アポなし訪問だったのですが、ご厚意で掲載許可をいただきましたので展示の様子を掲載させていただきます。それぞれの作家さんのタッチのイラストを楽しませていただきました。主に俳優や映画のワンシーンが多かったですが、中には独自解釈で個性的なものもあり、とても興味深かったです。

 開催期間は2020年9月13日(日)まで。開催時間は12〜19時ですが、最終日のみ17時です。場所は東京メトロ銀座線「外苑前」駅3番出口を上がったところにあるBMW販売店の裏側になります。入場料は無料。こじんまりとしたスペースですが、興味のある方は気軽に訪問してみてはいかがでしょうか。

DSC00319「ギャラリーDAZZLE」外観
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