キューブリック関連動画

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 YouTubeに「The Beauty Of」という映像の美しい映画を採り上げたチャンネルがあるのですが、そこで紹介された『スタンリー・キューブリック』『突撃』『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』『バリー・リンドン』『シャイニング』『フルメタル・ジャケット』『アイズ ワイド シャット』の動画をご紹介。

 どの動画も編集されていますが、その編集には異論はあろうかと思います。ですが、4K映像で観るキューブリック作品はとても美しいですね。ネット環境やマシンスペックが許す限りですが、ぜひ4K映像(歯車マークから選択できます)でご堪能ください。
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 キューブリックが、上記動画にも登場するステディカムのデモ・フィルムを観たのは『バリー・リンドン』のポストプロダクションの頃でした。その時点ではスティーブン・キングの小説『シャイニング』の存在をまだ知りません。キューブリックはすぐギャレット・ブラウンに連絡を取り、私は黙っておくから、装置の正体がバレる危険性がある装置の影が映り込んだ14フレームをカットするように伝えました。その後キューブリックはどの高さまでカメラを下げられるか問い合わせをしていて、ブラウンは「ローモード」と呼ぶ装置を開発、『シャイニング』の撮影にそれを使いました。実際の撮影ではさらに床から1インチ(2.5cm)の高さまで下げるため、車椅子使うなどの工夫しました。撮影現場でブラウンは、キューブリックの多テイクぶりに驚いたそうです。

 動画でブラウンは、『シャイニング』におけるスティディカムの映像を「神視点」「悪魔的性質」と語り、「超自然現象(スーパーナチュラル)」と表現しています。まさしくそれはキューブリックが狙ったことで、『シャイニング』の数々の改変(生垣動物を生垣迷路に、こじんまりとしたリゾートホテルを各室が廊下で繋がれた巨大ホテルに)は、まず「スティディカムありき」だったことが伺えます。つまり、キューブリックは初めから「超自然現象」を視覚的に表現するために、スティディカムの映像を最大限利用つもりだったのです。小説『シャイニング』の映画化における改変は、キングとキューブリックの宗教観や家族感、映像化の方向性の違いとしてよく語られてきました。ですが、全ての権限を掌握して映画作りをするキューブリックは「欲しい映像のためにはストーリーはおろか設定さえも変更する」ということをします(例えば『2001年宇宙の旅』におけるディスカバリー号の目的地の土星を木星に変更するなど)。それはこの『シャイニング』でも同じなのです。

 キューブリックはストーリーやコンセプト、テーマを「映像で語る」監督です。キューブリックが小説『シャイニング』を、スティディカムの映像ありきで改変をしたのでは?という考察は、あまりなされてきていませんが、映画『シャイニング』を理解する上でとても重要なことではないかと考えています。
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 oozy氏によるキューブリックのアート・タトゥー制作過程の動画です。タトゥーについての是非を忘れるほど魅入ってしまいます。もうエアブラシアートと遜色ないレベルです。タトゥーの技術もここまで来ているのですね。すごい!!
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スタンリー・キューブリック:FILMMAKERS/名監督ドキュメンタリー<映画製作の舞台裏>「ライフ・イン・ピクチャー」

 謎に包まれた巨匠スタンリー・キューブリックの生涯とキャリアを探求する貴重なドキュメンタリー映画。ナレーションはトム・クルーズ。数々の写真や映像作品、ホームビデオなどの資料や、キューブリックの作品に携わったスタッフやキャストの証言によって、如何にして彼が歴史に残る偉大な名作を残したか、その作家性や独自の視点に迫る。『2001年宇宙の旅』の原作者アーサー・C・クラークをはじめ、ニコール・キッドマン、ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバル、マルコム・マクダウェル、マシュー・モディーン他キューブリック作品出演者、スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ウッディ・アレン、シドニー・ポラックら名監督など、豪華メンバーのインタビューによって明かされるキューブリックの知られざる真実がここにある。
※2001年2月にベルリン国際映画祭で初上映。その後DVD発売やTV放送が各国でされた作品。

監督/製作:ヤン・ハーラン
製作:2001年
本編:約142分
出演:スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ウッディ・アレン、シドニー・ポラック、アーサー・C・クラーク、トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバル、マルコム・マクダウェル、マシュー・モディーン 他
ナレーション:トム・クルーズ




 2001年のDVDボックスに特典として初収録されて以来、BDボックスやBS、CSなどでオンエアされてきた名作ドキュメンタリー『ライフ・イン・ピクチャー(A Life in Pictures)』が現在YouTubeで無料公開中です。長さは2時間22分と長尺ですが、キューブリック全作品を網羅し、映画に捧げたその生涯を紹介し、数多くの関係者のインタビューを収録したのですから、どんなに長くても観る価値はあります。というか、これを観ずして「キューブリック」を語ってはいけないレベルだと思います。

 『恐怖と欲望』から『アイズ ワイド シャット』までのキューブリック全13作品、『ライフ・イン・ピクチャー(A Life in Pictures)』『キューブリックの素顔(Kubrick Remembered)』の長尺ドキュメンタリー2本、『映画監督スタンリー・キューブリック』『キューブリック全書』『アイズ ワイド オープン』の分厚い関連書籍3冊。他にもキューブリック関連資料はいくつもありますが、キューブリックを「解説」するなら最低限これくらいは観て、読んでおかなければならないでしょう。それだけ人様に「解説」するというのは「知識の裏付け」という「責任」が伴うのです。ですが現実は、単にアクセスを集めたいがためにアップされた浅慮な記事や動画の数々が、ネット上や巷に溢れています。それらがいかに「知識不足」かは、これらをクリアしているファンのみなさんは気づいています(いちいち指摘はされないので、ご本人は気づかれていることにさえ気づいていない)。それを「稚拙で恥ずかしい」と思う良心が少しでもあるのなら、ただちにその無責任な行為を止めるべきです。

 私は感想や評価、好悪といったものは公表しても構わないし、大いに語り合うべきものだと思っています。しかし「解説」は違います。人様に解説するに値しない浅い知識しか持ち合わせていない(自称)ライターや解説動画制作者たちは、このドキュメンタリーを隅々まで観て、「恥を知って」欲しいものだと思っています。
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 微妙なナレ声と分かったような、分かっていないような解説でおなじみのYouTubeチャンネル「WatchMojo Japan」の『史上最高の戦争映画ランキング Top10』に『突撃』がランキングしていたのでご紹介。

 海外では評価の高い『突撃』ですが、個人的にはあまり好きではありません。カーク・ダグラスのステレオタイプなヒーロー演技と、お涙頂戴ものに走ったラストシーンが苦手なんですが、この頃のキューブリックは映画を当てようと必死だったので、かなり大衆迎合的な演出が目立ちます。とはいえ、そこはキューブリック。一番好きなのは城内での夜会で、ドアの開け閉めをやり合うシーン。舞踏会の優雅な音楽(ちなみに曲はヨハン・シュトラウス2世の『芸術家の生活』作品316)が聴こえたり、聴こえなかったりすることで、ダックス大佐の苛立ちと、兵士の死より夜会の方が大事と言わんばかりのブルーラード将軍との意見の対立を、象徴的に、皮肉っぽく描いています。とってもキューブリックらしい演出ですね。

 1位と2位は鉄板として、3位以下は名作と呼ばれる戦争映画ならどれがランクインしても違和感はないですね。個人的には『戦争のはらわた』は絶対として、『ジョニーは戦場に行った』が入って欲しかったです。『突撃』を反戦映画という人は多いですが、ダックスは理不尽な命令に反旗を翻しただけで、戦争行為そのものに反対しているわけではありません。キューブリックの主眼は軍隊という巨大システムが起こす機能不全批判にあると思っています。その点、『ジョニー…』は正真正銘の反戦映画です。

 ついでに『地獄の黙示録』についても一言。「初公開版こそ至高!Light My Fireで終われなかったからこそ、あの空爆シーンは絶対必要!!」・・・現場からは以上です(笑。
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