キューブリック関連動画

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 特別版DVDやBDに収録されている『博士の異常な愛情』の予告編に字幕を付けた動画をソニー公式がアップしていましたのでご紹介。

 この予告編を制作したのは、オープニング・シークエンスも担当したパブロ・フェロ。キューブリックは当初アーサー・リプセットにオファーしていたのですが断られてしまった(詳細はこちら)ために、当時CMディレクターをしていたパブロ・フェロにオファー。ものの見事にキューブリックの期待に応えたのでした。BGMやナレーションは『Dr. Strangelove and the Fallouts: Love That Bomb』が使用されています(詳細はこちら)。

 そのパブロ・フェロのインタビュー記事はこちら。ところで予告編最後の「月曜日、もしくは再来週の木曜日。もしくは日、水、金、火、土曜日に見てください」ってどういう意味なんでしょう・・・?当時のギャグか何かなんでしょうか?謎です。
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 来年2023年はワーナー・ブラザース創立100周年だそうで、それを記念する動画が公開されました。キューブリック作品では『2001年宇宙の旅』『シャイニング』『時計じかけのオレンジ』がフューチャーされています。まあ『2001年…』はMGM破綻後にワーナーがその権利を手に入れただけなのですが。

 さて、キューブリックは『時計…』以降の作品を全てワーナーの資金提供で製作していますが、それはワーナーが映画の内容と予算とスケジュール管理をキューブリックに一任するという、映画監督としては「破格の条件」を提示していたからで、例えば脚本や撮影中のラッシュフィルムを見せる見せないや、初号試写などもキューブリックの裁量で自由にできました。つまりワーナー側からすれば「キューブリックのやることに一切口出しできない」という、かなり不利な条件を呑んでいたということになります。それは裏を返せば「キューブリック作品は必ず利益を生む」という信頼であり、そしてキューブリックはほとんどの作品でその信頼(利益を出す)に応え続けていました(『バリー・リンドン』はかなり厳しかったようですが)。これは現在においてもスタジオ側がこれだけ映画監督に裁量権を与えることはなく、非常に稀有な例と言えるもので、この点を理解しておかないとキューブリックの映画製作のスタンスを完全に見誤ってしまいます。

 例えば、「テイクを際限なく繰り返すのは監督があらかじめビジョンを確立していないから」「スケジュール管理ができていない監督なんて無能」という批判です。これは、スタジオ側(出資側)に映画製作の権限を握られている場合には当てはまりますが、キューブリックの場合には当てはまりません。なにしろ何をどう撮ってどれだけ時間をかけるかはキューブリックの自由なわけですから、予算とスケジュールに縛られる一般の映画監督とは立場が全く異なるわけです。確かに監督がその作品のビジョンをあらかじめ確立しておき、予算やスケジュール通りに撮るというのは優秀な監督の条件ではありますが、それは予算やスケジュール、もっと言えば出資者側の(映画の内容に立ち入る)横槍にも振り回されるということであり、それはもう作家ではなく単なる専門職ということになってしまいます。つまりその認識だと「優秀な映画監督」とは「優秀な専門職人」であると言っているのと同義です。

 もちろんどんな映画監督でも「作家」でありたいと努力しているとは思いますが、出資者側の権限が強い映画界では「ただの専門職」に成り下がってしまっているのが現状です。そんな映画界の悪しき常識の範疇でしかキューブリックを語れないから「ビジョンを確立していない」「スケジュール管理ができていない」などというトンチンカンな批判をして失笑を買うのです。

 キューブリックはそんな映画界に身を置きながらも「真の映画作家」と言える稀有な監督です。その理由は映画製作に関する裁量権を握っているからで、握っているからこそ徹底的に「こだわる」ことができたのです。当たり前のことですが、こだわりを持っていない作家など存在しません。作家である以上、自己表現に関して強いこだわりがあるのは当然です。つまりキューブリックは映画作家としてこだわりが発揮できる環境を手に入れたからこそ、テイクを際限なく繰り返すことも、スケジュールを遅延させることもできたのです。キューブリックの凄さとは「映画作家としての自由を巨大資本のハリウッドで手に入れた」という点にあるのです。

 だからキューブリックは「ハリウッド資本でインディーズ映画を撮った監督」とか「世界一贅沢な自主映画監督」とか呼ばれるのです。そして世界中のあまたの映画人がキューブリックの「予算も時間も使い放題で、内容も干渉されない自由な映画製作環境」に羨望の眼差しを向けるのです。その環境を自身の才能と努力によって勝ち取ったキューブリックに憧れるのです。逆に言えばそれだけ(一般の)映画監督という職業は「作家と名乗るには制限や制約があまりにも多い職業」と言えるでしょう。

 キューブリックはナボコフやオールディズから「キューブリックはアーティストだった」と評されています。ここでいう「アーティスト」とは「作家」というニュアンスだと思いますが、作家である小説家から「作家だ」と評されるほどキューブリックは映画界で自己表現の自由を獲得していたということであり、すなわちそれは一般の映画監督がいかに作家性を摩滅させているかの反証でもあります。「スケジュールや予算を守るのが良い監督」という価値観で語る人は、映画監督の作家性を損なわせる現状を「是」として考えている人であり、そんな人に「作家」であるキューブリックを正当に評することなどできないことは言うまでもありません。

 上記の動画には「物語の力。—100年」というキャッチコピーが踊っていますが、その「物語の力」を思う存分、自由に自作に反映できた監督はどれだけいるのでしょう? しょせん映画産業は巨大な利益構造で成り立っています。ですがそんな圧力を跳ね返し、文字通り「物語の力」を発揮し続けた(全作品でそれを貫き通した)キューブリックこそ、ワーナーの100年間を代表する(映画監督ではなく)「真の映画作家」だったと、管理人は考えています。
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 国際宇宙ステーション司令官サマンサ・クリストフォレッティは、映画『2001年宇宙の旅』の象徴的なシーンを再現したコスプレで、ベルクロの靴を履いて登場しました。

(引用:動画説明文)




 『2001年宇宙の旅』の製作・公開時にはアポロ計画が進行中であり、そのアポロ宇宙船も、月着陸船も、内部は狭くてただ座っていることぐらいしかできなかったため、人間が無重力空間でどういう動きをするのか、また、どういう動作が効率的なのはわかっていませんでした。

 それがわかるのは1970年代に始まったアポロ残債消化計画(と言ったら言い過ぎ?)の「スカイラブ計画」からで、サターンロケットの胴体部分を宇宙ステーション(実際は巨大な人工衛星)に流用、その広い内部で活動する宇宙飛行士の姿が撮影されてからでした。

 以上のような経緯から、『2001年…』で予想されていた無重力空間においてベロクロ(グリップシューズ)を使った徒歩によるによる移動より、単に空間を泳ぐ(壁などを蹴って浮遊する)方が効率的とわかり、この動画でも最後の方でその方法で移動しています。つまり「キューブリックは未来予測を間違ってしまった」んですね。

 『2001年…』は未来予測の正確さもよく話題に登りますが実際は間違いも多くあり、あまり過剰に賛美するのは危険だと思います。ですが、このように現役の宇宙飛行士が時間とお金をかけ、わざわざ映画のワンシーンを再現してくれるほどのリスペクトを集めているという点において、たとえ間違いがあったとしても、やはり「偉大な作品」という評価は揺るぎないと思いますね。
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 『カルトQ』というクイズ番組がかつて存在していたのをご存知でしょうか?1990年代、ネット文化が花開く以前は深夜テレビや深夜ラジオがその役割を担っていました。その深夜の若者層をターゲットに、ゴールデンタイムでは流せない過激でマニアックで振り切った番組(『タモリ倶楽部』『カノッサの屈辱』『1or8』そして『姫TV。』とか。笑)がいくつもオンエアされていたのです。この『カルトQ』もそんな番組のなかの一つで、全国からその筋のマニアを集め、マニアックなクイズでマニア度を競うという、一般層を完全に置き去りにしたこれまた振り切ったクイズ番組でした。

 その『カルトQ』でSF映画が特集されたのは1992年11月29日。もちろんキューブリック作品も採り上げられていて、「『2001年宇宙の旅』に登場するHAL9000の誕生日はいつ?」「『時計じかけのオレンジ』でアレックスが受ける人格矯正心理療法の名前は何?」特撮技法の問題の「(スターゲート・シークエンスの)スリットスキャン」「『2001年宇宙の旅』に登場する未知の物体モノリスのタテ・ヨコ・厚さの比率はいくつ?」と4問出題されています。「HAL9000の誕生日」の正解は「1992年1月12日」ですが、回答者は年を間違ってしまっています。この番組、正誤の判定は割と甘めで、設問は「誕生日」を答えるものだったので1月12日と答えれば正解だったのに、回答者が年まで答えてしまったため、このようなことが起こったのだと想像しています。ちなみに映画版と小説版では1992年、1997年と誕生年が異なっています。その混乱を避けるために「誕生日はいつ?」という出題になったのではないでしょうか。

 「人格矯正心理療法の名前は何?」は意外にも正解者がいませんでした。回答者はいわゆる「(特撮)SF映画ファン」が集まっているのか、『時計…』のようなニューシネマ系には疎かったのかも知れません。一応『時計…』もSF映画と言えなくもないのですが、「特撮SF映画」ではありませんので、それが災いしたのだとフォローしておきます。

 残りの2問はおそらくファンであれば余裕で答えられるでしょう。その他、現在でも語り継がれる名作SF映画のクイズが目白押しです。リアルタイムでご存知のない方も(消される前に)動画を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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 米アニメ『シンプソンズ』にはキューブリック作品のパロディが多数(もちろんそれ以外のパロディや時事ネタも)登場するのですが、あまりにも多いので個別に紹介するのはやめてしまいました。するとやはり同じように思う方もいるようで、親切にキューブリック・パロだけ集めた動画がYouTubeにアップされていました。ですのでちょっと安直ですが、そのまとめ動画をご紹介します。

 動画タイトルにもあるように、シーズン1〜30までの間に散らばっていますので、こうしてまとまって視聴できると非常に助かります。登場エピソードは字幕にありますので、後追いで視聴するのに便利ですね。最後にはご本人も登場します。ぜひ楽しんでください。
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