マーティン・スコセッシがキューブリック作品の魅力について語る動画がありましたのでご紹介。訳していただいた方に感謝です。
スコセッシはキューブリックのドキュメンタリーに登場したり、インタビューなどにも応じていますが、とにかくキューブリックを褒める褒める(笑。まあ好きなんだろうなーとは思いますが、ちょっと褒めすぎでは?と思う瞬間もしばしば。まあ目の前にキューブリックの妻クリスティアーヌと、義弟のヤン・ハーランがいれば褒めるしかないですけどね。
手元に『スタンリー・キューブリック DVDコレクターズBOX』(この記事でご紹介済み)が置かれているので、このインタビューはそのプロモーションの一環でしょう。このボックスセットはデジタルリマスターされた『ロリータ』『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』『バリー・リンドン』『シャイニング(コンチネンタル版)』『フルメタル・ジャケット』『アイズ ワイド シャット』の7作品と、ドキュメンタリー『ア・ライフ・イン・ピクチャーズ』(現在無料で公開中。詳細はこちら。)がセットになったものです。この頃はまだワイドテレビは普及前で、ブラウン管のスタンダードサイズが標準だった時代。このボックスセットもそれに合わせて4:3のアスペクト比で収録されています(天地が余る場合はレターボックスで収録)。解像度はレターボックス含めて720×540ピクセル。つまり35mmネガのフルサイズ収録ですので、上映時にカットされた部分まですべて見える、ということです。
まあ、よっぽどのファンかマニアしか興味はないかもしれませんが、資料的価値は高いと思います。なぜならこれ以降のBD収録ではすべてワイドテレビに合わせて16:9にトリミングされてしまったのですから(左右が余る場合はピラーボックスで収録)。ですので、ブックオフなどの中古市場で安価に手に入るのであれば、押さえておいて損のないアイテムだと個人的には思います。
情報提供:シネマホリックさま