キューブリック作品の登場人物

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
crass4

 『スパルタカス』でローマ元老院で閥族派(オプティマス)の長老。女奴隷のヴァリニアを気に入り、スパルタカスからヴァニリアを奪おうと何かと画策するが結局果たせなかった。クラサスが同性愛者だったことを暗示させるシークエンスは、当時の検閲を考慮してカットされたが、後のTV放映やBD等では『復元版』として復活している。演じたローレンス・オリビエは実際にホモセクシャル(正確にはバイセクシャル)だったようで、マーロン・ブランドとプールでキスしていたところを目撃されている。マーロン・ブランドといえば『片目のジャック』でキューブリックと対立し、遂には追い出してしまった元凶。その二人の間では当時「やあローレンス、キューブリックとは上手くいっているかい?」「君は奴を自分の映画から追い出したそうじゃないか、マーロン」「あの若造は俺の言う事にはいっさい従わなかったからな。そういう奴は大嫌いなのを知ってるだろ?」「ああ、よく知ってるよ、マーロン・・・」などという会話が交わされた・・・のかも知れない。


KUBRICK.Blog.jp おすすめ記事





    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 『アイズ…』で、ビルとアリスの一粒種。作中特に重要な役割は担っていない。本作に限らないが、キューブリックは子供に関しては常に優しく撮っている。その代わりに周囲の大人たちは必要以上に醜悪に描く。そのコントラストが絶妙だ。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
Leelee_eyeswideshut-3_1193170421-2173286_160w

 いきなり下着姿での登場がインパクト大の貸衣装店「レインボー」店主、ミリチの娘。この時リーリーは14〜15歳のはずで、同じ15歳の割には大人っぽかったスー・リオンよりも、ロリータ役にはこんなエロロリな娘の方が良かったんじゃ、と思った人も多かった(はず)。キューブリックが「エロティックな関係を充分に描けなかった」と語った『ロリータ』制作時の積年の遺恨をここで晴らした・・・のかも。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ishot-1275

 謎めいた物語で物議を醸した『アイズ…』ですが、乱交パーティーにビルが潜入した時に会釈した仮面のカップルの正体をめぐっも、様々な解釈が飛び出しました。いわく、「貸衣装屋とその娘」とか「サボスとアリス」とか「ジーグラーとマンディー」とか・・・。そんなに勘ぐらなくても、答えは簡単なんですけどね。実はあの二人、「ジーグラー夫妻」です。意外性のない当たり前の答えですが、このパーティーが最初のクリスマス・パーティーと表裏一体の関係にある事に気が付けば自明ですね。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 『フルメタル…』で、ハートマン軍曹に徹底的にシゴかれる新兵。またの名を「ゴマー・パイル」。ハートマン軍曹に「おまえの顔を見たら嫌になる! 現代美術の醜さだ! 」「アホ面を続ける気なら目玉えぐって頭蓋骨でファックしてやる! 」「じじいのファックの方がまだ気合いが入ってるぞ! 」「ベトナム行く前に戦争が終わっちまうぞ、あほ!」など徹底的にハートマン軍曹にイビられるが、同僚のリンチを機に頭のネジがぶっとんでしまい軍曹を射殺、そして自身も銃口を銜えて脳天をぶち抜き自殺する。

 できそこないの兵隊(銃弾)は製造過程で排除する・・・それがパリスアイランド「兵隊工場」の役目であり、その現場監督が軍曹であったというだけの話。自身を打ち抜いた銃弾が「フルメタル・ジャケット」であったのはいかにもキューブリックらしい皮肉だ。

このページのトップヘ