作品概要/ストーリー紹介

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フルメタル・ジャケット [Blu-ray](amazon)


   邦題/フルメタル・ジャケット
   原題/Full Metal Jacket
  公開日/1987年6月26日(116分、カラー、ワイド)
 日本公開/1988年3月19日
 製作会社/ワーナー・ブラザーズ
製作総指揮/ヤン・ハーラン
   製作/スタンリー・キューブリック
   監督/スタンリー・キューブリック
   脚本/スタンリー・キューブリック
      マイケル・ハー
      グスタフ・ハスフォード
   原作/グスタフ・ハスフォード『ショート・タイマーズ』
   撮影/ダグラス・ミルサム
   編集/マーティン・ハンター
   音楽/アビゲイル・ミード
   美術/アントン・ファースト
   出演/マシュー・モディーン(ジョーカー)
      リー・アーミー(ハートマン教官)
      ヴィンセント・ドノフリオ(ゴマー・パイル)
      アーリス・ハワード(カウボーイ)
      ケヴィン・メイジャー・ハワード(ラフターマン)
      アダム・ボールドウィン(アニマル・マザー)
      ニョック・リ(ベトナム人狙撃兵)
      ほか
   配給/ワーナー・ブラザーズ



 サウスカロライナ州、パリスアイランド海兵隊新兵訓練基地。ハイスクールを出たばかりのジョーカーは達は髪の毛を刈られ、屈強な海兵隊員になるべく8週間に及ぶ厳しい訓練を課せられる。いきなり情け容赦ないハートマン教官から罵詈雑言を浴びせられ、ハードな特訓に耐えるしかない日々が始まった。同僚のレナードは基礎体力もなく、銃の扱いや行軍など何をやらせても駄目な落ちこぼれだった。ある時、ハートマンの鉄拳制裁に怯まなかったジョーカーは班長に任命され、レナードの教育係をしろと命令される。マンツーマンで銃の扱いや靴の紐通し、毛布のたたみ方まで丁寧に指導するジョーカー。そのおかげかレナードは少しずつ訓練をこなせるようになってきた。

 ある夜身辺チェックの時、レナードが食堂からくすねたドーナツを隠し持っているのが見つかってしまう。怒ったハートマンはレナードに罰を与えず、連帯責任として小隊に罰を与えるようになった。それに怒った面々は就寝後、レナードにリンチを与えることを企てる。石けんをタオルにくるみ、レナードを殴るのだ。躊躇したジョーカーも促され、結局リンチに参加するのだった。すると翌日から見違えるように優秀な訓練兵になったレナード。しかし眼光は異常だ。銃を手入れするレナードは銃にシャーリーンと名を付け話かけるようになるが、射撃の腕も上達し、銃の扱いや態度にも遥かに進歩を見せた。

 訓練基地卒業の日、ジョーカーは報道班への配属が決まる。だがその日の夜、レナードは遂に人格崩壊を起こし、トイレで実弾の「フルメタル・ジャケット」が装填された銃を持っている所を、歩哨のジョーカーに発見される。やがて騒ぎを聞きつけやってきたハートマンを銃殺、自らも銃を口に銜えて自殺し、ジョーカーはその狂気の一部始終を目撃する。

※ネタバレ注意

 ベトナム、ダナン。「スターズ・アンド・ストライプス」の記者となったジョーカーはカメラ担当のラフターマンとコンビを組んでいた。テト攻勢の噂を聞いたジョーカーは上司のロックハート中尉に質問するが、単なる噂だと相手にされない。それよりプロパガンダ用の捏造記事を書くようにと指示される。夜、宿舎で寛いでいたジョーカーはベトコンの奇襲に晒される。テト攻勢だ。なんとか敵を撃退し被害は小規模だったが、北ベトナム軍はケサンやフエなど全土で反攻を開始しており、米軍は劣勢になりつつあった。

 ジョーカーはラフターマンと共にはフバイに転属になり、ジャニュアリー大尉の部隊に配属された。途中北ベトナム軍の虐殺現場を取材するが、そこでピースバッチと生来必殺の意味を問われる。H中隊第1小隊と合流した二人は訓練基地時代の友人カウボーイと再会する。最前線での熾烈な戦争をくぐり抜けていたその部隊は、一種異様な凄みを持った連中ばかりだった。その後部隊と行動を共にし、フエに転戦。地上戦に参加し二人の戦死者を出した。それをTV局は取材し、小隊にインタビューした。

 廃墟に潜む敵の掃討作戦を命じられた小隊は、ブービートラップでクレイジー・アールが戦死、小隊の指揮はカウボーイが執ることになる。敵の狙撃兵は斥候に出たエイトボールを狙う。撃たれたエイトボールを助けようとドク・ジェイが向かうがドクまで撃たれる。二人の元に急いだアニマル・マザー。だが二人は戦死し、アニマル・マザーだけ建物への接近に成功、小隊を呼び寄せる。しかし建物の穴を狙って狙撃され、カウボーイが戦死する。何とか敵の潜む建物に辿り着いたジョーカーは狙撃兵を発見した。撃とうとした瞬間ライフルが故障するがそれをを助けたのはラフターマンだった。倒れた狙撃兵を見るジョーカー、するとそれは年端も行かぬ少女だった。瀕死の少女と対峙するジョーカーは「私を撃って」と懇願する少女に、逡巡した後とどめを差す。

 作戦は終了。だがこれからも戦闘は続いてゆく。燃える瓦礫の中、ミッキマウスマーチを歌いながら部隊は引き上げて行く。


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2001年宇宙の旅 [Blu-ray](amazon)


  題名/2001年宇宙の旅
  原題/2001:A Space Odyssey
 公開日/1968年4月6日(152分、カラー、シネラマ)
日本公開/1968年4月11日
製作会社/MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)
  製作/スタンリー・キューブリック
  監督/スタンリー・キューブリック
  脚本/スタンリー・キューブリック
     アーサー・C・クラーク
  撮影/ジョフリー・アンスワース
     ジョン・オルコット
  編集/レイ・ラヴジョイ
  音楽/リヒャルト・シュトラウス
     ヨハン・シュトラウス
     アラン・ハチャトーリアン
     ギョルギ・リゲッティ
  美術/トニー・マスターズ
     ハリー・レンジ
特撮考案/スタンリー・キューブリック
特殊効果/ウォーリー・ヴィーヴァース
     ダグラス・トランブル
     コン・ペダースン
     トム・ハワード
  出演/キア・デュリア(デヴィット・ボーマン)
     ゲイリーロックウッド(フランク・プール)
     ウイリアム・シルヴェスター(ヘイウッド・フロイド博士)
     ダグラス・レイン(HALの声)
     ダン・リクター(月を見るもの)
     レオナード・ロシター(スミスロフ)
     マーガレット・タイザック(エレナ)
     フランク・ミラー(地上管制官)
     ヴィヴィアン・キューブリック(フロイト博士の娘)
     ほか
  配給/MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)
  受賞/1968年アカデミー賞
     特殊視覚効果賞(スタンリー・キューブリック)受賞



 約400万年前のアフリカ。肉食を知らない人類の祖先「猿人」は絶滅の危機に瀕していた。そんなある夜、群れの眼前に謎の黒い石版「モノリス」が突如として現れ、それに触れた猿人達は「武器を用いる」という啓示を受ける。骨という武器を手に入れた猿人達はバクを撲殺して食肉を得、他の群れを殺して水飲み場を確保し、絶滅の危機からこの星の支配者へと変貌を遂げたのだった。

 西暦1999年、地球衛星軌道上のスペースシャトルにはフロイド博士ただ一人が搭乗していた。彼はある特命を帯びて月へ向かう途中で、それは月面で謎の黒い石版が掘り出されたのでそれを調査せよというものだった。衛星軌道上に浮かぶ宇宙ステーションで月連絡船に乗り換えて月に向かうフロイド博士。月では伝染病発生の噂が流れていたが、それは謎の石盤発掘を他国に悟られないためにアメリカ政府が流したデマだった。月に到着した博士は会議の後、早速発掘現場であるティコ・クレーターに向かう。そこには猿人の前に現れた「モノリス」と同形の物が発掘されていた。やがてモノリスは太陽の光を浴び、謎のノイズを発するのだった。

 西暦2001年、木星へと向かう惑星探査船「ディスカバリー号」の船内。現在活動しているのは船長のデイヴィット・ボーマンと副船長のフランク・プール2人だけで、残りのクルー3人は惑星探査が専門なので人工睡眠中だ。宇宙船の全ての管理を行っていたのはコンピューターHALだ。活動中のクルー2人はHALの監視とマスコミ対応が主な仕事で、退屈ながらも平穏無事な空気が船内に流れていた。突如HALがアンテナの故障を予報した。2人はアンテナの修理を決定し、船外活動を経て問題の発生したユニットを交換する。ところが持ち帰ったユニットには何の異常も見られなかった。悩んだ2人は発生の原因を突き止めようと、問題があると報告されたユニットをアンテナに戻し、実際に故障が発生するか確かめる事にした。しかし同時にもっと深刻な事態であるHALの故障である可能性を考慮し、HALの切断も検討していた。

※ネタバレ注意

 予定通りプールがユニットをアンテナに戻すために船外に出た。するとスペース・ポッドが暴走しプールを弾き飛ばしてしまった。あわてたボーマンは別のポッドでプールを救出する。その間にHALは人工冬眠中の3人を殺害した。ボーマンはプールを抱えポッドで船に戻ってきた。しかしHALは船内に入るのを拒否。読唇術で2人が自身の切断を検討している事を知ったHALは、全ての人間を排除する実力行使に出たのだった。HALに翻意の可能性がないことを悟ったボーマンはプールの遺体を遺棄し、ポッドの扉を爆破するという強硬手段で船内に戻った。すぐにHALのロジック・メモリー・センターにおもむき、切断作業に着手する。その時、突然秘匿されていたビデオ・メッセージが流れ、この旅の本当の目的が告げられた。画面に現れたフロイド博士は、2年前に月で謎の石盤が発掘され、それが地球外知的生命体のものだと判明した事。その石盤が信号を発した先に木星があった事。その調査に5人のクルーとHALが当たる事。そして真の目的はHALにしか知らされていなかった事が告げられた。

 木星圏にただ一人到達したボーマンは軌道上に巨大なモノリスを発見し、スペース・ポッドで調査に向かった。すると突然宇宙空間から光が溢れ出し、その中に吸い込まれていった。夢とも現実ともつかない光の回廊を抜けたボーマンは白いホテル風の部屋に到着する。そこには食事もベットも用意されていた。しかし時間の進むスピードが早く、あっという間に年を取り死の床についた。するとそこにモノリスが現れ、手を延ばすとボーマンは胎児(スター・チャイルド)に変貌を遂げ、地球圏へと帰還した。スター・チャイルドとして宇宙に浮かぶボーマン。その瞳が見詰める先には青い地球が光っていた。

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アイズ ワイド シャット [Blu-ray]


   邦題/アイズ ワイド シャット
   原題/Eyes Wide Shut
  公開日/1999年7月16日(159分、カラー、モノクロ)
 日本公開/1999年7月31日
 製作会社/ワーナー・ブラザース
製作総指揮/ヤン・ハーラン
   監督/スタンリーキューブリック
   脚本/スタンリーキューブリック
      フレデリック・ラファエル
   原作/アーサー・シュニッツラー『トローム・ノヴェル』
   撮影/ラリー・スミス
 特殊効果/ガース・インス
   美術/レス・トムキンズ
      ロイ・ウォーカー
   編集/ナイジェル・ゴルト
   出演/トム・クルーズ(ウイリアム〈ビル〉・ハーフォード)
      ニコール・キッドマン(アリス・ハーフォード)
      マディソン・エジントン(ヘレナ・ハートフォード)
      シドニー・ポラック(ヴィクター・ジーグラー)
      トッド・フィールド(ニック・ナイチンゲール)
      マリー・リチャードソン(マリオン)
      ソーマス・ギブソン(カール)
      ほか
   配給/ワーナー・ブラザース



 ニューヨークに暮らす内科医ビル・ハーフォードとその妻アリス。可愛い娘にも恵まれ、何不自由なく暮らしていたビルは、患者の一人、ヴィクターからクリスマス・パーティーに招待される。そこでビルは旧友のナイチンゲールと再会し、またドラッグで意識を失ったヴィクターの愛人マンディを介抱する。

 次の日の夜、妻に前夜のパーティーで突然モデルと姿を消した事を問い詰められ、勢いで妻の浮気願望を聞かされる羽目になってしまう。ショックを受けたビルは、受け持ちの患者の容体の急変を知らせる電話に慌てて家を飛び出すが、その患者の娘マリオンに愛を告白され、また娼婦のヌエラには部屋に招かれる。だがどちらもビルは事に及ばなかった。

 夜のNYを彷徨うビルは、ナイチンゲールが演奏している店を見つけ、再び再会。そこでビルはナイチンゲールから奇妙なパーティーの話を聞かされる。興味をそそられたビルは、ナイチンゲールから入場のパスワードを聞き出し、郊外の屋敷で秘密裏に行われているパーティーに潜入する。だが、そこで彼は信じられない光景を目撃する。それは、参加者が全員全裸に仮面を付けてセックスに耽るという、いわゆる「乱交パーティー」だった。

※以下ネタバレ注意

 邸内を見て回るビルに、突然謎の女が現れ「ここは危険だからすぐ立ち去るように」と警告する。だがビルは従わない。やがて主催者に正体を見破られたビルは、衆人監視の元で服を脱ぐように強制される。それを助けたのは先の「謎の女」だった。

 辛うじて自宅に戻ったビルは、昨夜の謎を解きあかそうと邸に出かけたり、ホテルにナイチンゲールを訪ねる。そんなビルを尾行し、「これ以上詮索するな」警告する謎の老人。それでもビルは、昨夜助けてくれた女性がヴィクターの愛人マンディだと突き止める。だが、彼女はドラッグ中毒ですでに死亡した後だった。

 混乱するビルは、ヴィクターから全てを知らされる。それはビルにパーティーの秘密を口外しないよう脅すため、ヴィクターが仕組んだ「嘘」「ゲーム」だ、というものだった。納得のいかないまま自宅に戻るビル。だがアリスの眠る枕元には、ビルが例の夜につけていた仮面が置いてあった。

 全てをアリスに告白し、許しを乞うビル。打ちひしがれるビルにアリスは「それよりもっと重要な事があるわ」と告げる。「ファック」と。

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