キューブリック関連書籍

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 映画製作と配給の巨頭である「Warner Bros.Pictures(ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ)」と協力し風刺映画で有名な「A Clockwork Orange(時計じかけのオレンジ)」とのコラボレーションウォッチを発表する。1962年に登場した同名の社会風刺小説を基に、1971年に上映が開始された「時計じかけのオレンジ」は、反社会的な非行者でありながら、独特な魅力でカリスマ性を秘めた中心人物「Alex De Large(アレックス・デ・ラージ)」によるクラシック音楽、窃盗、暴力など、管理主義の社会を風刺した作風が一躍世界中で大ヒットを遂げた。今回発表されるコラボレーションウォッチは、D1 MILANOでも人気の薄型モデル「Ultra Thin(ウルトラ シン)」シリーズを採用し、アレックスのまつ毛をデザインした短針やリューズトップ、裏蓋のトップハット刻印、ギャング集団の衣装をイメージした白いサスペンダー風ホワイトベルトなど、映画を象徴するアイコンが各所に散りばめられている。

価格:39,600円(税込)
ケース:316Lステンレススチール
風防:防反射加工サファイアガラス
バンド:ナイロン
ムーブメント:Miyota 1L22(クォーツ)
ケースサイズ:40mm
ケース厚み:7.0mm
バンド幅:23〜16mm
防水:5ATM

ご購入はリンク先へ(2000円OFFクーポンあり※要会員登録):Jewelry Connection
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 この「D1 MILANO」という時計ブランドがどの価格帯なのかよく存じ上げないのですが、39,600円というのは時計としては高くないですね。個人的には時計はしない人なので興味はないのですが、それと言われなければ気づかないさりげないデザインがいい感じ。パッケージも凝っていますが、限定でオリジナルスカーフが付属するそうです。プレゼントなどには良いチョイスかもしれませんね。
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この人を見よ!歴史をつくった人びと伝 4 手塚治虫(amazon)


 ある日、図書館にある検索の端末に何気なく「スタンリー・キューブリック」と入力したところ、この書籍がヒットしました。キューブリックと手塚治虫といえば例の手紙のエピソードだろうな、と思って確認のために本棚を探したのですが目的の本がみつかりません。仕方がないので係の方に案内をお願いし、案内されて驚きました。なんと「児童書」のコーナーにあったのです。手に取って読んでみると、なるほど児童書なのですが、手塚治虫の数あるエピソード(「伝説」ともいいますが。汗)の中でこれが選ばれるとは、となかなか感慨深いものがありました。

 この本を読んだお子さんがキューブリックのことを知り、やがて「映画沼」にハマっていく・・・という事例がどこまで現実味があるかは全く想像できませんが、Twitterで「お父さんの持ってたDVDで『2001年宇宙の旅』を観た」とか、「家にあった『時計じかけのオレンジ』を観ようとすると親に止められた」などといったツイートをたまに見かけることがあります。「キューブリック作品はこうして継承されていくんだなあ」と感慨にしたってよいものやら悩むのですが、そのアーティストや作品との出会いが人生のどの時期の、どういう形であっても、「出会うものには遅かれ早かれ出会ってしまうもの」だと思っています。まあ、出会ってしまったのなら仕方がありません。潔く諦めていただいて(何を?笑)、その後の人生を「正しく狂わせて」いただけたらな、と老婆心ながら思っております。
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映画秘宝EX 映画の必修科目01 仰天カルト・ムービー100(amazon)


 『時計じかけのオレンジ』が「カルト映画」と称されることに違和感を感じているファンの方は多いと思いますが、私もその中の一人です。その理由を「『時計…』はなかなかビデオ化されなかったので、その間に幻の作品扱いされてしまったからでは?」と勝手に思い込んでいたのですが、こんなムックが発売されていたのを最近知りました。そりゃ「カルト」と呼ばれるはずです。

 個人的なことで恐縮ですが、私は「映画秘宝」(1995年にムックとして創刊、1999年に雑誌化)という雑誌は存じ上げてはおりましたが、一度も読んだことがありません。理由は「その頃は雑誌を読まなくなっていた」からです。当ブログの前身であるキューブリックのファンサイト「Catacomb」は1998年1月スタートです。当時のインターネットはGoogleもなければwikipediaもありません。資料は全て書籍です。ですので、ホームページ制作のために、キューブリックの一次資料の収集に明け暮れていた私に、この「映画秘宝」を手に取る機会は全くなかったのです。

 というわけで、このムックが映画秘宝編集部のどういう経緯で企画され、出版されたのか、また、その頃の映画秘宝という雑誌の「空気感」を私は全く知らない、という前提で感想を言いますと、「おおよそカルト映画とカテゴライズするにはふさわしくない作品が数多く紹介されている」というものです。これは想像ですが、本を売らんがために、有名作・人気作を敢えて「カルト映画」として紹介しているのではないでしょうか。もちろんそれ自体は版元として、売上をあげたいがための「必要な措置」なのかもしれませんが、ファンにとっては迷惑な話です。なぜなら、わざわざこのムックを古本で購入し、こんな訂正記事を書く羽目になってしまったのですから。

 『時計じかけのオレンジ』に限って言えば、『ロードショー』というミーハー雑誌(敢えて言います。笑)の1972年の読者人気アンケートで堂々「2位」にランクインしている大ヒット・大人気作品が、「カルト映画」であるはずがありません。なにせ1位が『ゴッドファーザー』、3位が『死刑台のメロディ』なのです。こんな作品のどこが「カルト」なんでしょう? では『時計…』以外はどうなのかというと、このムックが『カルト映画』として紹介している作品の一例をピックアップすると、以下のようになります。

『バーバレラ』
『007/カジノロワイヤル』
『サイレント・ランニング』
『悪魔のいけにえ』
『ファントム・オブ・パラダイス』
『ロッキー・ホラー・ショー』
『ゾンビ』
『1941』
『ブルース・ブラザース』
『マッドマックス2』
『ブレードランナー』
『遊星からの物体X』
『ガープの世界』
『死霊のはらわた』
『スカーフェイス』
『未来世紀ブラジル』
『ブルーベルベット』
『ビートルジュース』
『グレムリン2/新・種・誕・生』
『パルプ・フィクション』
『恋する惑星』
『ムトゥ・踊るマハラジャ』
『スターシップ・トゥルーパーズ』
『バッファロー’66』
『ラン・ローラ・ラン』
『ファイトクラブ』
『メメント』
『ズーランダー』

・・・えっと、映画初心者さん向け名作映画紹介ムックでしょうか?(笑。ここまでピックアップすればある事実に気づきます。実はこれらの作品は表紙や裏表紙のカラーイラストに採用されているのです。つまり「本を売らんがための釣り」ということですね。この件に関しては出版当時も批判されたようで、いくつかの書籍レビューでそれを確認することができます。

 このムックが出版された2011年というのは出版不況が騒がれていた頃でした。版元である洋泉社にとっても、出版は慈善事業ではありませんので、本を売らなければならないのは理解できます。ですが、ネットと違って書籍は「残り」ます。出版されたおおよそほとんどの書籍は国立国会図書館にアーカイブされることはよく知られた事実です。つまりネットのように「なかったことにはできない」のです。もちろん版元はそれを承知の上で、このムックを「売ろう」としたのだと思いますが、結局2020年に洋泉社は解散してしまいました(正しくは「双葉社に吸収された」)。つまり「版元は消えても書籍は残ってしまった」わけです。

 まあ、このムックを真に受けた読者の方には罪はないので、あまり厳しくは言いたくはないのですが、この記事にたどり着いた方は、もうこれで「カルト映画」というものを正しく理解していただいたということで、今後は「『時計じかけのオレンジ』はカルト映画」などという間違った認識を流布しないでいただけたら(ネット、リアル問わず)と思います。また、このような二次情報書籍をソースに安易な記事を書く、ネットライター様も同様にお願いいたします。

 なお、このムックには正真正銘の「カルト映画」も掲載されていますので(たぶんこちらが編集部の本音では?)、そちらはそちらで存分に「カルト感」をお楽しみください。また、続編である『映画秘宝EX 映画の必修科目10 仰天カルト・ムービー100 PART2』(amazon)も出版されていますので、よりディープなカルト作品を楽しみたいのであれば、そちらもオススメいたします。
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IndieWire誌がピックアップした「キューブリック本」。なんと全て未邦訳。

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『Stanley Kubrick and Me: Thirty Years at His Side』
by Emilio D’Alessandro


 ドキュメンタリー『キューブリックに愛された男』の種本で、映画制作前に出版された。キューブリックの専属運転手兼アシスタントだったイタリア人、エミリオ・ダレッサンドロの回顧録。


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『Stanley Kubrick: A Biography』
by John Baxter


 ジョン・バクスター著の「もう一つの」キューブリックの評伝。邦訳されているのはヴィンセント・ロブロット著のもの。


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『Kubrick』
by Michael Herr


 『フルメタル・ジャケット』を共同で脚本を担当した、マイケル・ハーのキューブリックとの回顧録。『シャイニング』の共同脚本担当で小説家のダイアン・ジョンソンによると、キューブリックの実像は「マイケルの書いた通り」だそうです。


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『The Stanley Kubrick Archives』


 イギリスのロンドン芸術大学にある「スタンリー・キューブリック・アーカイブ」に収蔵されている資料をまとめた資料集。いくつか判型の違いが存在するので注意。


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『Stanley Kubrick Produces』
by James Fenwick


 キューブリックの未製作作品を含めた映画製作実績をまとめた本。


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『Stanley Kubrick’s Napoleon』


 キューブリックが、未完の大作『ナポレオン』製作のために集めた資料をまとめた豪華資料集。


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『Stanley Kubrick: New York Jewish Intellectual
by Nathan Abrams


 キューブリックのユダヤ人としての側面にスポットを当てた評伝。



 以上ですが、IndieWire誌がこの7冊を「魅力的」とした理由は定かではありませんが、どちらにしても日本では「全て未邦訳」という悲しさ。これをご覧になった出版関係者の方はぜひ邦訳をご検討ください。なお、各書籍の解説は管理人が記したもので、引用記事の和訳ではありませんので何卒ご了承ください。

(引用元:IndieWire『Stanley Kubrick: 7 Fascinating Books on the Legendary Director』/2021年4月19日
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スペースエイジ・インテリア(amazon)


 いわゆる「ミッドセンチュリー」な家具で「レトロフューチャー」なインテリアを紹介したムック本です。「実際こんな部屋に住めるの?」と驚くばかりの部屋ばかりですが、居住者それぞれのこだわりが詰まった部屋はみているだけでも楽しいですね。もちろん、実現させるにはお金も(収集する)時間もかかったんだろうな、というのは容易に想像できます。

 タイトルの『スペースエイジ』でまず、思いつくのは『2001年宇宙の旅』の宇宙ステーションに置いてあったオリビエ・ムルグ作の「ジン・チェア」。本誌でも小川隆・ユキヨ夫妻や山下修平さんの部屋に置かれています。このチェアはとても人気があるので、カフェや美容室に置かれている場合もあるそうなのですが、確実に座ってみたければラスクで有名な群馬県にある「ガトー・ハラダ本館シャトー・デュ・ボヌール」の店舗に置かれているので、機会があれば訪問してみてはいかがでしょうか。

 本誌には他に扉ページに『時計じかけのオレンジ』のヌードマネキンや、刈谷翼さんの部屋紹介には『シャイニング』237号室のカーペット柄のカーテンも登場しています。刈谷さんはこのカーテンを自作されたのことですが、せっかく本文で「姉の影響でキューブリック作品に触れてきた」と紹介されているのに、『シャイニング』の件には触れずじまい。いや、そこは触れてあげようよ、とちょっと思ったり。

 こんな部屋に住んでみたい!と考えている方にはとっても参考になりそうなムックですが、いずれにせよ家具のお値段が・・・。この本が言う「2021年・宇宙部屋の旅」を実現するにはとってもお金がかかりそうです(世知辛い。汗)。

情報提供:オリオンさま
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