第44回アカデミー賞監督賞ノミネート

ウィリアム・フリードキン:『フレンチ・コネクション』
ピーター・ボグダノヴィッチ:『ラスト・ショー』
ノーマン・ジュイソン :『屋根の上のバイオリン弾き』
スタンリー・キューブリック:『時計じかけのオレンジ』
ジョン・シュレシンジャー:『日曜日は別れの時』

監督賞受賞

ウィリアム・フリードキン:『フレンチ・コネクション』

(引用:wikipedia/第44回アカデミー賞




 おそらく、キューブリックが最もアカデミー賞監督賞に近づいた瞬間がこの瞬間だったと思います。第41回アカデミー賞での『2001年宇宙の旅』は、評価がまだ確定しなかった時期なので仕方ないかもしれません。第48回アカデミー賞での『バリー・リンドン』は、対抗馬の『カッコーの巣の上で』が強過ぎてちょっと難しいでしょう。この第44回アカデミー賞で監督賞(作品賞も)を受賞したウィリアム・フリードキンの『フレンチ・コネクション』ですが、もちろんアカデミー賞を受賞するにふさわしい「良作」ではあると思います。ですが、『フレンチ・コネクション』と『時計じかけのオレンジ』では、後者の方がアカデミー賞にふさわしいと思う人は多いと思います。個人的には監督賞、作品賞のどちらかを(できれば監督賞)をキューブリックに贈って欲しかったですね。

 ちなみにそのフリードキン、受賞後に映画記者に対して「今年の最優秀映画監督はスタンリー・キューブリックだと思う。実際は、今年だけでなく常に最優秀だ。以上」と応えたそうです。そのキューブリックはアカデミー賞授賞式には一度も参加していません。パーティー嫌いで飛行機嫌いのキューブリックが、式典のためにわざわざロスへ飛ぶなど考えられませんが、その「不参加」がアカデミー会員の心象を悪くした可能性はあります。まあ・・・この点については弁護のしようがないですね(苦笑。