訳出したコメントは11:11から。

〈前略〉

 キッドマンは『アイズ ワイド シャット』で映画監督スタンリー・キューブリックと共に学んだことを思い出しています。

 「私は最初から最後まで台本を読むように教えられていたのですが、最初に台本を読むときは、先入観がないのですべてを書き留めておくようにしていました。二度と初読の機会はないからです。再読したときはアプローチの仕方が違ってきます。でも、初読は新鮮な反応を得ることができます。だからすぐに自分の気持ちを書きとめて、それを汲み取れるようにしておくのです。スタンリー・キューブリックは私にそう教えてくれた人で、それは素晴らしいものでした。私は今もそれを続けています。 それには常に豊富な情報が含まれているからです」

(全文はリンク先へ:BACKSTAGE/2021年1月28日




 キューブリックも映画化する小説を探して本を読む際、

ストーリーの第一印象はとても大切だ。一般の観客が初めて映画を見て感じるフレッシュな印象、それと共通するものがあるから大切にしなければならない。
(詳細はこちら

と語っていて、実際に大量の書き込みをした原作本が遺されています。キューブリックはそれを有益と考え、俳優にも推奨していたんですね。ニコール・キッドマンとキューブリックは相性が良かったようで、インタビューでも非常に好意的な話ばかりしています。キッドマンはそれまでの撮影は短期間であり、自分の演技に納得できなくても我慢しなければならなかったが、キューブリックの場合はじっくりと演技に臨むことができたので不安はなかった旨の話をしていました(詳細はこちら)。

 これから映画・映像製作や役者を目指す方、また現在そういった仕事をされている方には、この「初読の印象をメモしておき、あとでそれを読み返す」という方法は有益だと思います。ぜひキューブリックやキッドマンの真似をしてみてください。