2024年01月

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Stanley_Hotel

「パラノーマル・アクティビティ」シリーズや「パージ」シリーズ、「ゲット・アウト」「M3GAN ミーガン」など、数々のホラー映画やスリラー映画を世に送り出してきたブラムハウスが、スティーブン・キングの小説「シャイニング」の舞台であるオーバールック・ホテルのモデルとなった米コロラド州エステスパークのザ・スタンレー・ホテルに新設される展示スペースのキュレーションを手がけることがわかった。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画.com/2024年1月30日




 ザ・スタンレー・ホテル(スタンリー・ホテルとも)は小説版・TVドラマ版の舞台になったホテルで、キューブリックの映画版とは異なり真逆の瀟洒な白いホテルです。そのスタンリー・ホテルにホラー映画の展示スペースが新設されることになったそう。

 スタンリー・ホテルには生垣迷路があるのですが、それはキューブリックの映画版からの引用です。おそらく宿泊客から「あれ?迷路はないの?」と言われて作ったものだと思いますが、映画版の舞台になったティンバーライン・ロッジには生垣迷路はありません。まあ、あちらは世界的に有名なスキーリゾート&ホテルなので、特にそういった「工夫」をしなくても良いのでしょう。

 一方のスタンリー・ホテルはというと、あれこれと集客に工夫を凝らしています。記事の展示スペースもその一環なのでしょうけど、この動画(個人のvlogなので注意)を観ると、キューブリックの『シャイニング』に思いっきり便乗してます(汗。商魂たくましいと言いましょうか、このホテルは映画版とは直接関係ないのに・・・何だかな、という感じです。
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Full-Metal-Jacket-2
画像引用:IMDb - Full Metal Jacket

 このシーンは1968年1月のテト攻勢の一部であるフエ市での戦いを描いている。戦車が前進し、海兵隊が戦車の後ろに回る。しかし、その後、銃撃があった。つまり、事前に見通しを立てていたわけだ。でも、面白いのは、海兵隊員が立ち上がってすぐに、事前照準したそのエリアに入っていくんだ。もし私が悪者、つまり敵だったら、海兵隊がすぐそこにいる間にもう一度発砲していただろう。でも、彼らはそんなことはしない。

 はっきり言っておくが、ここはフエ市とはまったく似ていない。フエ市には、あのような高いビルはない。ビルが密集している。操縦スペースもあまりない。だがここではとても開放的に見える。これはロンドンの郊外、ベクトン・ガス工場で撮影されたからだ。ロンドン郊外だから曇り空なんだ。そのため、フエの戦いではほとんどの時間曇り空で、航空支援が入りにくかった。

 さて、冒頭で建物から発砲が始まったとき、スナイパー1人ではなく、機関銃が何丁も設置されていることにお気づきだろうか。スナイパーなら2、3発撃ってその場から逃げ出すだろう。彼らはその場にいるから動くのは難しい。だから海兵隊は、この地域を砲撃して彼らを攻撃しようとするんだ。

 そうだ、そこで彼は写真を撮っている。兵士が立派なカメラを持っているのは珍しいことではなかった。たまに休暇が取れるからね。サイゴンやホーチミンに行ったりね。将校であれば、香港やそのような場所に行くことができ、それほど高くなくても本当にいいカメラを買うことができた。

 そして、これはベトナム人民軍のスナイパーだっただろう。ベトナム人民軍のスナイパーは特定の標的を狙う。ベトコンのスナイパーは混乱と恐怖を引き起こすだけの戦術を使う傾向があった。だからランダムに誰かを撃つ。無線ヘッドセットをつけて無線で話している男がいたら、おそらく将校だろう。格好の標的だ。視覚的な部分や設定が、私にはすべて間違っているように見える。曇り空以外は現実的だ。どうだろう。たぶん6点かな。

(全文はリンク先へ:SCREEN RANT / Stanley Kubrick's 1987 War Movie Has Some Visual Details "Wrong," Says Expert/2024年1月26日




 専門家が言うならまあそうなんだろうな、という感想ですね。公開当時から「フエ(ベトナム)には見えない」という評はあったし、CGでいくらでもリアルな映像が作れる現在からすると、リアリティに欠けると言う評価は納得できます。

 ですが、公開当時に「撮影は全部ロンドン周辺とイギリス南部」と何の事前情報もなしに看破できた人はほとんどいなかったと思います。少なくとも管理人は違和感なく受け入れていました。まあ、これもキューブリックの飛行機嫌いと遠方ロケ嫌いがなせる技なのですが、本人も「奇跡のように1平方キロに及ぶ廃墟が見つかった。本当の建物を破壊するというこのような機会に巡りあったものは、未だかつてないと思う」と満足げだったので、まあいいんじゃないでしょうか。
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 微妙なナレ声でおなじみのWatchMojo Japanさんですが、『最も怖い映画のパフォーマンス』というテーマで9位に『時計じかけのオレンジ』のアレックス、 5位に『シャイニング』のジャック・トランスがランクインしました。まあ『シャニング』のジャック・ニコルソンはわかるのですが、『時計じかけのオレンジ』のマルコム・マクダウェルは、なんかちょっと違うような。「最も怖い」ではなく「最も狂気じみた」が適しているように思えますね。

 他、ランクインしたキャラクターたちは、映画ファンなら順位はともかく順当なトップ10入りだと思います。逆に新鮮味は薄い気がしますが。そんな中、キューブリックが2作品もランクインしてくるというのは、やはりその「画力(えぢから)」の強さにあるんでしょうね。
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 A24製作、ジョナサン・グレイザー監督の最新作で、第76回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞、第81回ゴールデングローブ賞で作品賞(ドラマ部門)ほか3部門にノミネートされた「The Zone of Interest」(原題)が、「関心領域」の邦題で5月24日から公開される。

 本作はイギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」(13)のジョナサン・グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化したもの。「The Zone of Interest(関心領域)」とは、第2次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉。映画では、強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしが描かれる。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画.com/2024年1月19日




 キューブリック・スメルがプンプンする予告編ですが、それもそのはず監督のジョナサン・グレイザーはMV出身の監督で、過去に「キューブリック大好き!」を隠さないMVをいくつか制作しています。


ブラー『ザ・ユニバーサル』


マッシヴ・アタック『カマコマ』

 一般的にはジャミロクワイの『バーチャル・インサニティ』が有名ですね。このMVは撮影方法を含めて当時話題になりました。



 『関心領域』ですが、かなり評価が高いようです。題材も興味深いですし、期待して公開を待ちたいと思います。
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 今年、創立100周年迎えるコロンビア・ピクチャーズが100秒に100本の映画を詰め込んだ動画を公開しました。『博士の異常な愛情』ももちろん登場。でも現在はソニーの傘下なんですけどね。

 『博士…』は今年ロンドンで舞台化の企画が進行中です。どういう舞台になるか興味はあるので、画像か動画が公開されましたらまたご紹介したいと思います。公式サイトはこちら
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