2023年01月

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 特別版DVDやBDに収録されている『博士の異常な愛情』の予告編に字幕を付けた動画をソニー公式がアップしていましたのでご紹介。

 この予告編を制作したのは、オープニング・シークエンスも担当したパブロ・フェロ。キューブリックは当初アーサー・リプセットにオファーしていたのですが断られてしまった(詳細はこちら)ために、当時CMディレクターをしていたパブロ・フェロにオファー。ものの見事にキューブリックの期待に応えたのでした。BGMやナレーションは『Dr. Strangelove and the Fallouts: Love That Bomb』が使用されています(詳細はこちら)。

 そのパブロ・フェロのインタビュー記事はこちら。ところで予告編最後の「月曜日、もしくは再来週の木曜日。もしくは日、水、金、火、土曜日に見てください」ってどういう意味なんでしょう・・・?当時のギャグか何かなんでしょうか?謎です。
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記事内で紹介されているステディカムのデモ映像。モデルの女性はギャレット・ブラウンの奥さん(当時はガールフレンド)。

 10月6日、ナックイメージテクノロジーにおいて、ステディカムの開発者であり、オペレーターであるギャレット・ブラウン氏の講演会が開催された。ギャレット・ブラウン氏の来日は39年ぶりとのこと。このたび日本でステディカム・ゴールド・ワークショップが開催され(レポートはこちら)、それに合わせての来日になる。ステディカムの登場は映像史に残るエポックメイキングな出来事であり、その証言を聞こうと多数の来場者が詰めかけけた。聴衆は大半が映画やテレビのカメラマンなど映像撮影関係者だった。(主催:銀一)

〈中略〉

「ロッキー」から「シャイニング」そして100以上の映画につながっていく

 「ロッキー」は60万ドルの低予算映画で、スタローンは自分で書いた脚本で、自分が役者としても入りたかったから、役者代ももらわなかったほどだった。

 もちろんこの「ロッキー」は大成功をおさめるのだが、その2年後の「シャイニング」は、ギャレットさんは「私にとってのマスタークラス」だったという(もちろん、彼一流のジョークが半分)。つまり、スタンリー・キューブリックは映像へのこだわりが半端ではなく、1つのテイクで40も50も繰り返すので、まさにワークショップのような撮影になってしまったというのである。体力的には大変そうに思えるが、実は3分のテイクで3分のプレイバック、そして3分の口論の時間があり(笑)、ちゃんと休む時間があったから楽だったという。

 「シャイニング」で庭にある巨大迷路のなかでダニー(子供)を追いかけるシーン。実は雪のシーンだが、実際は1000Wのライトが照らされた40度のセットで、木についているのは雪ではなく発泡スチロール、地面は塩、ミストはオイルスモーク。迷路のシーンを撮るのに3か月もかかったという。本当の迷路なので、この中でセットが火事になったら焼け死ぬ可能性もあったと振り返った。

 「シャイニング」は一年のプロジェクトだった。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:VIDEO SALON/2018年10月23日




 『シャイニング』で印象的に使用されたカメラ・スタビライザー(安定装置)「ステディカム」の開発者、ギャレット・ブラウンが来日して講演したそうなのですが、その内容の記事がありましたのでご紹介。

 講演の内容は主にステディカムの開発経緯と最新機種の紹介ですが、専門的な知識がなくてもなんとなく仕組みは理解はできます。当初は16mm用だったのですね。確かに映画製作で使用するなら35mm用のものが必要ですが、それには苦労があった(パナビジョンが横取りしようとした)ようです。よく間違われるのですが、ステディカムが最初に使われた映画は記事にある通り『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』です。事実はそうなのですが、ステディカムの可能性を最大限に発揮させたのはやはりキューブリックでしたね。

 『シャイニング』でのギャレット・ブラウンのコメントはこちらこちらをご参照いただくとして、上記記事はギャレット・ブラウンの「私にとってのマスタークラス」という表現を「半分ジョーク」と片付けています。もちろんジョークでもなんでもなくギャレット・ブラウンにとってキューブリックはまさに「マスター」で、制作中に飛び出す様々な要望やアイデアを試しては、それを撮影へと反映させていったのです。

 現在ではステディカム(スタビライザー)はスマホ用のものまで発売され、カメラマンや動画制作者にとって身近な機材となりました。昨今はドローンにややお株を奪われた感はありますが、それでもスポーツ中継ではよく目にします。その開発者であるギャレット・ブラウンにはアカデミー科学技術賞ほか数多くの賞が贈られています。講演には多くの業界関係者が詰めかけたそうですが、そのことが氏の影響力の大きさを物語っていますね。

情報提供:伊藤雅彦さま
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 1980年代イギリスのニュー・ウェイブ、もしくはポスト・パンク(現在では「オルタナ」というカテゴリーで語られることが多いでしょうか?)を代表するロックバンド、ニュー・オーダー。そのニュー・オーダーが1983年に発表したセカンドアルバム『Power, Corruption & Lies』(『権力の美学』の邦題が一般的)の発表後、1984年5月にベルギーのみでFACTORY BENELUXよりリリースされた、12インチシングル曲『Murder』に、『2001年宇宙の旅』のリゲティとHALがサンプリングされているのでご紹介。ニュー・オーダーは熱心なファンではなかったので、この情報は知りませんでした。確かにリゲティの『レクイエム』と、HALの声が聴こえてきますね。

 このニュー・オーダーは『ウルトラヴァイオレンス』でも『時計じかけのオレンジ』を引用しています(詳しくはこちら)。今更語るまでもないですが、ロック史にその名を残す、錚々たるミュージシャンやアーティストにキューブリックは引用されまくっています。以前「映画ファン的にはキューブリックは基礎教養ではないか?」ということを書きましたが、ロック(音楽)ファンにとっても、もはや避けて通ることのできない映画監督だと思っています。まあ、そんなこと私が改めて指摘するまでもなく、ミュージシャンやロック(音楽)ファンにキューブリックファンは多いのは周知の事実ですね。
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DSCN1099

DSCN1109
写真撮影は入口のコーナー(第1章)のみ可。

●概要
会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)
会期:2022年12月13日(火)−2023年3月26日(日)
開室時間:11:00am-6:30pm(入室は6:00pmまで)
*1月27日と2月24日の金曜日は11:00am-8:00pm(入室は7:30pmまで)
休室日:月曜日および12月27日(火)〜1月3日(火)は休室です。
観覧料:一般250円(200円)/大学生130円(60円)/65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
*料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。
*( )内は20名以上の団体料金です。
*学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
*国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(オンラインチケット「購入確認メール」またはQRコードのプリントアウト)をご提示いただくと、1回に限り団体料金が適用されます。
主催:国立映画アーカイブ

・マスク着用のない方の入館をお断りします。
・来館者全員に検温を行います。37.5℃以上の方は入館をお断りいたします。

 誕生から120年以上のあいだ、映画は見る人にさまざまな感情を呼び起こしてきました。中でも、「恐怖」は人々を抗いがたく引きつけてきました。スクリーンに現れる異形の怪物、人間の心の闇を暴くサイコホラー、あるいは鮮烈な映像表現で綴られる超常現象と、映画は幅広い形で観客に恐怖を提供してきたのです。日本においても、無声映画の時代から怪談文化と結びついた時代劇映画が数多く作られてきただけでなく、1990年代以降は「Jホラー」と呼ばれる作品群が生み出されるなど、恐怖映画は今なお大きな存在感を放ち続けています。

 シリーズ「ポスターでみる映画史」の第4回となる「恐怖映画の世界」は、国立映画アーカイブのコレクションを中心に、映画草創期から連綿と作り続けられてきた恐怖映画のポスターを取り上げる展覧会です。『カリガリ博士』といった古典から、ダリオ・アルジェントらのイタリアン・ホラー、『ジョーズ』などのパニック映画、そして日本の怪談映画やJホラーの最新作まで、観客を怖がらせ楽しませてきた諸作品の系譜をたどります。工夫の凝らされたポスターヴィジュアルや惹句をお楽しみいただき、身も凍る恐怖の世界にどっぷりとお浸かりください。

(引用:国立映画アーカイブ公式サイト




 東京・京橋にある国立映画アーカイブにて『ポスターでみる映画史 Part 4 恐怖映画の世界』が開催されていますので、訪問してきました。キューブリック作品では例のジャック・ニコルソンがニタっと笑う『シャイニング』が展示されていました。展示は洋画はメジャーな作品が多かったですが、邦画は観たことのない古い「恐怖・怪奇映画」が展示されていて、どちらかというとそちら方面のファンにおすすめです。

 展示室にはホラー映画のサントラが一作品一曲づつ流されていました。作品の展示リストはこちら。会期は3月26日まで。興味のある方はぜひ。
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 椎名林檎の新しいMV『JL005便で 〜Flight JL005〜』(砂原良徳リミックス)がとっても『2001年宇宙の旅』だったのでご紹介。

 この曲は現在発売中のリミックスアルバム『百薬の長』に収録されていて、MVの監督は児玉裕一氏が担当。椎名林檎は以前も宇多田ヒカルとのコラボ曲『二時間だけのバカンス』で『2001年…』インスパイアMVを制作していますが(詳細はこちら)、調べてみるとこのMVの監督も児玉裕一氏。よっぽど『2001年…』がお気に入りなんでしょうね。
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