2022年09月

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
the_shining
画像引用:IMDb - The Shining

 ジャパニーズ・ホラーの第一人者として知られる中田秀夫監督の最新作、映画『“それ”がいる森』が9月30日(金)に公開される。主演を務める相葉雅紀が、役作りとホラーについて語った。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:GQ JAPAN/2022年9月29日




 ジャニーズで嵐のメンバーである相葉雅紀さんが主演映画の『“それ”がいる森』のインタビュー記事で、おすすめするホラー映画として『シャイニング』を挙げていたのでご紹介。

 挙げられている三作はどれもメジャーで一般的な作品で、特にご紹介するまでもないですが、影響力の大きいジャニーズのタレントがこうしてキューブリック作品の名前を挙げてもらえるのは、ファンとしても嬉しいですね。

 以前、松本潤さんが出演するスーモの『2001年宇宙の旅』のパロディCMを記事にしました(詳細はこちら)が、多くのジャニーズファンからのアクセスがありました。Twitterを見ていても、ジャニ系の話題は一瞬でトレンドワードになります。それだけ「ジャニヲタ」の影響力は大きいということなので、Twitterではびこる右や左の政治思想の扇動、印象操作系、あやしいビジネス系、陰謀論(これにはとっても迷惑しています)やデマ系などの「恣意的」なツイートを、その影響力でこれからも吹き飛ばして(笑)欲しいと思っています。

【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトやまとめサイトの作成、デマや陰謀論をSNSで拡散する等を意図する方の当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。


KUBRICK.Blog.jp おすすめ記事





    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
Stanley_Kubrick_LACMA_exhibit_-__A__Camera
プラナー 0.7/50mmレンズとミッチェルBNCカメラ(画像引用:wikipedia - バリー・リンドン)

 スタンリー・キューブリック監督が人工光なしの伝説的な室内撮影に使用したZEISSのフィルムレンズ「Planar 0.7/50mm」の1本が、ZEISS光学博物館で特別展示されている。史上最速のフィルムレンズと言われるPlanar 0.7/50mmは、キューブリック監督のエステートに帰属している。キューブリック全監督作品の制作に重要な役割を果たしたエグゼクティブ・プロデューサーのヤン・ハーラン氏が、個人的に同レンズを美術館に貸し出した。同レンズは2022年時点で、ちょうど「50歳」だ。わずか10台しか生産されず、そのうち6台はNASA向けに製造された。

〈中略〉

 ハーラン氏は、この特別なレンズを手に入れるまでの経緯を次のように述べている。

ハーラン氏:スタンリーは、「アメリカン・シネマトグラファー」誌でZEISS 0.7/50mmレンズについての記事を読み、とても興奮したようです。彼は私にこのレンズについて調べるように言いました。私はZEISSに電話し、ケメラー博士と話し、このレンズはリアレンズがフィルム面から5mm強しか離れていないため、映画用カメラには使えないと説明されました。このことをスタンリーに話すと、彼らしいというか、「ノー」の一言では済まされず、この5mmというクリアランスを持ったカメラがあるかどうか調査しました。一眼レフカメラは反射鏡のスペースがないので明らかに不可能ですが、回転ディスクなら5mmあればまだ余裕があるはずです。簡単に言うと、私はレンズを1本買い、スタンリーと長い間話し合った後、それをエド・ディ・ジュリオのところに持っていきました。エドはMitchel BNCの受信マウントを再加工し、このレンズ専用にしたのです。テストが成功した後、他の焦点距離に変換する可能性があるため、さらに2本のレンズを購入しました。このレンズ以外は、現在スタンリー・キューブリック展に展示されています。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:PRONEWS/2022年9月22日




 キューブリックが『バリー・リンドン』の蝋燭のシーン撮影のために入手した、有名な「プラナー F0.7 50mmレンズ」がツァイス光学博物館に「里帰り」したとのニュースがありましたのでご紹介。

 記事の通りキューブリックはこのレンズ10本のうち3本を入手、ミッチェルBNCカメラを改造し強引に取り付けました。キューブリックはエド・ディ・ジュリオにコンバージョンレンズ製作も発注し、焦点距離が35mm、50mm、75mmの3本のF値0.7レンズを使って蝋燭シーンの撮影をしました(詳細はこちら)。その蝋燭は光量を稼ぐために3本の芯を使った特製の高輝度のもので、ヤン・ハーランは現存する実物をツァイス社に寄贈したそうです。

 あと、ミッチェルBNCカメラ入手の経緯も面白く、キューブリックはワーナーのジョン・キャリーに電話して「ミッチェルBNCカメラを探している」「昔使っていたので思い入れがあるんだ」とF値0.7レンズの件はおくびにも出さずまんまと入手しました。慎重で秘密主義者のキューブリックらしいエピソードですね。
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトやまとめサイトの作成、デマや陰謀論をSNSで拡散する等を意図する方の当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
doctor_sleep
画像引用:IMDb - Doctor Sleep(2019)

 「ドクター・スリープ」の続編企画がボツになったことを、同作を手がけたマイク・フラナガン監督が自身のTwitterで公表した。

 「ドクター・スリープ」は、スティーブン・キングの同名小説の映画化で、「シャイニング」に登場した少年ダニー・トーランスのその後を描いた作品。フラナガン監督は、「シャイニング」および「ドクター・スリープ」に登場するディック・ハロランを主人公にした前日譚の企画開発を開始していたものの、「ドクター・スリープ」の興行がふるわなかったために、同シリーズの権利を持つ米ワーナー・ブラザースが中止を決定。「ドクター・スリープ」は批評こそ好評だったものの、製作費4500万ドルに対し世界累計興収7200万ドルと芳しい結果が得られなかった。

 フラナガン監督は、「寸前までいったんだ。実現しなかったことを一生後悔することになるだろう」と、ツイートしている。なお、ワーナーは「シャイニング」の舞台となるオーバールック・ホテルを舞台にしたドラマを米動画配信サービスのHBO Max向けに企画開発していたが、こちらもボツとなっている。

(引用元:映画.com/2022年9月23日




 管理人がこの『シャイニング』前日譚(おそらく『オーバールック・ホテル』という仮題)の企画を知ったのは、2012年のこの記事だったのですが、この頃スティーブン・キングは続編である『ドクター・スリープ』を執筆中で、映画化は未定でした。その『ドクター・スリープ』が刊行され、映画化も決定。2019年に公開されたことは記憶に新しいですが、興行収入は期待はずれだったため、先に動いていた前日譚の企画もポシャってしまったということのようです。

 製作はJ・J・エイブラムスやジェームズ・ヴァンダービルト、監督にマーク・ロマネクやアルフォンソ・キュアロンの名前が挙がっていましたが、内容もワトソンが主人公だと思いきやハロランが主人公という話もあり、ひょっとして前日譚の企画は二つあるのかもしれないなど、漏れ伝わる情報は錯綜気味でした。

 そもそもキューブリックは続編ビジネスに興味がなかったわけですから、ファンにしてみれば前日譚も『ドクター・スリープ』も必要がありません。『ドクター・スリープ』に関しては『シャイニング』の続編であるということを抜きにしても駄作だと思いますので、まさに「毒をもって毒を制す(駄作をもって駄作になりそうな企画を潰す)」という、まるで『ドクター・スリープ』の内容をなぞらえたような事の顛末に、「最初からやめときゃ良かったのに・・・」という本音を今更ながらここでさらけ出させていただきたいと思います。

 キューブリック作品はキューブリックにしか作れないし、ましてや続編やスピンオフなど観たくもありません。ワーナーはこの手痛い失敗からそれを肝に命じて欲しいですね。
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトやまとめサイトの作成、デマや陰謀論をSNSで拡散する等を意図する方の当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


〈前略〉

 スパルタカスを演じた俳優カーク・ダグラスは、その3年前にキューブリック監督の『突撃』に主演し、『スパルタカス』の監督としてキューブリックを起用したのだが、100歳の誕生日を迎えた2016年のインタビューで、監督との仕事の経験を語っている。有名な「私がスパルタカスだ!」というシーンを撮影するとき、ダグラスはキューブリックにどう思うかと尋ね、キューブリックは「バカなアイデアだ」と答え、それをキャストとスタッフが耳打ちしたそうだ。ダグラスがキューブリック監督を説得して撮影にこぎつけたのは、執拗な口論(そしてダグラスの妻が勧めたキューブリックとのセラピー)の末のことであった。

 結局、キューブリックが『スパルタカス』に不満を抱いたのは、「私がスパルタカスだ!」という瞬間だけではなく、主人公を完璧な道徳的人物として描いた脚本や、彼がコントロールできなかった製作の様々な要素もあり、そのすべてが『スパルタカス』を彼がこれまでに作った最悪の映画と評するに至ったのである。

 「私がスパルタカスだ!」のシーンの撮影は、カーク・ダグラスとスタンリー・キューブリックの共同作業の歴史の中の一つの衝突に過ぎない。ダグラスはキューブリックを『スパルタカス』に雇い入れただけでなく、監督の前作『現金に体を張れ』を見た後、1957年の『突撃』にキューブリックを起用(注:これは正しくなく、キューブリックが立ち上げた企画の主役にとダグラスへオファーをした)したのだ。キューブリックは、主人公と悪役が仲直りする商業的な、論争の余地のない結末を好み、ダグラスは、部下の将校を死刑から救おうとする英雄的な大佐として、自分のキャラクターを前面に出した物語を好んだ。

 『スパルタカス』の製作中、二人の争いは喧嘩腰にさえなった。ダグラス自身の証言によると、映画の最後に十字架に磔にされたスパルタカスのクローズアップを削除しようとしたキューブリック監督に激怒し、逃げようとする監督に向かって折りたたみ椅子を投げつけ、「くそったれ、キューブリック出て行け!」と怒鳴ったというのである。

 『スパルタカス』製作中の確執で、その後一緒に仕事をすることはなかったものの、ダグラスはキューブリックとのコラボレーションを前向きに捉えているようで、「気難しい?キューブリックはその言葉を発明したんだ・・・。でも、彼は才能があった。だから、喧嘩もたくさんしたけど、彼の才能にはいつも感謝しているよ」。キューブリックが100歳の誕生日を迎えていたら、『スパルタカス』に対する考えがどう変わっていたのか興味深いところだ。しかし、彼がこの映画に満足していたかどうかは別として、キューブリックとダグラスが共に作り上げたこの不朽の名作は賞賛に値する。

(引用元:SlashFilm - Kirk Douglas Had To Force Stanley Kubrick To Film Spartacus' Most Famous Scene/2022年9月19日




 『スパルタカス』が不朽の名作か否かはともかく、このように『スパルタカス』の製作過程においてキューブリックとカーク・ダグラスの関係は最悪なものとなりました。特に「私がスパルタカスだ!」のシーンを「バカなアイデア」と酷評したにも関わらず、それを撮影せざるを得なかったキューブリックの屈辱感は察して余りあるものがあります。

 公開当時、この二人の確執は知られていなかったので、キューブリックが積極的にこの映画を演出していたと思われてしまい、「反体制派の映画監督」という誤解を生んでしまったのは仕方がないことでしょう。前作の反戦映画(と言われてしまった)『突撃』も、その誤解を補強してしまった可能性も否定できません。ですが、ファンならご存知の通りキューブリックは「反体制派」でも「共産主義者」(当時は理想主義者的なニュアンスでも語られていた)でもありません。冷徹でシニカルで皮肉屋の現実主義者です。そんなキューブリックが理想主義が横溢する「私がスパルタカスだ!」のシークエンスを「バカなアイデア」と酷評したのは当然と言えば当然ですね。
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトやまとめサイトの作成、デマや陰謀論をSNSで拡散する等を意図する方の当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 ニューヨーク出身のゴシックメタルバンドに「ルドヴィコ・テクニック(Ludovico Technique)」というバンドが活動中ですのでご紹介。

 デビューは2011年という割と古株なのですが、インディーズチャートにランクインするなどそこそこの知名度を獲得しているようです。公式YouTubeチャンネル登録者数は2万人越えなので、「知っている人は知っている」という感じでしょうか。ゴスと『時計…』というありそうでなかった組み合わせですが、嗜好的には共通しそうな部分は感じますね。フロントマンは美形ですし、日本の「ある層」は食いつきそうな気がするんですが、ゴスと『時計…』が好きな方、いかがでしょうか?
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトやまとめサイトの作成、デマや陰謀論をSNSで拡散する等を意図する方の当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。

このページのトップヘ