デヴィッド・プラウズ(2007年・引用:wikipedia/デヴィッド・プラウズ)
映画『スター・ウォーズ』旧3部作でダース・ベイダー役を務めたイギリス人俳優デヴィッド・プラウズさんが現地時間28日、85歳で死去した。短い闘病後の出来事だったといい、デヴィッドさんの代理人は「彼が常にフォースと共にあらんことを!」「彼は多くのモンスターたちを演じたことで有名でしたが、わたし自身、そしてデヴィッドを知り、彼と働いた全ての人たちにとって、彼はヒーローでした」とBBCにコメントしている。
〈以下略〉
(全文はリンク先へ:シネマトゥデイ/2020年11月30日)
キューブリックファンなら『時計じかけのオレンジ』で、作家のマッチョなヘルパー、ジュリアン役での出演が印象深いですが、一般的には『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーのスーツアクター(中の人)として名前が知られていました。声はジェームズ・アール・ジョーンズ(『博士の異常な愛情』の黒人爆撃手ゾック役)が担当しましたが、その理由はイギリス西部なまりが役柄に合わなかったためで、吹き替えの事実は映画公開後に知ったそうです。その他、『スター・ウォーズ』における複雑な経緯や裏話はこちらが詳しいです。
『時計じかけのオレンジ』では、その怪力からバリアフリーとはとても言えない作家宅(室内は実在する邸宅スカイブレイク・ハウスでロケされ、それは建築家ノーマン・フォスターらの「チーム4」によってデザインされたもの)で、作家を演じたパトリック・マギーごと車椅子で運ぶ様子が描かれましたが、何度もテイクを繰り返したために、プラウズのマイクに激しい心臓音と呼吸音がノイズとして録音されてしまったそうです。
また、交通安全のヒーロー「グリーン・クロス・コードマン」でも有名で、その慈善活動と交通安全への貢献によって2000年にMBE(大英帝国勲章)を受賞しました。
1935年7月1日イギリス・ブリストル出身、2020年11月28日逝去。享年85歳。故人のご冥福をお祈りいたします。
『時計じかけのオレンジ』で作家アレキサンダーのヘルパー、ジュリアン役でも有名でした。