2020年10月

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『アイズ ワイド シャット』撮影中、休憩するキューブリック、トム・クルーズ、ニコール・キッドマン。トムの後ろの女性はコンポーザーのジョセリン・プーク?

 ニコール・キッドマンが1990年〜2001年まで続いたトム・クルーズとの結婚生活について語るのは非常に稀なことだ。が、『New York Times Magazine』の最新インタビューで、キッドマンは1999年にスタンリー・キューブリック監督の『アイズ ワイド シャット』撮影当時の2人について打ち明けている。

 まず、ニコールは、トムとの共演は非常に辛く、撮影期間が予定より長引いたのが(離婚の)理由だというのは「誤り」だと一蹴。「彼と仕事をするのは楽しかった。撮影は2年に及んだわ。私たちには子供が2人いて、基本的にはトレイラーに住んで、スパゲッティを作ったりしていた。キューブリック監督がときどき私たちと一緒に食事をしたがったから。私たちは世界一のフィルムメーカーと仕事をし、人生について学び、撮影現場での生活を楽しんでいたの」と、彼女。

 「私たちは『いつ終わるのかしら?』とはよく言っていたわ。3ヶ月くらいだろうと思って、そもそも現場に行ったから。それが1年になり、1年半になった。でも、作品に身を委ねさえすれば、私は素晴らしい時間を過ごせるだろうと。キューブリック監督は拷問のようでなんかなかったわ。彼はとにかく根気があって、たくさん撮るの。でも、撮影するだけじゃなくて彼のオフィスで床に座って話をしたり、動物のビデオを見たりもしていたのよ」と、ニコールは続けた。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Harpers BAZAAR/2020年10月7日




 キッドマンにとってキューブリックと共に過ごした2年という月日は「何物にも変えがたい経験」と語っています。それはDVDやBDに収録されたインタビュー動画でも同様なことを語っていて(その詳細はこちら)。その証言内容はキューブリックファンなら知っておかなければならないものばかりです。撮影が長引いた理由はキューブリックが「何か新しいもの、面白いもの」を追求し続けた結果であり、それは『アイズ…』本編を観れば自ずと理解できます。また、制作スタッフの証言集の『【考察・検証】『アイズ ワイド シャット』の儀式・乱交シーンについてのスタッフの証言集』もぜひお読みください。

 ところで、記事にある「フィルムメーカー」という言葉ですが、これは「映画製作者」と訳されます。ところが日本では「映画製作者(フィルムメーカー)」と「映画監督(フィルムディレクター)」を明確に区別して語ったり論評したりする文化が熟成されていません。もちろんキューブリックは前者なのですが、一般的には便宜上、もしくは通例で後者で呼ばれています。この両者の違いを区別できない、区別して語ることができていない論評やレビュー、記事などは傾聴に値しない、ということはやはり同じく知っておくべき事実だと、管理人は思います。
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jouetie

 スタンリー・キューブリック監督の描く傑作SF『時計じかけのオレンジ』を表現したプルオーバー。 フォトが鮮明に表現できる転写シートプリントをほどこし、袖や後ろにはロゴを刺繍テクニックで表現したこだわり。ゆったりとしたサイズ感のプルオーバーで中にブラウスやタートルニットをレイヤードしてスタイリングアレンジも楽しめます。

<時計じかけのオレンジ>
1971年にアメリカにて公開され、スタンリー・キューブリック監督の描く傑作SF。上映されてから今もなお、人を惹きつけ根強い人気のあるカルト的映画。

『時計じかけのオレンジ』プルオーバー
価格:8,800円(税込)
サイズ:M
カラー:オフホワイト、ブラック、アイスブルー、ベージュ
2020年11月中旬配送予定




 まったキッツイシーンをビジュアルに使ってきましたね。jouetieはストリート系なのでトンがってイキるのならこのシーン!ってなったのかもしれませんが、知っているとちょっと考えちゃいます。なんせこのシーンのアレックスはフル●ンで、こらから・・・ってとこですからね。

 女の子が着るのを止めはしませんが、一応本編を観てからのご購入を強くおすすめいたします。
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