2019年12月

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 どうも以前から発売になっていたようですが、グッドロックスピードから『時計じかけのオレンジ』『シャニング』のTシャツが現在発売中です。サイズによっては売り切れもあるようです。販売サイトは以下からどうぞ。

CLOCKWORK POSTER ART
素材:綿100%
サイズ:XS、S、M、L
4,500円(税別)

CLOCKWORK LOGO
素材:綿100%
サイズ:XS、S、M、L
4,500円(税別)

SHINING TWINS
素材:綿100%
サイズ:XS、S、M、L
4,500円(税別)

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素材:綿100%
サイズ:XS、S、M、L
4,500円(税別)
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、デマサイトやデマ動画チャンネルの制作者、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトのライター様などは当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。


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OLH
『シャイニング』『ドクター・スリープ』の舞台となった「オーバールック・ホテル」。果たして企画は生き延びることができるだろうか?(画像引用:IMDb - The Shining

『シャイニング』前日譚、全く独自の作品に!プロデューサーが語る

 スタンリー・キューブリックの名作『シャイニング』(1980)の前日譚を描く新作『ザ・オーバールック・ホテル(原題) / The Overlook Hotel』は、単にキャラクターの若い頃を描くだけでなく、独自の作品になると同作のプロデューサーを務めるジェームズ・ヴァンダービルトがColliderのインタビューで語った。

〈中略〉

 そしてその前日譚にあたる新作では、『わたしを離さないで』のマーク・ロマネクがメガホンを取り、「ウォーキング・デッド」シリーズのグレン・マザラが脚本を担当することが決定している。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:シネマトゥデイ/2015年10月8日




 以前この記事でお知らせした通り、2015年に『シャイニング』の前日譚を描く新作『ザ・オーバールック・ホテル(原題) / The Overlook Hotel』の企画がマーク・ロマネク監督、グレン・マザラ脚本で動き出していました。ところが本国アメリカでの『ドクター・スリープ』の興行収入は決して芳しいものではなく、またそれは日本でも同様で、公開3週目であっさりとトップ10圏外へ陥落してしまいました。こんな体たらくで『シャイニング』の権利を有するワーナーが、前日譚『ザ・オーバールック・ホテル』の企画を進めるかどうか甚だ疑問ですが、もう何年も続報がないところを見るとポシャる(った)可能性も大きのではないでしょうか。

 記事によると「キングの原作から取り除かれたという序章と終章に基づき、ホテルの初代オーナーとなる人物、ボブ・T・ワトソンに迫るものになる」とありますが、完全な脇役であるワトソン(キューブリック版の面接シーンでジャック・ニコルソンの隣に座っていたのが初代オーナーボブ・T・ワトソンの孫、「ワトソン」)の物語なんて誰が観たいと思うのでしょう? 今回の『ドクター・スリープ』と同様にスティーブン・キングが小説として発表、それを映画化するという流れの方が自然なような気がしますが、キング本人にそんな気があるかどうか。この度の『ドクター・スリープ』の惨敗ぶりは『ザ・オーバールック・ホテル』の企画を中止させるに足る、十二分な理由になると思います。

 ちなみに管理人の『ドクター・スリープ』評はこちら。当ブログでは公開終了後に『関連作品』のカテゴリーでもっと突っ込んだ記事をアップする予定にしていますが、このツイート通りかなり辛口になる予定ですので、何卒ご了承ください。
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原題は、Alex Descends into Hell for a Bottle of Milk - Korova 1

 『時計じかけのオレンジ』は人気のコンテンツで、海外では何度か舞台化されています。日本でも小栗旬主演で2011年に舞台化されました(未見)。その舞台化の中で、1990年にロイヤルシェークスピアカンパニーによる『時計じかけのオレンジ:2004』と題した舞台化があり、その音楽スコアを担当したのがU2のボノとエッジだったのです。この曲はその中の一曲で、『一本のミルクのために地獄に堕ちてゆくアレックス/コロヴァ1』という曲です。

 この頃のU2といえばデジロックをやり始めた頃で『ヨシュア・トゥリー』までのファンはその出来にガッカリしてしまい「そういえばそんな話があったなぁ」程度だったんですが、改めて聴いてみてもやっぱり同じ感想です。しかもこの曲、『ザ・フライ』のCDシングルの追加トラックとしてリリースしたんですよね。そこまでする必然性のある楽曲だとはとても思えません。でもまだこれでもマシな方で、ここから『ズーロッパ』『ポップ』と混迷の度を深めてしまい(あくまで私見です)・・・と、キューブリックとは関係ない話ですね。

 まあ、忘れられてもいい曲なので今まであえて触れていませんでしたが、今冬、U2が歴史的名盤『ヨシュア・トゥリー』の完全再現ライブで来日という話題がありましたので、ふとこの曲を思い出し、記事にしてみました。その肝心の30年前のオリジナル『ヨシュア・トゥリー・ツアー』は日本はオミットされた、という話はもうどうでもいいですね(苦笑。

 ちなみに原作者であるアンソニー・バージェスはこの舞台にクラシック曲を使うことを想定していたので、ボノとエッジの起用を批判したそうです。舞台そのものもあまり評価はされなかったようなので、この微妙な曲とともに永遠に葬り去ってもいい「黒歴史」でしょう。
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carpet
ダニーを取り囲むように蜂の巣のデザインが施された「シャイニング・カーペット」

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次のカットではセットで撮影されていて、明らかにカーペットのサイズや向きが違う。キューブリックはこのカットの矛盾を承知の上で上記映像をわざわざ別の場所で撮影している。

 『シャイニング』の舞台であるオーバールック・ホテルの内装はマジェスティック・ヨセミテホテル(旧アワニー・ホテル)を参考にデザインされましたが、必ずしも「完全コピー」ではありませんでした。その最たるものが廊下に敷き詰められた、一般的に「シャイニング・カーペット」と呼ばれる六角形の柄をあしらったカーペットです。これはオリジナルデザインではなく、インテリアデザイナー、デービッド・ヒックスがデザインした「ヒックス・ヘキサゴン」という柄を無断でコピー(剽窃)したものであることはこの記事でご説明しましたが、このようにキューブリックが意図的に改変したものは、何がしかの意味や意図を込めたのでは?と疑ってみるのがキューブリック作品を考察する上での常道と言っていいでしょう。

 ではまず、なぜ六角形なのか?という点ですが、これはご紹介した上記記事では、以下のような指摘がなされています。

・色彩が幻想的で鮮やかな印象のため、何かの前兆の印象を与えるから

・このグラフィックパターンは、キューブリックが用いる「シンメトリーな一点透視」に効果的で、ドラマチックな視覚感覚と廊下の延長効果をもたらすから

・ヘックス(六角形)の意味は「呪いまたは悪意のある願い」であり、したがってホテル内の邪悪を象徴するから

・カーペットの六角形をキューブリックが好むチェスと戦争ボードゲームのマス目に結びつけることができるから

・六角形の「六」が「シャイン(輝き)」という第六感を象徴するため


どれもありそうな指摘ですが、管理人はどの指摘も見逃している重要な点があると考えます。それは「色」です。この赤やオレンジや茶色を配したカラーリングは、ベースになったヒックス・ヘキサゴンにはありません。これはキューブリックが指示してこのカラーリングにしたと考えるべきです。

 そして、この黄色・オレンジ・茶色の配色と六角形のパターンを見ていて気づくことがあります。それは原作小説に登場する「蜂の巣」です。屋根裏からジャックが見つけた蜂の巣をダニーに見せたところ、死んでいるはずの蜂がなぜか生き返り、ダニーを刺します。やがてそれはホテルに巣喰う邪悪な存在の象徴として、ラストシーンでは燃え上がるホテルから飛び去ってしまいます。つまり「蜂=邪悪な存在」であり、その蜂がダニーを刺すというのは「邪悪な存在がダニーを狙っている」という伏線になっているのです。

 さてこの小説のアイデア、キューブリックが映像化する際に懸念されるであろう点を検討してみます。CGのない当時、少し考えただけでも以下のような問題が考えられます。

・実際の蜂を使った撮影は危険(特に相手が子供の場合)

・蜂の飛び方や動きなど、キューブリックが気に入る映像を手に入れるのは難しい

・本筋とはあまり関係なく、上映時間を考えればカットできる部分である


結局キューブリックはこのシーンを映像化しませんでしたが、原作者であるスティーブン・キングは気に入っていたのか、自身が制作したTVドラマ版で映像化しました(ただし、蜂が群れをなして燃え盛るホテルから飛び去るシーンはカットした)。

蜂の巣
スティーブン・キングが製作したTVドラマ版『シャイニング』では原作通りに蜂の巣が登場する。

 対するキューブリックは蜂の巣のアイデアを別の形で採用しました。それが「シャイニングカーペット」です。もっとも象徴的なシーンは廊下で遊ぶダニーにボールが転がってくるシーンです。このシーン、最初のズームアウトのカットと、ダニーが立ち上がるカットとでは、明らかに撮影場所が違います。それはカーペットの柄の大きさや敷く向きが違うことからも一目瞭然です(撮影時に思いついたアイデアなので、カットの矛盾は無視されたと想像)。同じ廊下で撮影すればいいのに、なぜわざわざカットによって撮影場所を変えたのか?それは原作にある「蜂(邪悪な存在)がダニーを襲うシーン」を暗喩的に映像化したかったのではないか、と考えます。最初のカット、明らかに廊下より広いスペースにセットの廊下より大きい柄のカーペットを敷き詰めた上で、ポツンと小さく遊ぶダニーの姿は、まるで蜂に襲われているように見えます。そしてその暗示を証明するかのようにどこからともなく転がってくるボール。それは「入ってはいけない」237号室にダニーを誘う罠でした。

 このように台詞を使わず、カットを連続させることによってそのシーンを説明する方法論はキューブリックの得意技です(エイゼンシュテインのモンタージュ理論)。キューブリックは「映画はサイレント時代に獲得した独特のストーリーテリングの構造を、トーキーになって演劇的なものに戻してしまった」と説明セリフ過多な映画界を現状の嘆いていました。キューブリックが『シャイニング』で試みたこれらの描写は、無声映画時代のテクニックを駆使した「映像で示唆する暗喩」の一例なのです。

結論:『シャイニング』の舞台、オーバールック・ホテルの廊下にある蜂の巣のパターンをあしらった「シャイニング・カーペット」は、原作小説に邪悪な存在の象徴として登場する「蜂の巣」の代替である。ダニーがカーペットの上で遊ぶシーンは、ホテルの「邪悪な存在」から襲われつつあるのを暗喩するために採用されたもので、それは撮影中に思いついたアイデアである可能性が高い。

 さてこのシーン、以上の暗喩を理解した上で観直してみることをおすすめいたします。そして「背筋が凍る、とても恐い思い」をしていただけましたら幸いです。

 余談ですが、この「蜂の巣カーペット」を管理人が描き起こし(図形的にバランスを取ることを優先しましたので、映画と完全に同じではありません)スマホの壁紙を作成いたしました。無料で配布中ですので、詳細はこちらをご覧ください。
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 ハードコアチョコレートから『シャイニング』に続いて、『時計じかけのオレンジ』『2001年宇宙の旅』のパーカー、Tシャツが現在発売になっています。それぞれの販売サイトは以下の通り。実店舗は東京と大阪にあるそうなので、現物を確認したい方は訪問するのもおすすめです。個人的には『2001年…』のパーカーは主張しすぎず良い感じ。amazonでも取り扱い中。良いお買い物をお楽しみください!

時計じかけのオレンジZIPパーカ(A Clockwork Orange オレンジ)
型番:P-1318MS
サイズ:160、S、M、L、XL、XXL
8,800円(税込)
※amazonでの取り扱いはこちら

時計じかけのオレンジプルオーバーパーカ(Droog ブラック) 
型番:P-1317MS
サイズ:160、S、M、L、XL、XXL
8,800円(税込)
※amazonでの取り扱いはこちら

2001年宇宙の旅プルオーバーパーカ(a space odyssey ブラック)
型番:P-1323MS
サイズ:160、S、M、L、XL、XXL
8,800円(税込)
※amazonでの取り扱いはこちら

時計じかけのオレンジ(Viddy well little brother ブラック)
型番:T-1316MS
サイズ:160、S、M、L、XL、XXL
4,400円(税込)
※amazonでの取り扱いはこちら

時計じかけのオレンジ(Alexオレンジ)
型番:T-1314MS
サイズ:160、S、M、L、XL、XXL
4,400円(税込)
※amazonでの取り扱いはこちら

時計じかけのオレンジ(Milk Bar ホワイト)
型番:T-1315MS
サイズ:160、S、M、L、XL、XXL
4,400円(税込)
※amazonでの取り扱いはこちら

2001年宇宙の旅(モノリスブラック)
型番:T-1322MS
サイズ:160、S、M、L、XL、XXL
4,400円(税込)
※amazonでの取り扱いはこちら
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