2018年08月

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spacepod


2018全日本模型ホビーショー新製品
未塗装プラスチックモデルキット


 メビウスモデルが2017年に発売した「1/144 2001年宇宙の旅 ディスカバリー号」キットは、熱狂的なファンの支持を得て大ヒットを記録しました。その勢いそのままに、今度はディスカバリーに並び模型化が永く待ち望まれていたスペースポッド(EVAポッド)を完全新金型でキット化。

【主な特徴】
■2001年宇宙の旅に登場するスペースポッドを1/8スケールでキット化
■撮影プロップを綿密に考証し正確に形状を再現
■完成全長25cm

2001: A SPACE ODYSSEY and all related characters and elements (C)& TM TEC. (s18)



メビウス 1/8 2001年宇宙の旅 スペースポッド 未塗装 プラモデル MOE2001-4(amazon)




 全長25cmは大きいですね。3つ揃えてポッド・ベイのジオラマを作る人も現れるかも。『2001年…』は写真資料が豊富にありますので、腕に覚えがある方はぜひ挑戦して欲しいですね。価格は30,575円で発売予定日は2019年1月31日、現在予約受付中です。
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトやまとめサイトの作成、デマや陰謀論をSNSで拡散する等を意図する方の当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。





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 スタンリー・キューブリック監督によって1971年に映像化され、今なおカルト的な人気を誇る映画『時計じかけのオレンジ』より、主人公「アレックス」がメディコム・トイの「UDF」シリーズに登場! 同社のアクションフィギュア「MAFEX」に続いて、“アルトラバイオレンス”の申し子が塗装済み完成品フィギュアになって降臨です!

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:電撃ホビーウェブ/2018年8月27日




 UDFって何? と思ったら、「ウルトラ・ディテール・フィギュア」の略で、その名の通りディテールにこだわったフィギュアだそうです。前回のフィギュアは「RAH(リアル・アクション・ヒーロー)」や「MAFEX(マフェックス)」と言って、関節を動かすことができるので好きなポーズをとらせることが可能でしたが、今回のUDFはその機能はなく、代わりにディテールにこだわったリアルな仕上がりになっているそうです。

 お値段はRAHの25,000円、MAFEXの7,700円よりもお求めやすく6,100円ですが、発売予定日は2019年4月30日ですのでちょっと先ですね。amazonでは予約受付中なので、欲しい方はチェックしておきましょう。


UDF ウルトラディテールフィギュア No.460 時計じかけのオレンジ アレックス 全高約160mm 塗装済み 完成品 フィギュア(amazon)


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幸か不幸か両者のコラボレーションは実現しなかった。

ニック・メイソンは「ピンク・フロイドとキューブリックとの関係は「不穏」だった」と語った。

 ニック・メイソンは、1971年の映画『時計じかけのオレンジ』で、ピンク・フロイドの『原子心母』の使用を許可するように頼んできたとき、映画監督のスタンリー・キューブリックとの取引で「嫌な思いをした」と認めました。

 この事の顛末のほとんどは、キューブリックがロジャー・ウォーターズに電話し、フロイドの音楽を使いたいと言った話が中心です。キューブリックは『原子心母』をどう使うかをはっきりさせず、彼が好なようにその組曲を使用する権利を保持したかったのです。それはウォーターズにとって納得できるものではありませんでした。ウォーターズはキューブリックに言いました。「そうだ、使わせない」。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:ULTIMATE CLASSIC ROCK/2018年8月24日




 キューブリックが『原子心母(組曲)』を『時計…』のサントラに使用したいとオファーし、拒否されたというエピソードはこちらですでに記事にしていますが、もしロジャー・ウォーターズがこのオファーを受け入れ、それが現実になったとしていたらどうなっていたか・・・現在のウォルター(現ウェンディ)・カルロスによるサントラが強烈すぎるので、なかなか想像できないですね。

 劇中のレコード店でのシークエンスにはこの『原子心母』が2カ所に映り込んでいます。キューブリックがわざと置いたものなのか、それとも単なる偶然か。ただ『2001年…』のサントラは目立つのでわざと置いたものでしょう。

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 では、その『原子心母』をどうぞ。



原子心母 Atom Heart Mother

1)父の叫び (Father's Shout)
2)ミルクたっぷりの乳房(Breast Milky)
3)マザー・フォア(Mother Fore)
4)むかつくばかりのこやし(Funky Dung)
5)喉に気をつけて(Mind Your Throats, Please)
6)再現 (Remergence)

 ちなみにどうでもいい話ですが、管理人はシド・バレット在籍時のピンク・フロイドの方が好きです。また、1988年の来日公演にも参戦しましたが、肝心のロジャー・ウォーターズはメンバーと仲違いしていて不在でした(爆)。
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 スティーヴン・キング氏の同名小説をスタンリー・キューブリック監督が映画化した「シャイニング」は、冬期は閉鎖されるホテルの管理人をすることになった男が狂気にとりつかれ、妻と娘を惨殺しようとするというホラー映画です。そんなシャイニングに込められたメッセージについて解説したムービーが、YouTubeで公開されています。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Gigazine/2018年8月26日




 実は管理人が解説しいている「『シャイニング』のオーバールック・ホテルに巣食う悪霊の正体はネイティブ・アメリカンの怨霊」という指摘は管理人独自の発想ではなく、2000年頃から海外の『シャイニング』解析サイトでは指摘されていたものです(当時はあまり目立った論ではなく、日本でこの論を紹介している評論家や解説者は一人もいなかった)。管理人が独自に指摘してるのは「ジャックが家族を襲う武器が斧であるのは、斧がネイティブ・アメリカンの象徴であるから」とか、「ジャックが禁酒を破る酒がジャック・ダニエルであるのは、バーボンがフロンティア・スピリッツ、すなわちアメリカ大陸侵略を象徴するお酒だから」とか、「ジャックやグレイディがハロランをニガーと呼ぶのは根本に人種差別的な傾向があるから」などのいくつかの補足事項で、これらを加え、整理し、「ではなぜキューブリックはこの設定を『シャイニング』に採り入れたのか?」を解説したのが前述の記事になります。

 この解説動画では「暴力の歴史と連鎖」というテーマに重点を置いていますが、このテーマは実は原作のテーマです。原作ではオーバールック・ホテルで繰り返されてきた「暴力の歴史と連鎖」がはっきりと説明され、ダニーがそれを幻視する(マフィアが惨殺された部屋の血の跡をダニーが見る)シーンも存在します。一方で「ネイティブ・アメリカンを虐げてきたアメリカの負の歴史」という要素は原作にはありません。原作は1945年にダーウェントがホテルを買収・再開した時点からの物語で(TVドラマ版『シャイニング』のパーティーシーンがポップ・ミュージックばかりなのはそのため)、そのダーウェントも幽霊として登場しています。

 しかしキューブリックはラストシーン(「【考察・検証】『シャイニング』のラストシーンの意味を考察する」を参照)に示されているように、1921年というもっと古い年代、つまりホテルが建設された時代まで遡っています。それは「ホテルはネイティブ・アメリカンの墓地の上に建てられた」というセリフが示す通り(原作にこのセリフはない)、キューブリックが「ネイティブ・アメリカンを虐げてきたアメリカの負の歴史」という要素を付け加え、原作にある1945年以降の「暴力の歴史と連鎖」(マフィアの抗争など)を重要視しなかったためでしょう。

 この動画に限らず、様々な解釈がされているキューブリック版『シャイニング』ですが、実はキューブリックは一切の説明をスタッフにさえ行なっていません。キューブリックが目指したのは「どうすれば最怖のホラー映画が作れるか」であって、その一要素としてこの「暴力の歴史と連鎖」であったり、「ネイティブ・アメリカンを虐げてきたアメリカの負の歴史」があったに過ぎないのだと思います。つまり「観客が存分に怖がってくれさえすればそれでいい」のでしょう。事実、キューブリックはラストの病院の一連のシークエンスを「映画のクライマックスで観客の興奮ぶりを初めて目の当たりにして、そのシーンは必要ないと思った」としてカットしています。

 「どのジャンルも一度は作られている。重要なのはそれよりもいい映画を作ることだ」

キューブリックは繰り返しそう語っています。キューブリックがそれぞれのジャンルで名だたる名作・傑作を遺しているのは、「そのジャンルの最高傑作を作ってみせる」という野心と、その結果なのだと、管理人は考えています。
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店内の写真や陳列の写真はさすがにNGだと思ったので、フロアガイドを入手してきました。「VINTAGE BOOK」のコーナーに置いてあります。

[FORESIGHT]TASCHEN STANLEY KUBRICK

映画界の金字塔スタンリー・キューブリックの出発点は実は写真だった。NY市立博物館で10月28日(日)まで開催の展覧会に合わせて刊行される同名写真集には『ルック』誌に起用された1946〜50年のフォトグラファーとしての軌跡を収録。

蔦屋書店 銀座店 tel_03-3575-7755

(引用元:EYESCREAM FASHION/2018年6月20日




 キューブリックのルック社時代の写真集『Through a Different Lens:Stanley Kubrick Photographs』が銀座SIX6階にある蔦屋書店 銀座店で取り扱いがあることをこの「EYESCREAM」というサイトで知ったので、確認しに行ってきました。場所は「VINTAGE BOOK」のコーナーで、数冊平積みされた上に見本誌が置いてありました。価格は消費税込みで9,158円。amazonは6,341円ですので割高になりますが、中身を確認してから購入したい方は訪れてみてはいかがでしょうか。

 ちなみに管理人が全ページをダイジェストで紹介した動画はこちら


Stanley Kubrick Photographs: Through a Different Lens(amazon)
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