2016年09月

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※ロンドンのパインウッド撮影所に建てられたセット。

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※セットの元になった実際の風景。場所はニューヨーク・マンハッタンの36 W 8番街通りとマクドゥーガル通りのT字路付近(Google Street View

 キューブリックが『アイズ…』の制作にあたり、ニューヨークとロンドンのありとあらゆる場所の写真を撮らせたことは知っていたのですが、ここまでそっくりに作らせるとは、よっぽどロンドンにニューヨークを持って来たかったんでしょうね。更に言えば、そうまでしても飛行機に乗りたくないという事なんでしょう(笑。

 「リアル」にはとことんこだわるが、だからといって遠いロケは嫌。『バリー…』の際にケン・アダムに「ロケは自宅から90分以内」と無茶振りしたキューブリックらしいやり方ですね。
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前回のソウルに比べてこじんまりとした展示のようです。

 現在サンフランシスコのユダヤ現代美術館で開催中の『スタンリー・キューブリック展』のフォトギャラリーがアップされていたのでご紹介。

 オープニングにはヤン・ハーランとカタリーナ・キューブリック両氏の顔が見えますが、クリスティアーヌは出席しなかったようです。前回のソウルも欠席していますので、高齢ですし体調面が心配ですね。日本で開催の暁には是非クリスティアーヌの来日もお願いいたします。
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シャイニング [Blu-ray](amazon)


今年は空前の80年代ブーム!

 ドラマにしても音楽にしても80年代を意識した作品がヒットしたり、80年代に大ヒットした玩具が再び脚光を浴びていますよね。

 映画においても、80年代作品のリメイクやリブートが盛んですし、80年代要素を詰め込んだショートムービーが人気を博したり、当時の大スターを集結させた高齢アクション映画がシリーズ化したり、これまでにないほどもてはやされています。そんなブームにのって、いまこそ改めて知っておきたい80年代。今回は、その時代の中でも最も輝いていたホラー映画に注目したいと思います。

 では、Cheetsheetが選んだ絶対に観ておきたい80年代の傑作ホラー映画10選をどうぞ。

「シャイニング」(1980年)

 家族が乗った車が曲がりくねった道を走るオープニングからして、一筋縄でいかない雰囲気が漂うスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」。呪われた屋敷を舞台にしたホラーのハードルを上げた作品として語り継がれています。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:GIZMODO/2016年9月26日




 『シャイニング』は鉄板として、『エイリアン2』の違和感が半端ないですね。『エイリアン』はSFホラーの金字塔として揺るぎないとしても、『2』は単なるSFアクションものですからね。本当は前作を入れたかったけど、公開が1979年と微妙に80年代ではなかったので、除外したんでしょうか?

 ところでホラーがホラーとして一番充実していたのは1970年代だと思うのですが、1980年代は目新しさを求めてホラーに別要素を加えるというのが定番化した時代だと思います。つまり「SF」「コメディ」「キャラクター」「スプラッター」「エロティシズム」「ファンタジー」などの別要素です。ホラーのバリエーション化が一気に進んだのがこの時代だったので、そういう意味では今も語り継がれる名作がこの時代に集中しているのは自明なんでしょうね。
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 廉価版『The Stanley Kubrick Archives』を購入いたしましので開封動画を作ってみました。意外にコンパクトサイズなのに驚きました。ボリュームたっぷりですが、通常版(初版・縮小版・25周年版)『The Stanley Kubrick Archives』のボリュームをこのサイズに収めるとなると、このページ数になっちゃいますね。

 通常版は判型やサイズなど気軽に見る、というわけにはいかないので、通常版は保管用にして廉価版は見る用にするという方法もあります。ですので、通常版を所有している人も購入して損はないと思います。なにせ安い!このボリュームで1,545円(2016年9月24日現在)は破格値です。その値段を考えれば紙質や印刷の悪さは目を瞑りましょう。どのみち海外で印刷している以上、品質はそれなりですしね。

 キューブリック全作品を視聴済みというファンは買うべき本だと思います。本当は邦訳を望みたいのですが、貴重な写真や資料を見るだけでもその価値はあります。英語がわからなくても予備知識があればより楽しめますので、評伝全書は是非お読みの上、本書をお楽しみください。


The Stanley Kubrick Archives (英語) ハードカバー(amazon)
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※檜垣紀六氏がデザインした『時計…』の和文タイトルロゴ。

 本職の医師ゆえの、医療器具を使った凄惨(せいさん)な拷問描写が賛否両論を集めた『ハッピーアイランド』で「カナザワ映画祭 期待の新人監督2013」に選ばれた清川隆監督の最新作『燈火 TOMOSHIBI』が18日、石川県金沢市で開催中の「カナザワ映画祭 2016」にてジャパン・プレミア上映された。この日は同作のポスターを手がけた伝説のデザイナー檜垣紀六氏も来場した。

〈中略〉

「ただ一度、スタンリー・キューブリックは、『時計じかけのオレンジ』のタイトルを世界で同じように描けと言ってきたことがあった。本来なら描けるわけないんですけどなんとかしました。だから清川さんはキューブリック以来の大監督なんです」と笑いながら付け加えた。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:シネマトゥデイ/2016年9月19日




 檜垣紀六氏についてはいずれまとめて記事にしたいと思っています。キューブリックは『時計…』のロゴのフォントを各国の言語に合わせてフィリップ・キャッスルにデザインさせましたが、さすがにゲルマン・ラテン語系とは全く異なる日本語は日本人に任せるしかありませんでした。そこで当時東宝東和でデザイナーをされていた檜垣紀六氏がデザインすることになったそうです。

 氏は名だたる名作映画の広告ビジュアルを手がけています。伝説の珍SFアクション大作(笑『メガフォース』のポスターも氏の手によるもの。ただ、残念ながらキューブリック作品はキューブリックの縛りが大きいため、基本的にはローカライズのみ。氏の独特の「ハッタリセンス」も活かす場所がなかったようです。
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