2016年01月

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ryman
※セントオールバンズの中心部、チェカー通り沿いにある。キューブリック邸はここから北へ約5km(Street ViewGoogle Map

 ライマン社はイギリスの大手文具チェーンで、キューブリックが時々訪れたチェカー通り店は地元セント・オールバンズにある。

 文具好きだったキューブリックは、ここで様々な文房具を見ては、気に入ったものを買い求めていた。特にインク瓶の美しさに魅せられていて、欠品を恐れて大量に買い込んでいたそうだ。ただ、購入は身バレを防ぐためにカードではなく、現金払いだったのがいかにもキューブリックらしい。

 セント・オールバンズの聖地巡礼の際にはオデッセイ・シネマと合わせて訪れたい場所ですね。

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 2008年にキューブリック邸に眠っていた膨大な資料を収めた箱が調査され、ロンドン芸術大学に寄贈されるまでを追ったドキュメンタリー。

 2007年3月、キューブリック邸にあった1000以上もの箱の中にあった脚本、プロダクションノート、調査、対応、絵コンテ、注釈付きの書籍、スケッチ、写真、35mmフィルム、ビデオテープ、楽譜、レコード、モデル、セットデザイン、小道具、衣装、照明計画、機材や記念品が調査され、それを元にスタッフや家族、ファンレターの差出人までを突き止めインタビューした証言を織り交ぜながら構成しています。『ロリータ』でのスー・リオンのカメラテストの様子や『アイズ…』の没テイク、『フルメタル…』での虐殺現場のシーンの撮影風景も収録。

 とにかく圧倒的な資料の多さと、それを収蔵する「箱」にさえ特注で作らせるキューブリックの「こだわり主義者」っぷりが存分に楽しめるドキュメンタリーとなっています。視聴は現在のところ『フルメタル・ジャケット 製作25周年記念エディション』のBDに収録されているのみです。


【初回限定生産】フルメタル・ジャケット 製作25周年記念エディション (2枚組) [Blu-ray](amazon)
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mk

 24歳で世界初のニューラルネットワークラーニングマシンを開発し、MIT人工知能研究所を立ち上げたマービン・ミンスキー教授が88歳で亡くなった。

 AI(人工知能)研究のパイオニアとして知られるコンピュータ科学者のマービン・ミンスキー氏が1月24日(現地時間)に亡くなった。88歳だった。死因は脳溢血。

 同氏が1951年に立ち上げたマサチューセッツ工科大学(MIT)人工知能研究所(CSAIL)が25日に発表した。ミンスキー氏は1985年のMITメディアラボの立ち上げメンバーでもある。

(以下リンク先へ:ITmedia/2016年1月26日




 マービン・ミンスキーは『2001年…』制作時、キューブリックに協力したコンピュータの専門家で、小説版にも「1980年代にはいってミンスキーとグッドが、任意の学習プログラムに従って、神経ネットワークを自動的に発生させるー自己複製させるー方法をおおやけにしたからである。」と実名で登場しています。

 ところで、『2001年…』で人工冬眠中にHALに殺されてしまった「カミンスキー博士」とはこのミンスキー教授のもじりだと思うのですが・・・。HALの生みの親である(カ)ミンスキーがHALによって殺される、というとっても笑えないブラックジョークをキューブリックならやりかねませんからね。

 故人のご冥福をお祈りいたします。
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アンダーソン
Richard Anderson(IMDb)
リチャード・アンダーソン(MOVIE-FAN)

 『突撃』で、軍法会議の検事を担当したサンオーバン少佐を演じた。『禁断の惑星』(1956)や『トラ・トラ・トラ!』(1970)などメジャー作にも出演しているが、当たり役は何と言っても『バイオニック・ジェミー』のオスカー・ゴールドマン局長役。『バイオニック・ウォーズ/帰ってきたバイオニック・ジェミー&600万ドルの男』(1989)では出演とプロデュースも担当している。また、日本合作映画『野性の証明』(1978)にロバーツ大佐役で出演している。

 他の出演作は『真珠』(1947)、『黄昏の惑い』(1951)、『ミズーリ横断』(1951)、『目撃者』(1951)、『二世部隊』(1951)、『血闘(スカラムーシュ)』(1952)、『三つの恋の物語』(1953)、『ブラボー砦の脱出』(1953)、『叛逆者』(1954)、『皇太子の初恋』(1954)、『艦隊は踊る』(1955)、『バスター・キートン物語』(1957)、『僕はツイてる』(1958)、『長く熱い夜』(1958)、『顔のない男の呪い』(1958)、『強迫/ロープ殺人事件』(1959)、『ダッジ・シティ』(1959)、『南太平洋ボロ船作戦』(1960)、『ミサイル空爆戦隊』(1963)、『ひとりぼっちのギャング』(1963)、『セクシー・ダイナマイト』(1964)、『五月の七日間』(1964)、『セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転進』(1966)、『縛り首の三人』(1967)、『疑惑のメロディ』(1970)、『西部番外地 』(1970)、『死人に口なし』(1971)、『ロデオに生命を賭けた男』(1972)、『さよならコール先生』(1972)、『暗く長い夜』(1972)、『SF火星の謎/アストロノーツ』(1972)、『600万ドルの男/対決!サイボーグ国際誘拐シンジケート』(1973)、『サイボーグ危機一発/ミサイル大爆発!核兵器売ります』(1973)、『事件記者コルチャック/ナイト・ストラングラー』(1973)、『謎の完全殺人』(1979)、『大津波/コンドミニアムの恐怖』(1980)、『新・弁護士ペリー・メイスン/愛と欲望の行方』(1985)、『ケネディ家vsFBI長官フーパー/第2次南北戦争・スキャンダルと陰謀の日々』(1987)、『バイオニック・ジェミー スペシャル/蘇えった地上最強の美女』(1987)、『ザ・プレイヤー 』(1992)、『ゲティスバーグの戦い/南北戦争運命の三日間』(1993)、『グラス・シールド』(1994)など。

 1926年8月8日、アメリカ・ニュージャージー州のロングビーチ出身。
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 ある年代の方には大変懐かしいのですが、それ以外の方には全く知られていないこの『バイオニック・ジェミー』というアメリカABC製作のTVシリーズ。詳細はwikiでご覧頂くとして、なんとこのドラマの主人公ジェミーの上司、オスカー・ゴールドマン局長を演じていたのが『突撃』の裁判で、検事を担当したサンオーバン少佐を演じたリチャード・アンダーソンだったとは!

 キューブリック作品に出演した時点では無名だったのに、その後TV等で活躍した俳優の例として以前ヴィンス・エドワースをご紹介していますが、このアンダーソンもその例に漏れませんね。

 それにしても懐かしいですね。特殊能力を発揮する際の「トゥルトゥルトゥル・・・」という効果音。これを口で言いながら走ると、足が速くなったような気がした少年時代。「ばいお〜にっくのお♪」というエンディング曲も印象に残っていますが、歌っていたのはジェミーの声を担当した田島礼子さんだったんですね。「局長、〜ですわ。」という艶っぽい声に子供心にどぎまぎしたものです。
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