全盛期のビートルズが、スタンリー・キューブリック監督を起用して「指輪物語」の映画化を企画していたことがわかった。これは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が明らかにしたもので、ポール・マッカートニーもその事実を認めたという。
(以下リンク先へ:Walker Plus/ 2014年7月29日)
記事によると『四人はアイドル(HELP!)』(1965)の後だそうなので1960年代後半、丁度『博士…』から『2001年…』の頃ですね。『ロリータ』以降はイギリスを拠点としていたので、オファーしたのでしょうけどまあ断りますよね。あのキューブリックがアイドル主演のファンタジー映画(まだこの頃のビートルズはアイドル扱いでした)を撮るとは思えません。まあ、メンバーで話が盛り上がってキューブリックにスケジュールを問い合わせてみた、というのが実際だと思います。
別の記事によると「『ロード・オブ・ザ・リング』の映画化の権利が1969年にユナイトに売却されたとき、ビートルズはキューブリックに監督を引き受けてくれるかどうか尋ねた」とあるので、こちらが正しいとすると『2001年…』の直後、ちょうど『ナポレオン』の企画に取り掛かっている頃です。当時『ナポレオン』に夢中になっていたキューブリックが『ロード…』の企画を受けることはなかったでしょう。
いずれにしても、興味深い事実ですね。