2014年03月

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 以前この記事でご紹介した『モンスター・マニア・コンベンション』にゲストとして来場した『シャイニング』の双子の少女役のリサ&ルイーズ・バーンズ姉妹が質疑応答であの名台詞「一緒に遊びましょ、ダニー(Come and play with us, Danny)」を再演する動画が上がっていたのでご紹介。

 年齢からして当たり前ですが声が変わってしまっているのはしょうがないですね。それでもご本人たちが言うのだから多いに意味があります。今度は是非ダニー役のダニー・ロイドとの競演が見てみたいです。
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 「キューブリック 娘」で検索したアクセスが多いようでしたので、キューブリックの娘たちが出演した場面をまとめた動画を製作しました。長女カタリーナ、三女ヴィヴィアンが複数回に渡って出演しています。現在判明しているものを全て網羅したつもりですが、まだあるかも知れません。次女のアンヤについては『2001年…』のクラビウス基地で池の周りで絵を描いている少女役で出演していましたがカットされてしまって、それ以外で出演場面があるかどうかは不明です。『バリー…』や『フルメタル…』の撮影現場にいた事はスチールが残っているため確実なので、どこかに映っているかも知れません。また、動画には記載しませんでしたが、最後の『アイズ…』で診察を受けている少年は長女カタリーナの長男、アレックスです。こちらの記事も合わせてどうぞ。

2020年3月19日追記:キューブリックの長女カタリーナさんにTwitterで直接確認したところ、『バリー・リンドン』のアイルランドロケに帯同していた次女のアンヤは、『バリー…』には出演していないそうです。ですので、キューブリック作品内でアンヤの姿を観ることはできません。『ア・ライフ・イン・ピクチャーズ』などのドキュメンタリーには出演していましたので、動く姿を確認できるのはそれらだけ、ということになります。

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『バリー・リンドン』を撮影中のキューブリックの真後ろにヴィヴィアン、左側にアンヤ。
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 『スパルタカス』のオリジナル劇場予告編で日本語字幕付きの動画がアップされていましたのでご紹介。ソースはスタンダードのアス比や、映像の荒さ、懐かしいフォントから推察するにVHSでしょうか。見ての通りキューブリックの「キューの字」も出てこない予告編ですが、いかにも当時のハリウッドの大作映画ありがちな大げさなナレーションや、ヌルいカット割りを見る限り、キューブリックが編集したものではなさそうです。同じ映像は特典としてDVD等にも収録されています。


スパルタカス [Blu-ray]
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チェルシー・ドラッグストアの外観。現在はマクドナルドになっている(google map

 『時計…』でアレックスが予約したレコードを取りにいったレコード店のロケ地。ロンドンのキングスロードに実在したレコード店でしたが、現在はマクドナルドになっています。

 因にレコード店なのに何故「ドラッグストア」という店名なのかというと、ローリング・ストーンズの名曲『無情の世界(You Can’t Always Get What You Want)』の歌詞「I went down to the Chelsea Drug Store,To get your prescription filled…」から引用されたため。当時はロックとドラッグは切っても切れない関係にあったので店名としてふさわしく、その名に違わぬ「ヒップ」な店内は『時計…』の劇中で観られる通り。

 当然キューブリックはこの店が『時計…』で描かれているドラッグカルチャーと親和性が高い事を意識してのロケ地の選択だと思います。この店に並べられたレコードの特定の記事はこちら、『時計…』とピンクフロイドの『原子心母』との関連はこちら、このシークエンスでエキストラで出演しているキューブリックの長女カタリーナについてはこちらで記事にしています。
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※「閉所恐怖症」で狂ったジャックがウェンディに詰め寄る名シーン。ウェンディ役のシェリーはキューブリックの執拗なリテイクに完全に参ってしまっている。

 『シャイニング』でグレイディが患ったとされた神経症。しかし実際はホテルに巣食う悪霊達がもたらしたものだった。やがてジャックも同じ症状に蝕まれ、最後に狂気が爆発する。

 因に原語の『Cabin Fever』は「小屋の発熱」という意味。つまり小屋のように狭い場所に長くいると発熱症状を起こしてしまう、という事から閉所恐怖症を指す言葉になった。「キャビン・フィーバー」はホラー映画のタイトルにもなっている。


キャビン・フィーバー スペシャル・エディション [DVD](amazon)



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