2013年04月

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 キューブリックファンにはおなじみの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のオープニング・シークエンスのCRM114です。製作・監督・脚本がキューブリック・フォロワーのスピルバーグロバート・ゼメギスですから、当然仕込んできますよね。

 当時、あまりの大ヒットぶりにシリアスな映画ファンからは疎んぜられたこともありましたが、今観るとこの底抜けに明るい雰囲気はいかにも80年代で、結構素直に楽しめちゃいます。「ポップコーン・ムービー」というレッテルを皮肉でなく賛辞として贈りたいですね。タイトルは知っているけどまだ観たことがないという新しい世代の方も是非全編鑑賞(できれば3部作全部)をおすすめします。世間は80年代リバイバルですから、一周して新鮮に感じるかもしれませんよ。
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※『Bad』の途中で歌われている。手にはしっかりとアルランド国旗が。


※アイルランドを代表する女性シンガー、シンニード・オコナー。

 『時計…』でホームレスがアレックスたちにリンチされる時に歌っていた歌がこの『モリー・マローン』。アイルランド・ダブリン市民の愛唱歌だそうで、かなり広く歌われているみたいです。特にアイルランド出身のアーティストでは定番曲となっているらしく、シンニード・オコナーU2なんかもカバーしてますね。

 1970年代当時、アイルランド人がロンドンでどういう立場だったかは詳しくは知らないのですが、政情不安だったアイルランドから隣国のイギリスに移民が流入し、そのいくらかはホームレスになっていたのかもしれません。それにアイルランド人といえば大酒飲みのイメージがありますし。

 歌詞も簡単なのでワンフレーズくらい憶えてアイリッシュ・パブで歌ってあげたらウケるかも。ただ、どこでこの歌を知ったかは・・・言わない方か賢明かと思いますが(笑。
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 以前ここでHALの反乱の原因について制作側の事情から検証しました。個人的にはHALの反乱とその原因については、当時でも現在においてもそれなりに説得力もあるし、納得できるレベルにあると感じています。そこで今回は別の、もっと重大な問題を指摘したいと思います。これは製作当時の1960年代半ばにはNASAで実際に行われていて、なおかつこの『2001年…』にも反映されているべき問題です。

 それは「木星計画(ジュピター・ミッション)」そのものの不合理性です。当時NASAでは人類初の月面有人探査計画、すなわちアポロ計画が不幸な事故に見舞われながらも着々と進行中でした。でもその前に忘れてならないのが前段階での月無人探査計画です。「レンジャー」「サーベイヤー」と呼ばれる無人探査機を次々に月に送り込み、その結果詳細なデータと写真をもたらしました。当時は(今も)地球以外の天体を調査するなら、まず無人探査機で調査をするのが常識だったのです。

 つまり『2001年…』でも「木星計画」で有人探査を行うのなら、その前段階として無人探査が行われていなければなりません。しかし『2001年…』ではそういった描写は一切ありませんでした。キューブリックやクラークがこの前段階としての無人探査の事実を知らないはずはないと考えられますので、意図的にその事実を無視しているのでしょう。理由は単純で、人間を送り込まないとドラマにならないからです。(小説版『2001年…』では無人探査船を木星に投下する描写がありましたが)でも台詞だけでも「無人探査では何も発見できなかった」というフォローがあれば良かったように思います。もしくは「モノリスの存在を秘匿し続けるにはもう限界に来ていて、アメリカ政府は一刻も早く成果が欲しくて焦っていた」もありかも知れません。

 もちろんこの件だけで『2001年…』の評価が揺らぐものではありませんし、フィクションである以上、こういったプロット上重要でない部分を指摘したところであまり意味はありません。あるとすれば説得力の問題だけです。ただHALの反乱の理由の是非、無重力なのにストローの液体が下がる、月での行動が1Gでのものに見える、地球の欠けかたがおかしいなど事細かに指摘する人に限って、この大きな問題に気づいていない場合が多いように思います。こういった人は重箱の隅をつつく事に忙しく、重箱に穴があいているのに気づいていないのでしょう。

 完全主義者と揶揄しておいてその作品に不完全な部分を見つけては、それを根拠に評価を貶め喜ぶ・・・。そんな輩につきあうつもりはありませんが、彼らがこの重大な事実を指摘できない限り、所詮その程度、と考えてよさそうです。

 余談ですが、もしアポロ陰謀論者詰め寄られたら、この月無人探査計画「レンジャー」「サーベイヤー」ソ連の「ルナ」、それに有人宇宙船計画「ジェミニ」について論評を求めてみてください。全ての計画はアポロ計画と密接にリンクしていますので、陰謀論の整合性は瞬く間にとれなくなります。でも、多分何も知らないでしょう(笑。
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abeno
※直リンクは貼りませんが、検索すれば観る事ができます。

 ちょっと面白かったのでご紹介。アニメ『アベノ橋魔法☆商店街』の第3話、『合体! アベノ橋☆大銀河商店街』です。どうやらこの回のテーマはSFやロボットアニメらしく、全編に渡っていろんなネタが仕込んであり、その内のひとつがもはや定番と化した『2001年…』ネタです。

 調べてみると2002年と結構前のアニメですが作画がすばらしい!今のデジタル全盛の時代にはない極端なパースとデェフォルメ、スピード感。どこかで見たな、と思っていましたがなるほど、あの『エヴァ』で有名なガイナックスですか。納得です。

 ただ声優さんが残念。キャラの動きのスピードに全くついていけてない感じ。全話は見ていませんが、それぞれの回がそれぞれのパロディになっているらしく、元ネタを知っている人には楽しめそうです。直リンクはアレなので貼りませんが、検索すればヒットしますんで興味のある方は是非どうぞ。

 以前ご紹介したこれもそうですが、日本でキューブリックの影響が一番濃いのはマンガ/アニメ界の人たちかもしれません。PVやCMなどの映像制作もそうですし。肝心の邦画界はどうなのでしょう?あまり影響は聞かないような・・・。もしかしたら映画界を目指す人にとってのマスターピース過ぎて、あえて触れられないのかもしれませんね。
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 今回は珍しく日本のバンドをご紹介。a flood of circleのアルバム『PARADOX PARADE』からの曲『博士の異常な愛情』です。歌詞を読むとまあそのまんまなので説明は要らないですね。音はミッシェル・ガン・エレファントブランキー・ジェット・シティの正統後継者っていう感じでカッコイイです。ボーカルの歌い方なんかにはかなり影響を感じますね。今後の活躍に期待したいです。
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