2010年10月

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 『2001年…』で「進化の過程」を印象的に見せた、猿人の骨から衛星に切り替わるジャンプ・カットはいつ観ても素晴らしい。一般的には「道具の進化」として受け取られているようだけど、猿人が殺人を犯した「骨」から、大量殺戮兵器である「原子力(核爆弾)衛星」での移行であることからして、「武器の進化」を意図したもの、解釈するのが妥当でしょう。まあ、拡大解釈すればどちらも同じ意味だけど。
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2001 Harry Lange
Harry Lange(IMDb)
ハリー・ラング(MOVIE-FAN)

 『2001年…』で重要な役割を果たしたプロダクション・デザイナー。1965年にNASAを去るとすぐ、共通の友人であるアーサー・C・クラークを通じでキューブリックと知り合い、『2001年…』のプロジェクトにその後3年間携わる。

 他の参加作品は『赤ちゃんよ永遠に』(1972)、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲 』(1980)、『マペットの大冒険/宝石泥棒をつかまえろ!』(1981)、『ダーククリスタル』(1982)、『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』(1983)、『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』(1983)、『ハイパーサピエンス』(1986)。

 1930年12月7日ドイツ・テューリンゲン州でハンス・クルト・ランゲとして出生、2008年5月22日にイギリスで死去、享年77歳。
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frederick-ordway-02-ho-02-jpg-20140714
Fred Ordway(IMDb)

 マーシャル宇宙飛行センターのウェルナー・フォン・ブラウンと共に働いた経験を持つ元NASAの技術者で、1965年1月に『2001年…』の科学技術アドバイザーとしてプロジェクトに参加。NASAやIBMなど各宇宙産業関連企業とのパイプ役や、科学技術の指南役として『2001年…』に多大な貢献をした。

 1927年4月4日アメリカ・アラバマ州出身、2014年6月1日死去、享年87歳。
 
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waner01

 昨年、日本で公開された洋画の中では第1位の興収を記録した「A.I.」が、早くもDVD&ビデオ化される。このプロモーションのため、同作のエグゼクティブ・プロデューサーであり、故スタンリー・キューブリックの義弟でもあるヤン・ハーランが来日し、2月13日、東京・日比谷の帝国ホテルにて会見を行った。

 「観るものすべてが驚きに満ちており、とても興奮しています」と初来日の感想を語ったハーランは、「『A.I.』は、(キューブリックとスピルバーグという)2人の偉大なアーティストの最高のコラボレーション。作品の完成に立ち会うことはできなかったが、キューブリックもきっと喜んでいるでしょう」と、製作に使用されたコンセプト原画を手に満面の笑みを見せた。このコンセプト原画は、3月16日から21日まで東京・お台場のフジテレビで開催される『A.I.』展に出展される一品。そのほかにも、撮影で実際に使用されたテディ・ロボット、デイビッドとジゴロ・ジョーのコスチューム、ルージュ・シティのミニチュア、全長7.5メートルのアンフィビコプター(水空両用ヘリ)のモデルが展示される予定だ。

 会見は、「彼は完全主義者であると同時に、ユーモアと人間性にあふれた人。彼との共同作業は決して楽ではなかったが、楽しいものだった」とキューブリックの人柄にも話が及び、「今後多くの芸術が残っていく中で、きっと彼の名も残るはず」と改めて名監督の偉大さを感じさせるものとなった。

(映画.com/2002年2月19日)




 かなり古い記事ですが、見つけたので念のためスクラップしておきます。ヤン・ハーラン来日していたんですね。実姉でキューブリックの妻、クリスティアーヌはまだ来日した事がなかったと思います。何かの機会には是非日本に来てほしいですね。


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