このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 現在「午前十時の映画祭11」において、全国規模で『2001年宇宙の旅』『シャイニング』〈北米公開版〉が上映中です。そんなちょうどのタイミングで、今年もキューブリック生誕の日がやってきました。まさか事務局がこの日に合わせて、キューブリック作品上映日を決めたわけではないと思いますが(もしそうなら英断ですね)、Twitterを見ているとキューブリック作品初見の方もいらっしゃるようですし、単なる「お誕生日おめでとう動画」ではなく、キューブリックの生涯とその人となりを紹介した動画にしました。長さが2分20秒なのは、Twitterにアップロードできる動画の長さの最長時間がこの長さだからです(Twitter版はこちら)。ですので、字幕の切り替えが少し早いと感じる方もいらっしゃるかも知れません。もし、読みづらいようでしたら一時停止をしながらお楽しみください。

 ところで、だいぶ前に「故人なのに誕生日を祝うという行為には違和感を感じる」みたいな記事を書いたことについてですが、それは今現在もなんとなく感じております。そのため「誕生日」とはせずに「生誕日」という表記にしました。ただ、多少慣れてきたこともあり、動画内では誕生日を「祝福(Ode to Joy)」しております。とはいえ、やはりキューブリックはすでに故人ですので、今後も「誕生日」とはせず「生誕日」、もしくは「生誕の日」という表記で統一したいと思います。もちろんこれは個人的な取り決めであって、他者に強要するものではありませんので、ファンの方にはそれぞれの表現で誕生日を祝っていただけたら、と思います。
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、デマサイトやデマ動画チャンネルの制作者、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトのライター様などは当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。


KUBRICK.Blog.jp おすすめ記事





    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
the_shining_jack
画像引用:IMDb - The Shining

 スティーブン・キング原作の映画は数多くありますが、どちらかといえばB級ホラー作品が多い。ところが監督が違うと、ここまで格調の高いホラー映画になるのかという、一番のいい例がこの『シャイニング』です。名匠・スタンリー・キューブリックの手にかかったことで、すべてがグレードアップされたという気がしますね。

 僕は、映画というのは、結局は監督のものだと思っています。もちろん、原作や脚本も重要な要素ではありますが、映画は監督によって180度違うものになる。僕の漫画も何度か映画化されていますが、その度にまったく違った作品として生まれ変わるのです。ですから、原作者が出来上がった映画を観て後から文句を言っても仕方がないと思いますね。

 僕は、自分の漫画を映画化したいと言われたら、承諾した以上はそれから先は一切口を挟みません。原作という素材をシェフである監督に渡して、「あとはどうにでも調理してください」という感じです。映画は監督のものなのですからね。

 でも、スティーブン・キングはそういうタイプではないようで、この映画の出来がまったく気に食わずに随分と文句を言った挙句、結局自分の製作総指揮・脚本によるテレビ映画を1997年に撮っています。

 キングは、キューブリックによって自分の原作が格調高い「A級ホラー」になってしまったことが気に食わなかったのだと思います。彼はきっと、ジョン・カーペンターのようなB級ホラー専門の監督に撮ってもらったほうが良かったのでしょうね。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:cinemaplus/2021年7月25日




 キューブリックは『2001年…』のインタビューで、「小説は映画よりもずっとはっきり説明しようとする。それは言語媒体では避けれない」「非常に散文的なことは、印刷物でなら上手くいける」と語っています。つまり、言語媒体である小説と映像媒体である映画との違いをはっきりと認識し、小説をそのまま映像化しても良い映画にはならないと考えていたのでしょう。スティーブン・キングは映像制作の経験は(『シャイニング』の時点では)ありませんので、その違いを実感としてよく理解していなかったのだと思います。

 ただ、この『シャイニング』に関してはキューブリックは根本から「作り直し」をしています。そのことがキングの逆鱗に触れたのですが、小説と映画の違いは、以前こちらの記事で詳細に書き出して考察しています。端的にいえば「キューブリックは善悪を誰にでもある曖昧なものと考え、キングは勧善懲悪を好んだ」ということなのですが、弘兼氏の言う「B級ホラー」とは、この「勧善懲悪(善と悪との戦いで善が勝つ)」の部分を含んだ「テイスト」を指しているのでしょう。

 そうなると一つの疑問が浮かび上がってきます。つまり、キューブリックが好むはずがない「勧善懲悪のお化け屋敷ホラー」である小説『シャイニング』を、なぜキューブリックは映画化したか?という疑問です(キューブリックは一応小説を「気に入った」とは語っています)。これについては様々な要因が考えられるのですが、それは今後考察記事としてまとめたいと思います。

 ちなみに弘兼氏は記事で『シャイニング』の監督にジョン・カーペンターの名前を挙げていますが、もしそうなったらあんな感じになるな、というのは想像ができますね。あとスピルバーグだったら、とか、バーホーベンだったら、とか想像してみるのも楽しい。でも、もしマイケル・ベイなら「シャイニング」能力でダニーが呼んだ米空軍が、ミサイルでホテルを吹っ飛ばしていたことでしょう(笑。
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、デマサイトやデマ動画チャンネルの制作者、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトのライター様などは当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
timebokan_2001

タイトル:『タイムボカン24』第22話「アメリカの月面着陸はヤラセだった!!」
遭遇者:トキオとカレン
状況:月面着陸のヤラセ映像を撮影中のハリウッドのスタジオに、モノリスと猿を描いた書割が登場。ちなみに監督の名前は「ジューブリック」


toaru

タイトル:『とある科学の超電磁砲 』第13話『ビキニは目線が上下に分かれますけどワンピースは身体のラインが出ますから細い方しか似合わないんですよ』
遭遇者:御坂美琴、白井黒子、湾内絹保、泡浮万彬、婚后光子、初春飾利、佐天涙子、固法美偉
状況:水着モデル撮影用のバーチャルスタジオで遭遇


abenobashi_monolith

タイトル:『アベノ橋魔法☆商店街』第3話 『合体! アベノ橋☆大銀河商店街』
遭遇者:サッシとあるみ
状況:サッシがロボットにモノリスを売りつけられ、さすったサッシが猿人に「退化」する
※『2001年…』をはじめ、SF、特撮、ロボットアニメネタが満載の回


eva_monolith

タイトル:『新世紀エヴァンゲリオン』第21話 『ネルフ、誕生』
遭遇者:冬月コウゾウ
状況:冬月がゼーレに拉致された際、それまでは人類補完委員会の姿として登場していたが、この回から「ゼーレのモノリス」の姿で登場
※その後旧劇場版、新劇場版にも登場



 『2001年宇宙の旅』が日本のアニメ界に与えた影響は今更語るべくもないかもしれませんが、その多くは「何か偉大なものが登場した時のBGMとしての『ツァラトゥストラはかく語りき』」や、「宇宙空間や無重力シーンのBGMとしての『美しき青きドナウ』などの優雅なクラシック』や、「異次元や別世界に向けて通り抜ける光のトンネル」や、「やたらディテールが細かいゴテゴテとした宇宙船」など、映像的・音楽的演出がほとんどです。そのせいか、思ったほどモノリスがモノリスとして登場した例が多くないのに驚きました。なお「ゼーレのモノリス」は『2001年…』のモノリスとして登場したのではなく、モノリスをベースにエヴァ仕様でデザインされたものなので、正確にはこの記事の主旨と少し異なりますが、ないとやっぱり寂しいので採り上げさせていただきました。

 また、例によって例のごとく「これ以外にもあるよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ掲示板Twitterに情報をお寄せください。
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、デマサイトやデマ動画チャンネルの制作者、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトのライター様などは当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tsyatu
2018年にイオンで販売されたキューブリックTシャツ。

〈前略〉

 着ているTシャツのプリントは「A clockwork orange(時計じかけのオレンジ)」。1971年に鬼才スタンリー・キューブリック監督が手がけたカルト映画のアートワークをプリントしたヴィンテージTシャツ。

 キューブリックファンなら思わず「あっ、『時計じかけのオレンジ』ですね!」「この映画好きです!」なんて話しかけたくなっちゃうようなTシャツ。こんな風にTシャツは時として見ず知らずの人たちとコミュニケーションが始まったりする手段になるんです。これをテクニックとして使わない手はない!

〈以下略〉

(Tシャツ画像と全文はリンク先へ:朝日新聞デジタルマガジン/2021年7月21日




 昨今のキューブリック人気に、この「キューブリック作品のアパレル化」があるのは間違いのない事実だと思います。上記画像は2018年にイオンで一枚980円(セールで2点以上750円)という破格値でリリースされたキューブリックTシャツ(詳細はこちら)ですが、これが話題になり、後のGUの『シャイニング』双子の少女Tシャツの大ヒット(詳細はこちら)につながりました。この頃になると「キューブリックも作品も知らないけどデザインで着ている」という人も多くなり、記事の言う「円滑なコミュニケーション」どころか「コミュニケーションで事故る」という事例も聞かれるようになりました。まあ、ファンからすれば「観てないのに着るなんて」という批判もあるかと思いますが、そういった恥ずかしい思いをしたくないがために作品を視聴する、ということもありうるので、個人的には「あまり突っ込まないであげて」と思っています。

 そういえば一時期話題になった「ファスト映画」って、「映画コラボグッズを身につけたいのだけど、未視聴(未履修)で恥をかきたくないので手っ取り早く内容を知る」というニーズもあったかもですね。ここまでインスタントに済まされてしまうとさすがに批判は免れませんが、どういうきっかけであれ、キューブリック作品に(正しい視聴方法で)触れて頂けるなら、ネット黎明期からその片隅で「キューブリック!」と騒ぎ続けているいちファンからすれば、昨今のキューブリック作品がメディアに取り上げられる頻度の高さについて、非常に嬉しく感じている次第です。
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、デマサイトやデマ動画チャンネルの制作者、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトのライター様などは当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ACO_CAP

 以前『シャイニング』のコラボキャップ発売をご紹介した、キャップブランドの「NEW ERA」(詳細はこちら)から、今度は『時計じかけのオレンジ』コラボキャップが販売になりました。

 価格やサイズなどは以下の通り。リンクは公式通販サイトへ貼ってありますが、すでにサイズによっては売り切れも出ているようです。欲しい方はお早めにどうぞ。

59FIFTY A CLOCKWORK ORANGE
時計じかけのオレンジ ロゴ ブラック

サイズ:7 〜8
価格:6,050円(税込)

9FORTY A-Frame トラッカー A CLOCKWORK ORANGE
時計じかけのオレンジ ロゴ ホワイト ブラックメッシュ

サイズ:56.8〜60.6cm(ワンサイズ)
価格:3,960円(税込)

9FIFTY A CLOCKWORK ORANGE
時計じかけのオレンジ アートワーク ホワイト ブラックバイザー

サイズ:S 〜XL
価格:5,500円 (税込)

9THIRTY A CLOCKWORK ORANGE
時計じかけのオレンジ ロゴ ブラック

サイズ:56.8〜60.6cm(ワンサイズ)
価格:4,180円(税込)

9THIRTY A CLOCKWORK ORANGE
時計じかけのオレンジ アイコン ホワイト

サイズ:56.8〜60.6cm(ワンサイズ)
価格:4,180円(税込)
【ご注意】当ブログの記事は報告不要でご自由にご活用頂けますが、引用元の明記、もしくは該当記事へのリンク(URL表記でも可)を貼ることを条件にさせていただいております。それが不可の場合はメールや掲示板にてご一報ください。なお、デマサイトやデマ動画チャンネルの制作者、アクセス稼ぎだけが目的のキュレーションサイトのライター様などは当ブログの閲覧、ならびに利用は禁止させていただきます。※当ブログはネタバレありです。

このページのトップヘ