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 トルコ・インタンブールのインスンブール映画博物館で2022年10月1日から2023年3月1日まで開催される『スタンリー・キューブリック展』。博物館のサイトのトップページもキューブリック仕様になりました。トルコの次はスイスという話もチラリ。日本は一体いつになるんでしょうか・・・?

 公式サイトはこちら。今までの開催地リストはこちら
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 ジョン・ブアマン監督とショーン・コネリーがタッグを組んだ先鋭的SF映画「未来惑星ザルドス」(1974)が、約半世紀を経て11月4日から劇場公開される。このほど、約50年ぶりの再公開のため日本独自にデザインされた新ポスタービジュアルも披露された。

〈中略〉

映画化に際し、「2001年宇宙の旅」(68)にも通じる本作のテーマに興味を抱いたスタンリー・キューブリックがノンクレジットでテクニカル・アドバイザーとして協力。撮影に「2001年宇宙の旅」の名カメラマン、ジェフリー・アンスワースを抜擢するなど、さまざまな便宜を図ったという。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画.com/2022年9月30日




 オールドSFファンには懐かしいショーン・コネリー主演の『未来惑星ザルドス』が約50年ぶりに4Kで再公開されるそうです。ですが、そのキャッチコピーに「キューブリックがテクニカル・アドバイザーとして協力」と踊っていてビックリ! 確かジェフリー・アンスワースを撮影監督に推薦した云々という話は聞いていたのですが、まさか「テクニカル・アドバイザー」とは・・・。『ザルドス』はある意味有名なSF映画ですし、そんな話が大々的に語られていないなんて俄かには信じられなかったので調べてみました。

 確かに『ザルドス』の英語版wikiには「スタンリー・キューブリックがこの映画のノンクレジットの技術顧問であったと報じられた」とあるのですが、それを報じた「Swing」というメディアについて調べたところ、1973年に刊行された「Swing magazine」なる雑誌を発見。でもこれ、いわゆる成人向け雑誌なんですね・・・。この情報、信じていいんでしょうか? 

 では時系列で確認しようと『ザルドス』の撮影時期を調べたところ、1973年5月〜8月までアイルランドのダブリン北部のブレイを拠点に撮影されたそうです。キューブリックは1973年6月〜12月まで『バリー・リンドン』の撮影で南アイルランドのウォーターフォードに居住していました。ただ『ザルドス』はアイルランド北部で、『バリー…』は南部で撮影されていますので、人任せには絶対にしないキューブリックが『バリー…』の現場を離れて『ザルドス』の現場に赴き、テクニカル・アドバイザーを担当するというのはちょっと考えられません。もしあったとすれば、アンスワースに対して技術的なアドバイスを電話で行なったという可能性ですが、それなら考えられなくもありません。『バリー…』の撮影監督はジョン・オルコットです。キューブリックとアンスワースとオルコットの関係を考えれば、同時期にアイルランドにいる者どうし、協力し合うのは自然の成り行きです。

 ですが、もしそうだとしてもその程度の貢献を「テクニカル・アドバイザー」としていいのかどうかは疑問です。同様の有名な逸話に『007 私を愛したスパイ』(1977)のタンカーシークエンスの照明セッティングについてのアドバイスをノークレジットを条件にキューブリックが行なった、というものがあります。これはキューブリックのIMDbにも記載がある有名な事実です。ですが、この『ザルドス』の件はIMDbにも記載がありません。

 以上が管理人が調べた事実とそれにより導き出した推察です。もしもっと確かなソースをご存知の方がいらっしゃいましたらご一報くださいませ。

 ところでこの『ザルドス』ですが・・・大昔にTVオンエアかビデオで観た記憶があるのですがよく覚えていません。鏡のシーンはやたら印象に残っているのですが。ですので論評は避けますが、SF映画、カルト映画ファンなら押さえておいても損のない作品だと思います。でも一般の映画ファンは・・・やめといたほうが・・・いいかも(笑。
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画像引用:IMDb - The Shining

 ジャパニーズ・ホラーの第一人者として知られる中田秀夫監督の最新作、映画『“それ”がいる森』が9月30日(金)に公開される。主演を務める相葉雅紀が、役作りとホラーについて語った。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:GQ JAPAN/2022年9月29日




 ジャニーズで嵐のメンバーである相葉雅紀さんが主演映画の『“それ”がいる森』のインタビュー記事で、おすすめするホラー映画として『シャイニング』を挙げていたのでご紹介。

 挙げられている三作はどれもメジャーで一般的な作品で、特にご紹介するまでもないですが、影響力の大きいジャニーズのタレントがこうしてキューブリック作品の名前を挙げてもらえるのは、ファンとしても嬉しいですね。

 以前、松本潤さんが出演するスーモの『2001年宇宙の旅』のパロディCMを記事にしました(詳細はこちら)が、多くのジャニーズファンからのアクセスがありました。Twitterを見ていても、ジャニ系の話題は一瞬でトレンドワードになります。それだけ「ジャニヲタ」の影響力は大きいということなので、Twitterではびこる右や左の政治思想の扇動、印象操作系、あやしいビジネス系、陰謀論(これにはとっても迷惑しています)やデマ系などの「恣意的」なツイートを、その影響力でこれからも吹き飛ばして(笑)欲しいと思っています。

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プラナー 0.7/50mmレンズとミッチェルBNCカメラ(画像引用:wikipedia - バリー・リンドン)

 スタンリー・キューブリック監督が人工光なしの伝説的な室内撮影に使用したZEISSのフィルムレンズ「Planar 0.7/50mm」の1本が、ZEISS光学博物館で特別展示されている。史上最速のフィルムレンズと言われるPlanar 0.7/50mmは、キューブリック監督のエステートに帰属している。キューブリック全監督作品の制作に重要な役割を果たしたエグゼクティブ・プロデューサーのヤン・ハーラン氏が、個人的に同レンズを美術館に貸し出した。同レンズは2022年時点で、ちょうど「50歳」だ。わずか10台しか生産されず、そのうち6台はNASA向けに製造された。

〈中略〉

 ハーラン氏は、この特別なレンズを手に入れるまでの経緯を次のように述べている。

ハーラン氏:スタンリーは、「アメリカン・シネマトグラファー」誌でZEISS 0.7/50mmレンズについての記事を読み、とても興奮したようです。彼は私にこのレンズについて調べるように言いました。私はZEISSに電話し、ケメラー博士と話し、このレンズはリアレンズがフィルム面から5mm強しか離れていないため、映画用カメラには使えないと説明されました。このことをスタンリーに話すと、彼らしいというか、「ノー」の一言では済まされず、この5mmというクリアランスを持ったカメラがあるかどうか調査しました。一眼レフカメラは反射鏡のスペースがないので明らかに不可能ですが、回転ディスクなら5mmあればまだ余裕があるはずです。簡単に言うと、私はレンズを1本買い、スタンリーと長い間話し合った後、それをエド・ディ・ジュリオのところに持っていきました。エドはMitchel BNCの受信マウントを再加工し、このレンズ専用にしたのです。テストが成功した後、他の焦点距離に変換する可能性があるため、さらに2本のレンズを購入しました。このレンズ以外は、現在スタンリー・キューブリック展に展示されています。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:PRONEWS/2022年9月22日




 キューブリックが『バリー・リンドン』の蝋燭のシーン撮影のために入手した、有名な「プラナー F0.7 50mmレンズ」がツァイス光学博物館に「里帰り」したとのニュースがありましたのでご紹介。

 記事の通りキューブリックはこのレンズ10本のうち3本を入手、ミッチェルBNCカメラを改造し強引に取り付けました。キューブリックはエド・ディ・ジュリオにコンバージョンレンズ製作も発注し、焦点距離が35mm、50mm、75mmの3本のF値0.7レンズを使って蝋燭シーンの撮影をしました(詳細はこちら)。その蝋燭は光量を稼ぐために3本の芯を使った特製の高輝度のもので、ヤン・ハーランは現存する実物をツァイス社に寄贈したそうです。

 あと、ミッチェルBNCカメラ入手の経緯も面白く、キューブリックはワーナーのジョン・キャリーに電話して「ミッチェルBNCカメラを探している」「昔使っていたので思い入れがあるんだ」とF値0.7レンズの件はおくびにも出さずまんまと入手しました。慎重で秘密主義者のキューブリックらしいエピソードですね。
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画像引用:IMDb - Doctor Sleep(2019)

 「ドクター・スリープ」の続編企画がボツになったことを、同作を手がけたマイク・フラナガン監督が自身のTwitterで公表した。

 「ドクター・スリープ」は、スティーブン・キングの同名小説の映画化で、「シャイニング」に登場した少年ダニー・トーランスのその後を描いた作品。フラナガン監督は、「シャイニング」および「ドクター・スリープ」に登場するディック・ハロランを主人公にした前日譚の企画開発を開始していたものの、「ドクター・スリープ」の興行がふるわなかったために、同シリーズの権利を持つ米ワーナー・ブラザースが中止を決定。「ドクター・スリープ」は批評こそ好評だったものの、製作費4500万ドルに対し世界累計興収7200万ドルと芳しい結果が得られなかった。

 フラナガン監督は、「寸前までいったんだ。実現しなかったことを一生後悔することになるだろう」と、ツイートしている。なお、ワーナーは「シャイニング」の舞台となるオーバールック・ホテルを舞台にしたドラマを米動画配信サービスのHBO Max向けに企画開発していたが、こちらもボツとなっている。

(引用元:映画.com/2022年9月23日




 管理人がこの『シャイニング』前日譚(おそらく『オーバールック・ホテル』という仮題)の企画を知ったのは、2012年のこの記事だったのですが、この頃スティーブン・キングは続編である『ドクター・スリープ』を執筆中で、映画化は未定でした。その『ドクター・スリープ』が刊行され、映画化も決定。2019年に公開されたことは記憶に新しいですが、興行収入は期待はずれだったため、先に動いていた前日譚の企画もポシャってしまったということのようです。

 製作はJ・J・エイブラムスやジェームズ・ヴァンダービルト、監督にマーク・ロマネクやアルフォンソ・キュアロンの名前が挙がっていましたが、内容もワトソンが主人公だと思いきやハロランが主人公という話もあり、ひょっとして前日譚の企画は二つあるのかもしれないなど、漏れ伝わる情報は錯綜気味でした。

 そもそもキューブリックは続編ビジネスに興味がなかったわけですから、ファンにしてみれば前日譚も『ドクター・スリープ』も必要がありません。『ドクター・スリープ』に関しては『シャイニング』の続編であるということを抜きにしても駄作だと思いますので、まさに「毒をもって毒を制す(駄作をもって駄作になりそうな企画を潰す)」という、まるで『ドクター・スリープ』の内容をなぞらえたような事の顛末に、「最初からやめときゃ良かったのに・・・」という本音を今更ながらここでさらけ出させていただきたいと思います。

 キューブリック作品はキューブリックにしか作れないし、ましてや続編やスピンオフなど観たくもありません。ワーナーはこの手痛い失敗からそれを肝に命じて欲しいですね。
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