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2001

8K版『2001年宇宙の旅』を一足先に見た! 1年に渡る修復で引き出された70mmフィルムのポテンシャル

NHKは本日、12月1日(土)に放送する8K版『2001年宇宙の旅』のマスコミ向け試写会を行った。

 12月1日は、新4K8K衛星放送が開始される日。8K版『2001年宇宙の旅』は、NHK BS8Kで午後1時10分から放送される。

〈中略〉

 8Kへのデジタイズは、ワーナーが依頼したラボが、オリジナル・カメラネガから8K化用に、新たに作成したフィルムを使って行った。またオリジナルネガを8Kスキャンし、傷や経年の色彩変化などを修復していった。

 実際の作業では、70mmフィルムを映写したものを見ながら、同じ色調になるよう、横に置いた4Kや8Kの小型モニターで、何度も何度も繰り返し丹念に作業を行ったという。8K化に要した時間は実に1年間というから、その作業の膨大さがよくわかる。

 ワーナーで作成されたファイルは、P2に収められてNHKへ納品された。解像度は8K(7,680×4,320)で、色域はBT.709。HDRではなくSDRの24pファイルとなる。音声は5.1ch。このテストファイルがワーナーからNHKへ届いたのが今年8月のことで、NHK側で24p→60p変換を行った。

 なお、この8K化の過程を紹介するドキュメント番組も、11月23日(金)午前4:30-4:59まで、NHK総合で放送される。この番組も、2001年ファンなら必見だ。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:PHILEWEB/2018年11月7日




 NHKの本気を見ました。受信料払っててよかった(笑。当然録画案件です。深夜帯〜明け方の放送なのでメモしておかないと忘れそう。期待しましょう!!

2018年11月8日追記:ドキュメンタリー番組のタイトルは『8Kでよみがえる究極の映像体験! 映画「2001年宇宙の旅」』、案内役は佐野史郎さんと中川翔子さんです。
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2001-2010

『2001年宇宙の旅』
BSプレミアム 11月5日(月)午後1時00分〜3時21分
備考:英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ

『2010年』
BSプレミアム 11月6日(火)午後1時00分〜2時57分
備考:英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ

(引用元:NHK BSシネマ




 NHKも『2001年』50周年イヤーに乗っかって『2010年』とセットにしてきました。この『2010年』に関しては大昔にこちらでレビューした通りなんですが、この『2010年』は「クラークの小説版『2001年宇宙の旅』の目的地を土星から木星に変更した、続編小説『2010年宇宙の旅』の映画化」という位置付けで、決して「キューブリックの映画版『2001年宇宙の旅』の続編ではない」んですね。言ってみれば、2020年に公開が予定されている小説『シャイニング』の続編『ドクター・スリープ』の映画化と同じなんですが、『シャイニング』の小説版・映画版の違いに比べて、『2001年…』は小説版・映画版の違いが比較的少ないので、かえって混乱を招いている気がします。

 どうしてキューブリックの映画版『2001年宇宙の旅』の続編ではないのかというと、映画版『2001年宇宙の旅』の続編はキューブリックしか作れないからです。ご存知の通り、キューブリック作品はどれも(良くも悪くも。笑)「キューブリックにしか撮れない」ものばかりです。ですので、世界観や映像美などがあまりにも違いすぎているこの映画版『2010年』を、映画版『2001年宇宙の旅』の続編と呼ぶことに抵抗を感じ続けています。監督のピーター・ハイアムズが「キューブリックと同じことをしたら、致命的な失敗を犯すことになる」と発言しているのも、その点を意識してのことでしょう(もちろん「自分の個性で映画を撮るんだ」という自負も)。

 管理人は「アーティスト」と「職人」の違いは「他者互換が効く存在であるか否か」だと思っています。映画監督には「アーティスト」と「職人」の両方の要素がありますが、キューブリックは極端に「アーティスト成分が多い」んですね。反対にハイアムズは「職人成分が多い」と思っています。ですので、アーティスト成分が多い監督が撮った作品の続編を、職人成分が多い監督が撮ってもそれは続編だとは言えないし、そもそも監督自身がそう思っていないのだから、映画の続編ではないということです。まとめると、『2010年』は「前作映画の小説版(映画版ではない)の続編小説『2010年宇宙の旅』の映画化」と理解するのが一番実像に近いのではないか、と考えています。それを踏まえての管理人の評価は「割と楽しめる」「まあ及第点」といったところですね。

 とはいえ広報的(集客的)に、もしくは便宜的に「映画の続編」と呼んでいることは理解していますし、これを原理主義的に他者に強要しているわけではありません。あくまで私的な感覚のお話です。何卒ご理解ください。


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 すでに伝えられているように、『2001年宇宙の旅』が2018年10月19日(金)より2週間の予定で以下のIMAX館で上映されます。「2週間」となっているのは、客の入りによっては延長もあるという含みだとは思います。

 気がかりなのは上映サイズですが、北米での上映を観た方のレポートによると、左右カットされていたという証言もちらほら。ただ、序曲と休憩、エンドロールは上映されていたそうなので、そこは期待して良さそうです。

 IMAXはすべてデジタルでの上映となりますので、国立映画アーカイブの70mmフィルム上映とはまた違ったものになると思います。色調はアンレストアである70mm版に合わせていると思いますが、デジタルですのでフィルムのキズなどは修正しているでしょう。

 上映館のリストは以下の通りです。詳細はリンク先をご確認ください。『2001年…』のアスペクト比は2.2:1ですので、スクリーンの左右が広いほうが迫力があり、形がよりワイドの方が上下の黒味が少ないということになります。因みに一般的なスクリーンの比率は1.85:1程度です。後は音響、スクリーンと座席の関係(観やすさ)などで決めるのが良いかと思います。

 上映館中一番スクリーンサイズが大きいのは「109シネマズ・大阪エキスポシティ」の26×18m、次点は「成田HUMAXシネマズ」の24.5×14mとなっていますが、これ以下はスクリーンサイズ非公表の映画館が多いため、はっきりしません。上映環境の良し悪しは、スクリーンサイズだけで決まるものではありませんので、客層やアクセスまで考慮した上で、自分に最適の上映館を選択してください。

●109シネマズ
二子玉川
木場
湘南
菖蒲
大阪エキスポシティ
箕面

●TOHOシネマズ
仙台
日比谷
新宿
ららぽーと横浜
二条
なんば

●ユナイテッド・シネマ
浦和
としまえん
豊橋18
岸和田
キャナルシティ13

●KINEZO
T・ジョイ PRINCE 品川
横浜ブルク13
広島バルト11
鹿児島ミッテ10

●シネマサンシャイン
大和郡山
衣山
土浦

●イオンシネマ
大高

●HUMAXシネマズ
HUMAXシネマズ成田

●USシネマ
USシネマちはら台

●フューレック
福山エーガル8シネマズ
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不朽の名作が勢ぞろい!ワーナー・ブラザース作品95タイトルが「TSUTAYAプレミアム」の動画見放題タイトルに追加

 株式会社TSUTAYA(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長兼COO:中西 一雄/以下、TSUTAYA)が提供する「TSUTAYAプレミアム」では、ワーナー・ブラザースの映画・TVドラマシリーズ95タイトルを9月1日より動画見放題タイトルに追加いたしました。

(全文はリンク先へ:PR TIMES/2018年9月9日




 レンタルビデオ/DVDの地位を奪いつつあるネット配信ですが、一番メジャーなのは「amazonプレミアム」だと思います。競合他社も乱立し、さながら戦国時代の様相を呈していますが、レンタルビデオでその地位を確立したTSUTAYAはすっかりと後塵を拝してしまいました。今回追加された映画のリストを見ても、他社ならとっくにプレミアム会員見放題サービスで観ることができていたものばかりです。なので、今更感は拭えないのですが、TSUTAYAさんには大変お世話になった(VHS時代にマニアックなカルト映画などをたくさん観させていただきました)ので、最近元気がないのがちょっと気がかりですが、ぜひがんばって欲しいものです。

●TSUTAYAプレミアム見放題サービス対象作品

『アイズ ワイド シャット』
『フルメタル・ジャケット』
『シャイニング』
『時計じかけのオレンジ』
『2001年宇宙の旅』
『博士の異常な愛情』

●TSUTAYA TV配信作品

『ロリータ』
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2001-a-space-odyssey-japanese-poster
ファンにはおなじみ、初公開時のポスター。

●プレミア上映(MGM)
1968年4月10日(シネラマ)
※テアトル東京にて上映

●初公開(MGM)
1968年4月11日〜9月18日(シネラマ/70mm)

●凱旋興行(MGM)
1969年3月1日〜4月4日(シネラマ/70mm)

●リバイバル上映(CIC)
1978年10月28日〜(シネラマ/70mm/35mm)
※1978年から1984年にかけて70mmや35mmで全国の数多くの映画館で上映された
※テアトル東京(1981年閉館)や大阪OS劇場(1991年閉館)などのシネラマ館でシネラマ上映された

●『2010年』との併映(CIC)
1985年5月11日〜6月27日(35mm)

●ニュープリント版(ヘラルド)
1995年2月3日〜3月2日(35mm)

●新世紀特別版(ワーナー)
2001年4月7日〜5月18日(35mmの上映で70mmの1:2.2を再現)

●新宿バルト9上映(ワーナー)
2007年2月24日〜3月2日(35mm)

●キューブリック監督生誕80周年アンコール上映(松竹)
2008年6月28日〜7月18日(35mm)
※東劇

●新宿プラザ劇場閉館上映(松竹)
2008年11月2日(35mm)

●新宿テアトルタイムズスクエア閉館上映(ワーナー)
2009年8月29日(35mm)

●早稲田松竹特選名画劇場(ワーナー)
2010年1月2日〜1月8日(35mm)

●午前十時の映画祭(ワーナー)
2010年2月6日〜2011年1月21日(35mm)

新・午前十時の映画祭(ワーナー)
2013年4月6日〜2014年3月21日(DCPの上映で70mmの1:2.2を再現)

ライブ・シネマ・コンサート『2001年宇宙の旅』(ワーナー)
2015年11月25〜26日(DCP)
※渋谷オーチャードホール

●恵比寿ガーデンシネマ「爆音映画祭」(ワーナー)
2016年4月3日、6日(DCP)

ニュープリント70mm版(ワーナー)
2018年10月6〜7日、11〜14日(ニュープリント70mm)
※クリストファー・ノーラン監修、アン・レストア版
※国立映画アーカイブのみ



 以上、ざっくりとしたまとめですが、追加情報としてアメリカではIMAX70mm版が8月24日から1週間限定で上映される予定になっています。この「IMAX70mm版」が、日本で唯一のIMAX70mm上映実績がある「109シネマズ大阪エキスポシティ」でそのまま掛けられるのかどうかは、上映技術に詳しくないのでわかりませんが、可能性はあると思っています。もし情報解禁になるのなら、今回の70mm上映チケット発売日前というパターンも考えられるので、特に関西在住の方は動向に注視しておくことをおすすめします(もし空振りだったらごめんなさい)。

 さて、上記の通り『スター・ウォーズ』でSF映画ブームが沸き起こった1978年から1980年代半ばまで、『2001年…』は全国の映画館でリバイバル上映が繰り返されました。当時フィルムは70mmと35mmの2種類があり、70mmの上映施設がある映画館(日比谷スカラ座、新宿プラザ劇場、新宿ミラノ座、渋谷東宝、渋谷パンテオン、松竹セントラルなど)では70mmで、それ以外は35mmで上映されました。つまり今回の70mm上映はそれ以来ですので、約34年ぶりということです。

 そうなると初公開組は60〜70歳くらい、リバイバル組でも50〜60歳くらいですので、それより若い世代は70mm初体験という貴重な機会になります。そのためチケット争奪戦は必至かと思われますが、国立映画アーカイブさんには、ぜひとも上映期間の延長をご検討いただきたいですね。

▼この記事の執筆に当たり、以下の記事を参考にいたしました。
「2001年宇宙の旅」日本公開記録
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