キューブリックブログ記事

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Kubrick(iTunes Store)


 この記事でご紹介した通り、現在ロサンゼルスで開催中の『スタンリー・キューブリック・ザ・エキシビジョン』ですがオフィシャルアプリが無料でダウンロードできるようです。当時の貴重な撮影現場のスチール写真やポラロイド、撮影に関するメモやスケッチ、コールシートやスクリプトの一部、インタビューなど、かなりのボリュームが収められています。たぶんキューブリック邸に残っていた物の一部だとは思いますが、どれもサザビーズあたりに出品すれば高値落札間違いなしの貴重な歴史的資料ばかり。これらを読み込むだけでもかなりの充実度でしょう。

 もし日本語解説付きで日本での展示が実現すれば多分一日じゃ足りないしょうね。大型展示物はほとんどレプリカでしょうから、当時の雰囲気を味わうにはいいにしても、価値はあまりないでしょう。でも、こういった資料の展示は非常に価値があります。ただ、それを存分に味わうにはそこそこの予備知識を持ってないといけないでしょうから、現在の日本におけるキューブリックを取り巻く現状を考えると日本での開催は絶望的でしょうね。
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※2012年6月にアムステルダムで開催された「スタンリー・キューブリック展」

 昨年パリやアムステルダムで開催されていたキューブリック展が、キューブリックゆかりの地、ロサンゼルスで開催中のようです。こういったキューブリック展は海外では過去に何度か行われているようですが、今回は未亡人のクリスティアーヌや義弟のヤン・ハーランがオープニングに登場するなど、かなり気合いが入っているみたいです。あまり情報が入ってこないので展示の充実度はわかりませんが、撮影時に使われた本物なのかそれともレプリカなのかでその価値はだいぶ変わるかと思うので、詳細なレポートが欲しいところ。ロサンゼルス郡立美術館(LACMA)で今年の6月30日まで。日本には・・・残念ですが多分来ないでしょうね。とりあえず雰囲気だけでもこれで味わうしかないようです。
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stanley-kubrick

 さて、キューブリックとアカデミー賞ですが、自身の名義で獲得できたのは『2001年…』の「特殊視覚効果賞」のみ。それも、本来の該当者は4人だったのに、アカデミーから「一つの賞に該当者は3人まで」と言われて代表でキューブリックが受け取ったというもの。さらに悪かったのは名誉賞(当時メイクアップ賞はなかった)が『猿の惑星』に奪われた事。これにはクラークも怒り心頭で「アカデミーの審査員は、猿人を本物と思い込んだんだ!」と吐き捨てたそうです。

 キューブリックはもちろん、アカデミー賞受賞における興行的価値は理解していたので(資金集めに苦労しっぱなしのキューブリックは、興行成績が次作の資金集めに影響するのを恐れていた)受賞資格を得る為にわざわざ上映時期をずらしたり期間中に再上映したりしていたのに、アカデミー賞にはノミネートがせいぜい。まあ「ハリウッドの異端」「イギリスへの亡命者」とされていたキューブリックに、身内が身内を誉め讃えておめでたがる閉鎖的なハリウッドが賞なんか贈るはずがないわけで、かえってこのぐらい無視されている方がスッキリしていて気持ちいいくらい。お願いだから「アカデミー特別賞」なんて中途半端な代物を贈る事なく、死して後も尚「ハリウッドに背を向け続けた映画界最大の巨匠」であり続けて欲しいものです。

【キューブリック作品で獲得したアカデミー賞】

●『スパルタカス』
最優秀助演男優賞/ピーター・ユスティノフ
最優秀撮影賞/ラッセル・メティ
最優秀美術監督賞/アレクサンダー・ゴリツェン、エリック・オーボム、ラッセル・A・ゴスマン、ジュリア・ヘロン
最優秀衣裳デザイン賞/J・アーリントン・ヴァレーズ、ビル・トマス

●『2001年宇宙の旅』
特殊視覚効果賞/スタンリー・キューブリック

●『バリー・リンドン』
最優秀撮影賞/ジョン・オルコット
最優秀衣裳デザイン賞/ウルラ=ブリット・ショダールンド、ミレナ・カノネーロ
最優秀美術監督賞/ケン・アダム、ロイ・ウォーカー、ヴェロン・ディクソン
最優秀編曲賞/レナード・ローゼンマン
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ラストシーンについてのエピソードを少し…。

『スパルタカス』では、史実として確認されていないにも関わらず、スパルタカスを磔にしたのはキューブリックの主張らしい。

『突撃』では、映画を当てたいと考えていたキューブリックが、脚本をハッピー・エンドに変更したが、「最初に読んだ通りの脚本でないと出演しない」とダグラスに怒られ、元の脚本に戻した。

『ロリータ』では、ハンバートとロリータが寝てしまえば、それ以降のストーリーに、観客が注意を払わなくなってしまうのを避けるため、ラスト・シーンを頭に持ってきたという。

当初の『博士の…』のラストは、最高作戦室を隠し撮りしているのを見つかり、取り押さえられたソ連大使がパイを投げたところ、米大統領に当たってしまい、全員参加のパイ投げ合戦が始まってしまう。それが例の核爆発のシーンにつながっていた。(パイ投げのシーンは撮影までされた)そして最後に「我々の銀河から、遠く離れた死の惑星〈地球〉の、風変わりな喜劇をお届けしました」とのテロップが流れて終わる予定だったらしい。

『2001年…』では小説版通り、スターチャイルドが地球の衛星軌道上にある原子力衛星(猿人の骨から、宇宙のシーンに切り替わる時に最初に登場した衛星)を「意思の力」で破壊する予定だったが、前作の『博士の…』を連想させる、との判断で取りやめになった。

『シャイニング』では、初公開の初期、ホテルを命からがら脱出したウエンディとダニーが、収容された病院でホテルの支配人に、事情を説明するシーンがあったが、これを不要と判断したキューブリックが、上映している映画館に向けて、該当のシーンを削除するようにとの支持を出した。
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