キューブリックブログ記事

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イギリス・セントオールバーンズにあるキューブリック邸の一室に設けられたジャケット・レコードのスタジオと、ジャック・ホッブスのインタビュー。




 キューブリックの義長女(クリスティアーヌの連れ子)、カタリーナ・キューブリックはフィリップ・ホッブスと結婚(現在は離婚)し、三人の子供をもうけました。長男アレックスは『アイズ ワイド シャット』でトム・クルーズの患者の少年役して出演していますが、次男ジョーはゲームデザイナー、そして三男のジャックはミュージシャンを目指しましたが挫折し、現在はインディーズレーベル「ジャケット・レコード(Jacket Records)」を立ち上げキューブリック邸内にスタジオを開設、プロデューサー兼ミュージシャンとして活動しているそうです。

 詳細はウェブサイトがありますので、そこで見ることができますが、MVの制作も行っているようで、以下のMVのロケ地はキューブリック邸内です。


Hope - Sanctuary (Strings version) | Live


Seb Wesson feat. Hope - Deep Water (Live in the Library)

 肝心のジャック本人の動画ですが、再生数がこれでは寂しい限り。でも顔が母親(カタリーナ)にそっくりですね。



 キューブリックの孫といえば、次女アンヤの息子、サム・キューブリック=フィニーはデスメタルバンド「シールズ」のボーカル兼ギタリストとして活動中。同じキューブリックの孫として、負けずに頑張って欲しいものです。


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km


IP
Ivor Powell(IMDb)

 ・・・ということだそうです(笑。

 『2001年…』で何一つ見せ場がなく、セリフを言うどころか身じろぎもせず、目を開けることもなく死んでいったカミンスキー博士ですが、この役を演じたのがアイバー・パウエルという方です。IMDbによると俳優ではなかったようで(キューブリック作品にはよくあるパターン)おそらく当時のスタッフか関係者でしょうね。その後アソシエイト・プロデューサー(製作補佐)に昇格し、『エイリアン』や『ブレードランナー』を担当するのですが、wikiの『デッカードブラスター』のデザインの欄に

デザインのイメージを固めるため、ルイスとアソシエイトプロデューサーのアイバー・パウエル(Ivor Powell)は当時最先端とされる銃の資料を集めてデザインの参考とし、更にR・スコットと共にロスアンゼルスの銃砲店を廻った。ルイスはそのうちの一軒で見かけた、銃身と機関部のみの状態で展示されていたオーストリアのシュタイヤー・マンリヒャー(Steyr Mannlicher)社製ボルトアクションライフル、 .222 モデル SLに目を留め、これを改造して使うことをスコットに提案し、これが後によく知られる“デッカードブラスター”の元となった。

という記述が見つかります。なんとこんなところで活躍していたんですね。

 『ブレードランナー』とキューブリック作品のつながりといえば、劇場公開版のラストシーンの空撮が『シャイニング』のオープニングの流用とか、脚本を担当したハンプトン・ファンチャーが、『ロリータ』を演じたスー・リオンの元旦那とか、小ネタがいくつかありますが、それにまたひとつネタが加わりましたね。

 でも、こんな話、飲み会なんかで披露してもドン引きされるだけなので、みなさまの胸の中のみしまっておくことをお薦めいたします(笑。
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ウォルターとルース。父娘はとてもよく似ている。



 1888年7月1日にウィーンで生まれたウォルター・S・ソボトカは、1907年にフランツ=ジョセフ中等学校を卒業。その後ウィーン工科大学に入学し、1912年にエンジニア・アーキテクトの称号で学位を取得。第一次世界大戦中から戦後の1919年から1923年にかけて、オーストリア軍の役員を務めながらウィーンにある会社カール・コルンで働き、ウィーンとチェコスロバキアの家族のために家具や墓のモニュメントを製作しました。

 コルンを退職したソボトカは、1927年にドイツのシュツットガルトにドイツ工作連盟によって建てられたヴォイセンホーフ・ジードルンク(モダニズム建築の実験住宅群)において、建築家ピーター・ベーレンスの家のインテリアを設計し、手数料を受け取るようになりました。彼はまた、1932年に大規模住宅プロジェクト「ウィーンの都市とOsterreichischer Werkbund Siedlungのための2つの家」の住宅を設計しました。ソボトカはオーストリアのドイツ工作連盟に密接に関わり、2年間に渡って取締役会副会長を務めました。主に家具の展示会がソボトカの仕事の中心になり、1937年のパリ世界博覧会のオーストリアのパビリオンを設計しました。

 オーストリアの政治情勢がユダヤ人に対して厳しくなり、ソボトカは米国に移住を決意、1938年にニューヨークに上陸しました。1941年、彼はピッツバーグ大学のリテール研修局で教鞭を執り、5年後にテキスタイル・アプライド・アーツの助教授になりました。彼はまたカーネギー工科大学で、1941年から1948年までインテリア装飾の助教授として2年間建築を教えました。

 ソボトカの米国でのプロのキャリアは、ゲブルダー・トネネット(インテリアメーカー)とラッセル・ライト(食器メーカー)の住宅の内装と家具のデザインが中心でした。彼はまた、RKOのために多数の劇場のインテリアをデザインしました。彼の建築はモダニストとして分類することができますが、機能主義を完全には受け入れておらず、彼の装飾的なインテリアは、20世紀初頭のウィーン受けた教育の影響が明らかです。ソボトカは他のウィーンの建築家、特にヨーゼフ・フランクと生涯に渡って友好関係を維持しました。このコレクションにある未発表の2つの原稿はソボトカの設計アプローチを理解する上で重要です。プレハブ住宅と彼の理論的論文「デザインの原則(Principles of Design)」の中でソボトカは、複雑なデザインのプロセスを色や割合など、さまざまな要素に分解しました。ソボトカは1958年にピッツバーグ大学を退職し、テキスタイル・アンド・アプライド・アーツ(小売業)の名誉教授の称号を得ました。その後、1972年5月8日にニューヨークの自宅で死亡しました。

(引用元:コロンビア大学ライブラリー/ウォルター・ソボトカ




 キューブリックとルースは1952年に共通の知人デイビッド・ヴォーガンを通じて知り合います。結婚は1955年1月15日。その頃父親のウォルターはすでにピッツバーグ大学に単身赴任中で愛人を囲っていたそうです。ニューヨークに残された母親は、それを知りつつも忍耐の日々を過ごしていましたが、そんな母の姿に心を痛めていたのが娘のルースです。キューブリックはルースと結婚後、『現金…』の制作でハリウッドに移り住みましたが、多忙なキューブリックは家を空けがちでした。一人寂しく見知らぬ土地で夫の帰りを待つその姿が、自分の母と同じだと気づくにの時間はかからなかったでしょう。その後キューブリックは単身『突撃』の撮影でドイツへ向かいますが、ナチスドイツの迫害からニューヨークに逃れたルースは同行することはしませんでした。この時点でキューブリックとルースの不和は確定的なものになっていました。

 そのキューブリックはドイツでナチスドイツの関係者の娘、クリスティアーヌと恋に落ちます。ルースにとってそれは受け入れがたい事実で、結局二人は離婚してしまうのですが、キューブリックの当時のパートナーのジェームズ・B・ハリスはなんとかキューブリックにクリスティアーヌとの結婚を思い留まらせようとしました。しかしキューブリックはそれを受け入れずクリスティアーヌと結婚。その結果ハリスはクリスティアーヌにずいぶんと冷たく(厳しく)当たったようで、その確執は『キューブリック・リメンバード(キューブリックの素顔)』のクリスティアーヌのインタビューからも伺い知ることができます。

 1957年にキューブリックと離婚したルースはニューヨークに戻り、ニューヨーク・シティ・バレイ団の一員として1958年に来日しています。1961年に退団後は振付師や、演劇を学んでオフ・ブロードウェイで舞台に立つなどしていましたが、1967年に41歳で病死してしまいました。つまり父親より先に亡くなってしまっているのです。友人のデイビッド・ヴォーガンによると「ルースは生きる気力を失っていた」そうです。

 父親のウォルターや前夫のキューブリックがルースにいかほどの影響を与えたかは想像するしかありませんが、『非情の罠』でバレエダンサーとして出演し、『現金…』で美術監督を担当した頃をピークに、その後の運命は下降線をたどりました。若き日の美しいルースの動く姿はこちらで観ることができます。クリステュアーヌの影に隠れて、あまり語られることのないルースの存在ですが、「初期キューブリック」にとって重要な存在であったことは間違いないでしょう。
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予告!キューブリックからグザヴィエ・ドランまで多大な影響を与え続ける真の巨匠”イングマール・ベルイマン監督の生誕100年の映画祭-ついに日本で開催!

 スウェーデンが生んだ“20 世紀最大の巨匠”イングマール・ベルイマン監督の生誕100年を記念し、特集上映「ベルイマン生誕 100 年映画祭」を YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次にて開催、初日が7月 21日(土)に決定いたしました。

〈中略〉

上映作品 【計 13 本】
『夏の遊び』(51)
『夏の夜は三たび微笑む』(55)
『第七の封印』(57)
『野いちご』(57)
『魔術師』(58)
『処女の泉』(60)
『鏡の中にある如く』(61)
『冬の光』(63)
『沈黙』(63)
『仮面/ペルソナ』(66)
『叫びとささやき』(73)
『秋のソナタ』(78)
『ファニーとアレクサンデル』(82)

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:シネフィル/2018年5月25日




 キューブリックも「大ファンだ」と公言し、こんな熱烈なファンレターまで綴った20世紀の巨匠、イングマール・ベルイマンの生誕100周年記念上映会が、東京・恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次にて開催になり、初日が 7月21日(土)に決定したようです。

 キューブリックがいかにベルイマンが好きか、「キューブリックのマスターリスト」の記事から抜粋してみると、

『夏の夜は三たび微笑む』

 キューブリック:「マックス・オフュルスが亡くなった後、私が観てきたすべての映画の中で最も感心した映画監督は、疑問の余地なくイングマール・ベルイマンだ。私は『夏の夜は三たび微笑む』が大変好きだ」

『野いちご』

 1963年に発表したキューブリックのトップ10リスト第2位にランクイン。

『叫びとささやき』

 ハーラン:「彼(キューブリック)は『叫びとささやき』に非常に感銘を受け、そして衝撃を受けていました。彼は私と一緒にかろうじてそれを見終えました」


 と手放しでの激賞ぶり。上記3作品は当然上映リストにラインナップされています。

 キューブリックファンはもちろん、映画ファンも見逃せないこの映画祭。2014年にBDボックスが全2巻で発売され話題になりましたが、ベルイマン作品自体が映画館で上映されるのはきわめて稀です。上映館は現在恵比寿ガーデンシネマ(復活して嬉しかった!)のみ決定していますが、全国の上映館はそのうち発表になるでしょう。公式サイトはこちら、公式ツイッターはこちらですので、チェックを忘れずに。
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next33
在庫限りにはなりますが、現在全品在庫があるそうです。購入はこちらからどうぞ。



 2013年に劇場公開、その後DVD/BDがリリースされたキューブリック幻の劇映画処女作『恐怖と欲望』ですが、その時に制作会社CUEとnext33の共同企画されたTシャツなどのグッズの在庫が全品あり、現在も購入可能だそうです。next33の販売サイトはこちらになります。

 最近、キューブリック作品の公式Tシャツが流通大手のイオンから格安で販売になり、キューブリックファンをざわつかせましたが、それはキューブリックの死後宙ぶらりんになっていた版権管理を、ワーナーが代表して行うようになったからです。キューブリック作品の日本国内の配給権は以下のようになっていますが、現状ではワーナー配給作のみが公式グッズをリリースできる状態にあると考えられます。ただ、契約期間等もあるでしょうから、将来はわかりませんし、これからどうなっていくのかも不明ですので、欲しい方は入手できるうちに入手しておいた方が無難かと思います。

ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

『アイズ ワイド  シャット』
『フルメタル・ジャケット』
『シャイニング』
『バリー・リンドン』
『時計じかけのオレンジ』
『2001年宇宙の旅』
『ロリータ』

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

『博士の異常な愛情』

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

『スパルタカス』

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント

『突撃』
『現金に体を張れ』
『非情の罠』

IVC

『恐怖と欲望』※作品自体はパブリック・ドメイン

 なお、ヤフオクやamazon、楽天などでは非公式(海賊版)のTシャツなどが手に入りますが、商品の性質上、当ブログではご紹介を控えさせていただいております。また、海外販売の公式グッズは過去にいくつかご紹介してきましたが、購入するにしても個人輸入になってしまうので、コスト高やトラブルのリスクが高くなってしまいます(amazonや楽天の業者が輸入して販売している場合もあるようです)。もし「どうしても欲しい」という方がいらっしゃいましたら、くれぐれも自己責任でご購入ください。

情報提供:ナコ様
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