キューブリックブログ記事

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※リサ&ルイーズ来場告知ページ


 『シャイニング』の双子の少女役で有名なリサ&ルイーズ姉妹がニュージャージーで3月に開催される『モンスター・マニア・コンベンション』にゲストとして来場するそうです。こういった公の場所に登場するのは1999年のTV番組以来ではないでしょうか。

 なにかと情報の少ないリサ&ルイーズですが、ダニー・ロイドのように来場の様子がYouTubeにアップされるでしょうから、今から非常に楽しみです。それに合わせたのか、ご本人たちがツイッターを開設したようです。まだフォロワーが少ないようですので、フォローしてみてはいかがでしょうか。私もフォローしましたが、なんとリフォローして頂きました!すごい!!

 『モンスター・マニア・コンベンション』は2014年3月7〜9日、場所はニュージャージー・チェリーヒルのクラウンプラザホテルです。
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 GyaO!で配信されているワーナー・フィルムズ・オンラインシアター〈月額見放題コース〉の2013年11月の特集はスタンリー・キューブリックで、ワーナーが権利を持っいる7作品『アイズ ワイド シャット』『フルメタル・ジャケット』『シャイニング』『バリー・リンドン』『時計じかけのオレンジ』『2001年宇宙の旅』『ロリータ』を配信中です。視聴にはYahoo! JAPAN IDと月額997円の登録料が必要ですが、11月の1ヶ月間は見放題になります。キューブリック作品以外では『2001年…』の続編のロイ・シャイダー主演『2010年』、『時計…』でアレックスにナンパされた少女役のジリアン・ヒルズが出演しているミケランジェロ・アントニオーニの『欲望』あたりがおすすめでしょうか。未視聴の方は是非この機会にどうぞ。
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Stanley Kubrick archives(Facebook)


 キューブリックの資料を一手に保管・管理する「スタンリー・キューブリック・アーカイブ」がフェイスブックを開設しています。開設は2013月2月10日のようです。そのせいか、ロンドン芸術大学内にあったアーカイブの紹介ページは閉鎖になったみたいです。

 ここで書く記事の元ネタを晒すのは少し抵抗があったのですが、ここで紹介しきれないレアな写真や資料がザクザクと・・・(笑。右段の「Stanley Kubrick archives」の項目でRSSを表示していますので、気になった記事はチェックしてみてください。

 当ブログもフェイスブックを開設していますが、ブログからFBに自動ポストする設定にしているだけでほぼ放置状態(苦笑。FBのヘビーユーザーには申し訳ないですがメインは当ブログですので、こちらのチェックを宜しくお願いいたします。
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※アメリカンビスタとヨーロッパビスタの比較。数字以上に印象が違い、ヨーロッパビスタの方が視野に全画面が収まりやすいのが分かる。(クリックで拡大)

 キューブリックは『2001年…』や『博士…』など、意図を持った特別なアスペクト比でない限りは、上映サイズはヨーロッパビスタを基準と考えていたようです。(撮影サイズについての記事はこちら)では何故キューブリックはヨーロッパビスタにこだわり、アメリカンビスタを嫌ったか、まずはその理由を考察したいと思います。

 現在は世界的にアメリカンビスタが主流になり、ヨーロッパビスタは廃れつつあります。その理由は一にも二にも視覚的なインパクトにあると考えます。とにかく視野から溢れるくらいの映像で観客を圧倒しようとするなら、よりワイドである方が有利になります。上映される映画もインパクトある大迫力CGで押しまくるハリウッド映画ばかり。当然アメリカンビスタを備えた映画館ばかりになってしまいます。(日本も例外ではありません)

 一方のヨーロッパビスタはワイドとはいえアメリカンビスタまで極端でなく、画面の隅々まで注意が行き届きます。芸術性の高い映画を数多くリリースしているフランスにヨーロッパビスタが多いのも納得がいきます。

 キューブリック作品の特徴と言えば当然後者になります。キューブリックはとにかくディテールにこだわる監督です。キューブリックがアメリカンビスタを嫌い、ヨーロッパビスタを好んだのは当然の事かと思います。ただ残念な事に、ハリウッド映画が世界的に隆盛を誇るようになると、ヨーロッパビスタで上映できる映画館は減少していきました。さすがのキューブリックもその現実には抗えなかったのでしょう、『シャイニング』からはアメリカンビスタでの上映を考慮せざるを得なかったようです。

 次に音声はモノラルにこだわった理由を考察します。実はこれは考察するまでもなく、レオン・ヴィタリがインタビューでその理由を明確に答えています。曰く「300もの英国の映画館をリサーチした結果、音響設備が場所によってかなり異なるため、悪い音響設備でステレオで聴くぐらいならモノラルの方が良い」「悪いステレオより良いモノラルだ、と考えていた」だそうです。

 非常にシンプルで明快な話です。この話で重要なのはキューブリックはまず第一に映画館での上映をベストコンディションで、と考えていました。『2001年…』の音声がステレオのなのはシネラマの設備はステレオが必須だったため、上映館によって品質に差が出る懸念がなかったためなのでしょう。以前ここの考察では「当時TV放送はモノラルだったので、それに合わせたのではないか」という記事を書きましたが、イギリスは日本以上に映画館の設備とその品質が場所によって異なるのでしょう、この理由には思い至りませんでした。

 どちらにしてもキューブリックの最大の懸案は「自分の知らない所で自分の意図しないフォーマットで鑑賞されたくない」であった事が伺えます。アメリカンビスタよりヨーロッパビスタを好んだのはそうかも知れませんが、作品の題材がアメリカンビスタやシネマスコープが効果的と考えたらそれを選んでいたでしょう。また、テレビが【4:3】なら自身の手でそれに合わせるし、【16:9】が主流になればやはりそうしたでしょう。映画館の設備が更新され、音響環境が改善されればモノラルに固執する必要はないですから、ステレオにしたでしょう。

 しかし残念ながらキューブリックは、シネマコンプレックスやワイドTV、ステレオ音声が標準になる2000年代を見る事なく逝去しました。あと10年長命であったなら、自身の手で納得行くまで調整をしたでしょうから、現在のBD化の際に問題になっているアスペクト比についての混乱も避けられたのにと、返す返すも残念でなりません。
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 「スタンリー・キューブリック・アーカイブ」は2007年3月、キューブリックの未亡人クリスティアーヌによってキューブリック邸にあった1000以上もの箱の中にあった脚本、プロダクションノート、調査、対応、絵コンテ、注釈付きの書籍、スケッチ、写真、35mmフィルム、ビデオテープ、楽譜、レコード、モデル、セットデザイン、小道具、衣装、照明計画、機材や記念品がロンドン芸術大学に寄贈され、それを機に2007年10月、同大学内に設置されたキューブリックの資料室。

 資料のほんの一例はイメージギャラリーで見る事ができるが、これだけ見てもかなり貴重な未公開映像や写真・資料がこのスタンリー・キューブリック・アーカイブに存在している事が分かる。今後キューブリックに関する様々な決定事項(アスペクト比などはその一例)はここの資料を根拠に決定されるものと思われる。火〜金曜日の13時〜17時までなら一部閲覧可能(ただし非商用の研究のみ、予約推奨)で、コレクションの一部はキューブリック展などに貸し出されている。また、その膨大な資料の一部は書籍「The Stanley Kubrick Archives」「Unboxing Stanley Kubrick's Napoleon」として出版されている。

 これら資料がキューブリック邸からロンドン芸術大学に寄贈された顛末は『スタンリー・キューブリック・ボクシーズ』としてドキュメンタリーにまとめられ、2008年7月にチャンネル4でオンエアされた。かろうじてそのトレイラーだけYouTubeで見る事ができる。またオーストラリアのTV局フォックステルの伝記専門チャンネル、バイオ・クリエイティブのトレイラーには『ロリータ』でのスー・リオンのカメラテストの様子や『アイズ…』の没テイク、『フルメタル…』での虐殺現場のシーンの撮影風景(ヴィヴィアンが撮影したものだろう)が見られる。

 日本ではこれらの情報は皆無で、めぼしい紹介記事も見当たらなかった。せめて前述の書籍2冊(『ナポレオン』は廉価版でも)くらいは邦訳を望みたい。

追記:『スタンリー・キューブリック・ボクシーズ』はBD『フルメタル・ジャケット 製作25周年記念エディション 』に収録されているそうです。このamazonにある「新しいドキュメンタリー映像」が『スタンリー・キューブリック・ボクシーズ』との事です。(情報提供:moonさん、ありがとうございました)
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