キューブリックブログ記事

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ヤフオクでやっと入手。当時何度も読み返したので、背が割れてバラバラになった思い出があります。今回は大切に扱います(笑。



 この本、ずっと探してました・・・。

 管理人が『2001年…』の存在を初めて知ったのはこの本でした。「宇宙船」の章に掲載されているディスカバリー号のカッコイイデザインにホレボレしたものです。でも、このデザインは「トンボ型」と呼ばれる初期のデザイン。後で映画版のデザインを知って「あれっ?」と思ったものです。

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 『2001年…』に関しては他に「兵器」の章に宇宙服が、「ロボット」の章にはモノリスが掲載されています。

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 他にもSF小説に関する基本的な情報とイラストによる解説が満載のこの本、イラストと監修は「あの」スタジオぬえ。構成は松崎健一氏、表紙イラストは加藤直之氏。発刊は1978年(昭和53年)8月。価格はなんと350円! この年に『2001年…』はリバイバル公開され、前年には『スター・ウォーズ』も公開になっていてSFブームの真っ最中でした。とはいえ、情報を集めるには書店か図書館しかなかったこの時代、当時この本や他の「豆たぬきの本」シリーズに夢中になった子供たちは多かったはず。復刻すればひと商売できそうな気がするんですが、広済堂さん、いかがでしょうか?

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SFワンダーランド (1978年) (豆たぬきの本)(amazon)
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カール・レヒリング作『ロイテンの戦い』(上)と『モルヴィッツの戦い』(下)(引用元:ART.com



 『バリー・リンドン』でバリーが参加したのは七年戦争の「ミンデンの戦い(1759年8月1日)」で、イギリス軍対フランス軍の戦闘でしたが、キューブリックはその映像化にカール・レヒリングが描いた『ロイテンの戦い(1757年12月5日)』『モルヴィッツの戦い(1741年4月10日に)』の絵を参考にしたそうです。「ロイテンの戦い」も「モルヴィッツの戦い」も対戦したのはプロイセン軍対オーストリア軍ですので、英仏が戦ったものではありませんが、同じ時期の戦闘ですので参考にしたのでしょう。

 特に『ロイテンの戦い』の絵は、打ち鳴らす太鼓も銃弾を浴びてもんどり打って倒れる兵士も映画と全く同じですね。キューブリックはこのように18世紀をそのままフィルムに映し取ることに固執し、膨大な絵画資料を漁ったようです。リサーチマニアのキューブリックらしいエピソードですね。

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公式サイトはこちら



 2018年3月21日から9月16日まで、ドイツ・フランクフルトにある「ドイツ映画博物館(Deutsches Filmmuseum)」で『2001年宇宙の旅』公開50周年展覧会『Kubricks 2001 – 50 Jahre A Space Odyssey』の開催が決定したようです。

 この展覧会ではオリジナルのデザイン画、モデル、衣装、小道具、撮影スケジュール、資料、写真など、ロンドンにあるスタンリー・キューブリック・アーカイブが所蔵する資料を展示するそうです。また『2001年…』にインスパイアされたミュージックビデオ、広告、デザイン、絵画、建築、詩なども展示され、別のセクションでは様々なアートジャンルの作品も紹介されるそうです。ぜひ日本でも開催をして欲しいですね。
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アクセスは東京メトロ銀座線京橋駅、都営地下鉄宝町駅が近いですが、東京駅の八重洲口からも歩けます。



 東京・京橋にある東京国立近代美術館フィルムセンター 7階展示室で開催中の『ポスターでみる映画史Part 3 SF・怪獣映画の世界』を観てきました。キューブリック作品の展示は、

・『博士の異常な愛情』立看板

・『2001年宇宙の旅』ポスター

・『2001年宇宙の旅』レンチキュラー版

・『時計じかけのオレンジ』1979年リバイバル版ポスター

となっていますが、貴重なのはなんといっても『博士…』の立看板。ポスターは見たことがありましたが、立看板は初めて見ました。更に『2001年…』のレンチキュラー版も貴重。「レンチキュラー」とは、見る角度によって絵柄が立体的に見える印刷のことで、昔、下敷きや定規に印刷されていたのを覚えている方も多いはず。絵柄はマッコールのクラビウス基地のイラストが使用されていました。これも存在自体を初めて知りました。全体的には『スター・ウォーズ』関連と、『ゴジラ』『ガメラ』などの日本の特撮映画が充実していた印象。その他のSF映画はファンなら誰もが知る有名作品ばかりなので、そんなに詳しくない方でも楽しめると思います。

 展示は常設展示の『日本映画の歴史』に引き続く形で展示スペースが用意されていましたが、この常設展示も中身が濃く、戦前・戦中・戦後(1950年代まで)の日本映画の歴史をダイジェストで紹介しています。最後に日本のアニメーションの黎明期の展示が少しあり、手塚以前の日本のアニメ映画の歴史を知ることができますので、こちらもおすすめです。

●概要

会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(7階)

会期:2018年1月4日(木)−3月25日(日)

開室時間:11:00am-6:30pm(入室は6:00pmまで)

休室日:月曜日は休室です

観覧料:一般250円(200円)/大学生130円(60円)/シニア・高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMATパスポートをお持ちの方、キャンパスメンバーズは無料

*料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。
*( )内は20名以上の団体料金です。
*学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
*フィルムセンターの上映企画をご覧になった方は当日に限り、半券のご提示により団体料金が適用されます。

主催:東京国立近代美術館フィルムセンター

(引用先:東京国立近代美術館フィルムセンター「ポスターでみる映画史Part 3 SF・怪獣映画の世界」
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落書きがありますが、誰が書いたのか、どういう意味があるのかは不明です。



 「キューブリック、ハリス、そしてセブン・アーツ」というキャッチコピーで『ロリータ』の次作、『博士…』を制作中であることを告知する広告(DM?)です。

 セブン・アーツ・プロダクションズとは以前こちらで記事にした、現在のワーナー・ブラザーズになります。同社は『ロリータ』に資金提供しましたが、無事に資金回収することができたのでキューブリックとハリスを信頼し、『博士…』にも再度資金提供したのでしょう。ところがこの直後キューブリックとハリスはコンビを解消、ハリス自身も映画監督を目指すことになります。ハリスは『博士…』をブラックコメディに改変することに反対(現在は「一番好きなキューブリック作品」とインタビューで応えている)していたので、それもコンビ解消の一因になったようです。

 『突撃』の頃までの扱い順は「ハリス、キューブリック」だったのが、『スパルタカス』『ロリータ』を経て「キューブリック、ハリス」になっているのは興味深いですね。それだけキューブリックの知名度が上がった、ということは、資金集めにハリスの力を借りなくてもよくなったということを意味するので、コンビ解消も必然の流れだったのでしょうね。
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