キューブリック関連動画

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sk_rotr
フロドがボールというのはまあわかるが・・・。



〈前略〉

 ビートルズの4人が主演して、スタンリー・キューブリックが監督でトールキンの「指輪物語」を映画化したらどんなことになってしまうのか。

 想像するだけで楽しそうなこの企画を映像作家のAlex Skorkinさんがトレイラームービーという形で動画作品にしてしまいました。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Buzzup!/2020年1月12日





 まあ「キューブリックが監督した」というのは、無理してそれっぽいカットを選んだというだけですね。

 この「顔だけ誰かとすげ替える」という動画は昨年から目につくようになってきました。技術の進歩にはすさまじいものがありますが、それと同時に違和感もあります。この技術を使えば故人を映像で蘇らせたり、「アイコラの動画版」(詳細は語りません。笑)なんてものも作れてしまうでしょう(すでにあるそうです)。以前「『シャイニング』のジャック・ニコルソンの顔をジム・キャリーに差し替えてみた」なんて動画もありました。



 この技術(ディープフェイクと言うそうです)を使って寅さんや美空ひばりなど故人を蘇らせる「ゾンビビジネス」(と勝手に命名)がこれから流行りそうですが、個人的には「不気味の谷」に似たものを感じてしまいます。リアルになればなるほど「不気味」と感じてしまうアレですね。その「不気味の谷」を超えることはできないと思う(その時代背景抜きにはその人物は存在し得ないから)し、ビジネスチャンスと鼻息を荒くするほど定着はしない気がします。まあ、映像修正などの用途ならアリだとは思いますね。

 ところで元記事でも肝心な解説ができていません(知らない?)が、なぜ「キューブリック監督、ビートルズ主演の『指輪物語』なのか」ということなんですが、それはこの記事をご参照ください。


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 アメリカ海兵隊制作の新兵勧誘広報映画『これがパリス・アイランドだ!(This is Parris Island)』がYouTubeにありましたのでご紹介。

 『フルメタル・ジャケット』は1968年のテト攻勢が描かれていますので、パリス・アイランドでの訓練シーンはそれより前の1967年の設定だと思います。ですので、この動画は3年のズレがありますが、だいたい同じような雰囲気だったのではないでしょうか。

 キューブリックがこの広報映画を観たか否かは証言がありませんので不明ですが、訓練シーンなどは映画で描かれた風景とそっくりです。特に4:17からのバリカンで頭を刈るシーンは印象的ですので、『フルメタル・ジャケット』のオープニング・シークエンスはこれにインスパイアされたもの(原作には登場せず)かもしれませんね。



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原題は、Alex Descends into Hell for a Bottle of Milk - Korova 1

 『時計じかけのオレンジ』は人気のコンテンツで、海外では何度か舞台化されています。日本でも小栗旬主演で2011年に舞台化されました(未見)。その舞台化の中で、1990年にロイヤルシェークスピアカンパニーによる『時計じかけのオレンジ:2004』と題した舞台化があり、その音楽スコアを担当したのがU2のボノとエッジだったのです。この曲はその中の一曲で、『一本のミルクのために地獄に堕ちてゆくアレックス/コロヴァ1』という曲です。

 この頃のU2といえばデジロックをやり始めた頃で『ヨシュア・トゥリー』までのファンはその出来にガッカリしてしまい「そういえばそんな話があったなぁ」程度だったんですが、改めて聴いてみてもやっぱり同じ感想です。しかもこの曲、『ザ・フライ』のCDシングルの追加トラックとしてリリースしたんですよね。そこまでする必然性のある楽曲だとはとても思えません。でもまだこれでもマシな方で、ここから『ズーロッパ』『ポップ』と混迷の度を深めてしまい(あくまで私見です)・・・と、キューブリックとは関係ない話ですね。

 まあ、忘れられてもいい曲なので今まであえて触れていませんでしたが、今冬、U2が歴史的名盤『ヨシュア・トゥリー』の完全再現ライブで来日という話題がありましたので、ふとこの曲を思い出し、記事にしてみました。その肝心の30年前のオリジナル『ヨシュア・トゥリー・ツアー』は日本はオミットされた、という話はもうどうでもいいですね(苦笑。

 ちなみに原作者であるアンソニー・バージェスはこの舞台にクラシック曲を使うことを想定していたので、ボノとエッジの起用を批判したそうです。舞台そのものもあまり評価はされなかったようなので、この微妙な曲とともに永遠に葬り去ってもいい「黒歴史」でしょう。

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 『シャイニング』の続編『ドクター・スリープ』で大人になったダニー・トランスを演じるユアン・マクレガー。ジャック・ニコルソンがスタンリー・キューブリック監督作で怪演したジャック・トランスが続編にどのような影響を与えているのか語った。

(全文はリンク先へ:IGN Japan/2019年11月28日




 まあ、アルコール依存症は一応は台詞などで触れられていましたが、扱いは小さかったですからね。キューブリックは「観客が心の底から震え上がるような最恐の恐怖映画」を作りたかったので、これは方向性の違いとしか言いようがないです。

 アルコール依存症とその克服が社会問題になっているのはそうですし、それならそれをテーマにし小説を書けばいいだけの話です。スティーブン・キングが『シャイニング』を批判するとき、やたら「アルコール依存症」「家族の愛の物語」「父子の絆」を強調しつつも、肝心のホラー描写についてはダンマリなのは解せません。要するにコンプレックスの裏返しなんだろうと思います。自分自身を反映し、思い入れもたっぷりに書いた小説を遥かに上回る影響力を見せつけるキューブリックの映画版。今回の小説『ドクター・スリープ』の映画化をキングが許した背景に、その「コンプレックス」を払拭する意図(キューブリックの前作よりいい映画だという評価が欲しい)があったのだとしたら、キングの昨今の「おもねりっぷり」も理解できます。

 個人的にはキングにはいつか「キューブリックの映画版は私の小説とはテーマは異なるけど、素晴らしい作品だ」と「降参」してほしいと心より願っています。

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 2000年以降に公開されたR15+指定のホラー映画として最大のオープニング記録を樹立し、現在大ヒット公開中の映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』。世界65か国で初登場No.1を記録し、日本国内では早くも興行収入15億円を突破している本作だが、このたび劇中に登場するホラー映画の金字塔へのオマージュシーンが特別に公開された。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Movie Walker/2019年11月23日




 オマージュした理由は同じ原作者(スティーブン・キング)、同じ配給会社(ワーナー)、『ドクター・スリープ』と公開時期が近い、などの理由が考えられますが、この「Here’s Johnny(お客様だよ!)」のセリフはジャック・ニコルソンのアドリブで、キューブリックの映画版のオリジナルです(原作小説にもTV映画版にも登場しない)。

 それだけ「『シャイニング』=キューブリックの映画版」という図式が世界的に完全に定着してしまっている証左なのですが、あれだけキューブリック版をディスっていたキングが、キューブリック版の「アイコン」を自身の小説の映画化の宣伝に利用している(少なくともそれを許容している)姿をキューブリックが見たらなんと言うでしょうね? 皮肉っぽく「どうやらスティーブンはキャデラックにはパワフルなエンジンがついていることに遅まきながら気づいたらしい」くらいのことは言いそうですね(笑。

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