キューブリック関連動画

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 美容系のお仕事、ボディー・ローションなどの宣伝のためにヌードになることがよくありましたから。それで私の本の裏にヌード写真があり、彼らは私をヌード専門女優と思ったみたいです。

──それでは撮影前にどんなシーンになるか契約前にわかっていたのですか?

 いいえ、全く。ヌードになることは知っていました。問題もありませんでした。よく美容系の仕事のためにヌードになっていましたから。ただ、面白いのは、私はどんなシーンなのか1ミリも知らなかったのです。ジャック・ニコルソンがどんな人かということしか知りませんでした(笑。 スタンリー・キューブリックや他のスタッフのことなども何も知りませんでした。とても新鮮でした。何もわからなかったので、よく「脚本を読ませてくれませんか?」と聞いていたんですよ。そうしたら「君には脚本はいらないよ。ただ〈幽霊〉になってさえくれればいい」と言われました。それでよかったのです(笑。

──バスタブのシーンがこの数十年間の映画の歴史の中で一番恐ろしいシーンだと言われていることについてどう思われますか? オーケー。あとで他のゲストにも聞くことになりますが、ファンとの間で、今までで一番奇妙だったことは?

 一番奇妙だったこと?

──例えば、歩いていたら道でファンが向かってきたことなど。

 すいません、ないんです。フェイスブックで私を気に入ってくれたり、崇拝してくれたりもしています。私は「こんなおばあちゃんなのに。まだ彼らをあの時のように美女だと思っているの?気をつけてね、私は歳をたくさんとっているのよ」と驚いています。それだけで、ファンとの奇妙な経験といのはないですね。




 2019年8月にアメリカ・バージニア州ウィリアムズバーグで開催された「Scares That Care Charity Weekend 6, August 2019」というイベントに、ゲストとして来場した『シャイニング』のバスルームの美女ことリア・ベルダムのインタビュー動画です。

 以前このインタビュー記事で、リアはスイス・チューリッヒ出身のモデルであること、ヌードのポートフォリオを見たキューブリックによって幽霊役に抜擢されたことを語っていました。動画では自身のフェイスブックについて語っていますが、それがこちらです。いつの間にか開設していたんですね。それにしても『シャイニング』から約40年経ったというのに、今でも相変わらずお綺麗です。

翻訳協力:Shinさま


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矢追氏のキューブリックへの電話インタビューの動画。訳は記事本文にあります。

〈前略〉

 1980年、キューブリック監督にアポなしで電話インタビューを試みていた矢追氏。「木曜スペシャル」の取材のため、ロンドンを訪れた矢追氏は「キューブリックが珍しくスタジオにいると聞いて『じゃあ、電話するか』と。電話でのインタビューの後、『今日は忙しくて会えない。(娘の)ビビアンにスタジオを案内させる』と言われて、色んなところを回ったんです。見学中には、キューブリックとすれ違ったんですよ。青い綿のシャツとブルゾンを着ていましたね。とても愛想がいい人という印象でした」と述懐。ビビアンとともに訪れたスタジオでは、「『2001年宇宙の旅』のスタジオは意外と小さい。衣装、小道具が全て手作りだったことに驚いた。まさに“家内工業”。この仕組みであんなファンタスティックな映像が撮れるとは」と語っていた。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画.com/2019年10月24日




 まあ、その電話インタビューで『2001年宇宙の旅』を『スペース・トラベル2001』などど言ってしまうくらいキューブリックやその作品に関心なかった矢追氏なので、このレベルなんでしょう。キューブリックはスタジオにいたにも関わらず別室に逃げ、矢追氏の相手を娘のヴィヴィアンに押し付け、電話でインタビューを受けることにしたのでは?とこの記事で書きましたが、どうやら想像通りだったみたいです。

 記事中、矢追氏は「『2001年宇宙の旅』のスタジオは意外と小さい」と発言していますが、これはどこのスタジオを指しての発言かわかりません。おそらく矢追氏の知識不足でしょう。エルスツリー・スタジオには巨大なステージがあり、そこで「人類の夜明け」のシーンが撮影されました。ちなみに月面のモノリス発見現場はシェパートンで、ディスカバリー号などの主な特撮シーンはボアハムウッドのMGMスタジオ(現在は取り壊されて存在しない)です。

 さて、この話題、以前GIZMODOでも採り上げられていましたが、もっと丁寧に上記動画をShinさまに訳していただきましたので掲載したいと思います。

──日本の人々はあなたの映画を愛してます、特にトラベル・・・すいません、『スペース・トラベル2001』をです。

 ああ。 

──そして困惑しているのは、ラストシーンの意味は何なのか、ということです。老人がベットで寝ていたでしょう? 答えを教えていただけますか?

 映画が公開されてから、答えることを避けて来たんだ。もしアイデアだけを言ってしまったら、馬鹿馬鹿しく聞こえ、誇張することになってしまう。だが、やってみよう。つまり、彼は神のような形のない、純粋なエネルギーを持つ生物たち、知性のある「存在」によって、迎えられたということだ。

 そして彼らはボーマンを調査をするために、言うなれば「人間動物園」で閉じ込めたんだ。そこで彼は自分の人生が終わるまでそこにいたんだ。彼が時間の経過を感じることはないがね。映画で描かれたように。彼らはこの不正確な、フランス建築のレプリカの「部屋」を故意に選んだんだ。なぜなら、我々人間が動物にこのような檻に入れておけば、動物たちも快適だろうと感じるように、彼らも「部屋」がボーマンにとって快適な環境と思ったからだ。

 さて、彼らの調査が終わった後、数多くの文化の神話で語られているように、ボーマンは「超存在」に変化させられ、地球に送られたんだ。言わば「スーパーマン」に変えられたということだ。彼が地球に戻ってからのことは推測してもらうほかないよ。多くの神話のパターンをなぞったものだ。この映画ではそういうことを示唆したかっんだ。


 この矢追氏について、氏の存在を知らない人にどう説明していいか難しいのですが、いわゆる「芸能レポーター」ノリでUFOをはじめとする超常現象を追うレポーター、という立ち位置です。UFOだの超常現象だのを煽るヤラセバリバリのインチキ番組で活躍し、それなりに知名度もあったのですが、無事に新世紀を迎えられた2000年代になると、そういった「終末論」は飽きられて下火になり、すっかり存在自体を忘れられていました。

 まあ、お元気そうでなによりですが、深夜にオンエアされていたアダルト番組「11PM」の取材ではなく、ヤラセ番組(・・・と当時は視聴者もわかって楽しんでいた)『木曜スペシャル』の取材で立ち寄っただけなんですね。矢追氏自身もこの記事によると「僕が命がけでUFOや宇宙人を追いかけていたと思っている人が多いけど、本当は全然関心がない! 宇宙人がいようがいまいが関係ないし、興味もない」だったそうです。そりゃそうです、お仕事ですものね。キューブリックに直接会ったことがある数少ない日本人の一人がその矢追氏というのは全く納得できませんが(笑、「『シャイニング』撮影直後のエルスツリー・スタジオ内の映像が残っていた!」と海外のキューブリックファンが驚愕した貴重な取材をして頂いた、という意味では今では感謝しかありませんね。

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drsl画像引用:Dr Strangelove(IMDb)

 アメリカ最大の映画レビューサイト、「ロッテントマト」(腐ったトマト)の肯定的レビューのパーセンテージ「トマトメーター」でキューブリック作品をトップ10ランキングした記事からの引用です。wikiよるとロッテン・トマトとは、

 サイト内には直近で公開された約270本の映画レビューのログが残され、肯定的なレビューの割合が一覧化されている。肯定的レビューが60%以上の場合は「レビュアーの大多数がその映画を推奨した」ものとして"fresh(新鮮)"、60%未満の場合は "rotten(腐敗)" の格付けがされる。加えてロジャー・イーバート、デッソン・トムソン、スティーヴン・ハンター、リサ・シュワルツバウムなどの著名映画レビュアーによるレビューは、"Top Critics(トップ批評家)"と呼ばれる別リストへ載せられ、別途一覧化されている(批評は全体レーティングにも影響する)。レビューが数値集計の可能な量に達すると、各レビュアーによる意見を整理するため、総意としてのまとめ記事が掲載される。年末にはその年の最高得点を得た映画が "Golden Tomato(ゴールデン・トマト賞)"を獲得するシステムとなる。

 と、一般的なユーザーレビューサイトとは異なり、著名な評論家が参加していることから、一見公平性が担保されている様に思われますが、実際は問題もあり、

 2010年1月、ニューヨーク映画批評家協会会長のアーモンド・ホワイト(英語版)は会の75周年に際し、「レビュアーを一箇所に押し込め、それぞれのレビューに見せかけのお気に入り得点を取ってつける。あれはインターネットが如何に個人の表現に復讐しうるかの例である。ああしたサイトは、評論の代用として大勢の総意を提示しているにすぎない」と、特に当サイトを名指しして映画レビュー集サイト全般を批判した。

とあります。

 まあ優劣を点数で決めるスポーツではなく、主観で良し悪しを決める「映画」や「グルメ」などは抽象的な評価に頼らざるを得ず、それを数値化したりランク付けすること自体にどこかしら偏りや無理が生じるもので、こういったレビューサイトやランキングは参考程度か、「にぎやかし」程度に思っておけばいいと思っています。ですが、その評価が「興行成績や売上に影響する」として、それを許さない方も少なからずいるようで、評点操作や悪意のあるレビューなど、喧しい話題を提供し続けているのも周知の通りです。

 どちらにしても、まずは確固たる自身の価値観を確立してから他者が行う評価を拝聴すべきで、「初めから他者の評価ありき」でしか良し悪しや好悪を判断できないのであれば、それはまさしく『時計じかけのオレンジ』でしかないと思うのは、私だけではないと思います(笑。

 と、いうわけでロッテントマトの「トマトメーター」によるランキングです。人気作であればあるほど分母が多くなり、その分メーターが低く出るのではないかと推察できますが、それにしてもアメリカ人の『博士の異常な愛情』好きにはびっくりしますね。

第10位『シャイニング』86%

第9位『時計じかけのオレンジ』90%

第8位『フルメタル・ジャケット』91%

第7位『バリー・リンドン』93%

第6位『2001年宇宙の旅』93%

第5位『ロリータ』95%

第4位『突撃』95%

第3位『スパルタカス』96%

第2位『現金に体を張れ』97%

第1位『博士の異常な愛情』98%


(引用元:SCREEN RANT:Stanley Kubrick's 10 Best Movies, According To Rotten Tomatoes/2019年10月1日

 他に、有名なYouTobeチャンネルである、Watch Mojo.comでも同様のトップ10ランキングがありましたので、こちらもご紹介します。こちらはあくまでMojoの主観なので、参考程度にどうぞ。



情報提供:Akoさま

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 『キューブリックに愛された男』と『キューブリックに魅せられた男』の 第2弾予告篇が解禁になりましたのでご紹介。

 かなり具体的な内容に踏み込んでいるので、ドキュメンタリーの内容をイメージしやすいかと思います。生前、決してプライベートを明かさなかったキューブリックですが、こうして常に身近にいた存在が語るキューブリックは狂おしくも愛おしい、まさに「究極の映画制作ヲタク」だということがわかるかと思います(映画には登場しませんが、妻クリスティアーヌによると「スタンリーはテープレコーダー8つとズボン1本さえあれば幸せ」とか「パーソナルコンピュータの登場は、彼が生まれてこのかたずうっと待ち望んだものが実現したようなもの」など、そのメカヲタクっぷりを暴露されている)。

 ところで上映時間ですが『キューブリックに愛された男』が82分、『キューブリックに魅せられた男』が94分、休憩を挟めばおおよそ3時間の長丁場になりますが、それを全く感じさせない裏話が満載です。そのいくつかを海外のニュースサイトで事前に知っていた管理人でさえかなり楽しめました。それにキューブリック作品のように「スクリーンと対峙しなければならない」的な緊張感もないので、2人の口から語られる「いかにもキューブリック!」的なエピソードを気楽に楽しめば良いかと思います。

 公開は2019年11月1日より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開になります。公式サイトに劇場の案内がアップされていますので、そちらをご確認ください。

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 『博士の異常な愛情』のタイトルシークエンスで使用されたB-52の空中給油のシーンは、ストック映像(既存の映像)を使用したことはここで記事にしましたが、公開から50年近く経った2013年においてもなお同じ機材を使い、同じ方法で空中給油が行われていて、その動画が上記になります。

 まあ、軍ヲタさんからすれば「外見は同じでも中身は更新されているのでまるで別物」とおっしゃるかも知れませんが、窓枠とかは当時のままですね。

『博士の異常な愛情』のタイトルシークエンスは10:50から

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