キューブリック関連動画

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 数年前(2015年頃?)惜しくも閉店してしまった『時計じかけのオレンジ』のコロバ・ミルクバーに似たバー、『MILK BAR』ですが、その店内を撮影した動画がYouTubeにアップされていましたのでご紹介。

 管理人も何度か店を訪れたことがありますが、吉祥寺は居住地から遠かったので常連になるほど頻繁に店には通えませんでした。マスターともちょこっとお話しした程度ですし、このブログのことも特に話題にしていません。でも懐かしいです。トイレの便器が小さかった(子供用?)のが面白く、それが特に印象に残っています。それとカウンターに照明が仕込んであって、ちょっと『シャイニング』のバーっぽいな、と思ったこともありました。

 映画やロック、サブカル好きは「将来は店をやりたい!」と思ったりするのが定番の「夢」だったりするのですが、昔に比べて版権管理がシビアになっていますので、勝手に音楽や映像を流して・・・なんてことはできなくなっているようです。でも、こんなバーが再び出現すればぜひ訪れてみたいですね。えっ?お前がやれって?? うーん、やるんだったら徹底的にこだわりたいので、ワーナーさんに話を通して、ってことになるでしょう。そうなると一介の素人にとってはやっぱり「夢」でしょうねぇ。
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 俳優のジェームズ・フランコとクリス・バウアーが、ユニバーサル・スタジオのホラーアトラクション『シャイニング』のジャック・トランスに扮して、何も知らない訪問客をさんざん脅かして楽しんだそうです。

 イケメンのジェームズ・フランコはともかく、頭の毛の薄いクリス・バウアーならジャックのマスクなしでいけるんじゃないの?と思ってしまいましたが、このマスク、なかなか出来がいいですね。これなら日本人がかぶってもそれっぽくなりそう。

 というわけで、日本のUSJの関係者のみなさま、ここをご覧になっていましたら、ぜひ来年のハロウィンにはこのアトラクションを上陸させてください。ホラーファンはもちろん、キューブリックファン、キングファンが大挙として押し寄せるのは確実(?)ですので!
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 アラン・ボーカー氏は、キューブリックがPC(IBM XT)を導入した際に助言をしたIT技術者で、以前この記事でも貴重な写真とともにご紹介していましたが、なんとその時のビデオが残っていたらしく、この度YouTubeにアップされていました。撮影時期は1983年年末から1984年初めにかけて、場所はハートフォードシャーの自宅の仕事部屋で、『フルメタル・ジャケット』のプリプロダクションが始まっている頃です。1本目ではその頃一般家庭にも普及が始まったビデオカメラ(ソニーのベータマックス)がロケハンなどに使えないか、2本目では映画予算の計算にPC(IBM XT)が使えないか検討している様子が映し出されています。1本目に映っている男性はプロデューサーでキューブリックの義弟、ヤン・ハーランで、2本目にはデスクの上で横になるキューブリックの愛猫も登場しています。

 キューブリックの服装が同じなので同じ日に撮影されたものだと思いますが、日時は明確ではないようです。キューブリック独特の落ち着いた、深みのある声を思う存分聞くことができますので、もうこれで偽物インチキ動画(アポロがどうのこうの)を真に受ける人は一人もいなくなるでしょうね。
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 役者が手前の通路を通っているときは遠心機を回転させ、役者が遠心機に乗った瞬間に遠心機の回転を止め、通路を回転させる・・・という理解でいいんでしょうか。キューブリックは合成による画質劣化を嫌がり、ありとあらゆるアイデアとテクニックを駆使して、なるべく合成をしない「一発撮り」をしていたそうですが、このシーンだけはどうやって撮ったかはわからないままでした。

 ディスカバリー号の操縦室でボーマンとプールがありえない角度で立っているシーンは鏡を使い、宇宙遊泳や緊急エアロック、HALのメモリ室などの無重力シーンは垂直にセットを建て、真下から真上にカメラを向けて撮影したそうです。遠心機はセットが縦に二分割できるようになっていて、その合わせの隙間の上にカメラのドリーを乗せてぐるぐる回る映像が撮影されました。隙間にはゴムがついていてカメラの支持棒が通り過ぎると自然に塞がれるようになっていました。

 わかってしまえば非常にシンプルで原始的ですが、それにしてもよくこんなトリックを思いつきますね。
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和訳してくれたRoots4BOSSさん、感謝です。

 ユーチューバーのNostalgiaCriticが、スティーブン・キングが制作したTV版『シャイニング』を、キューブリックの映画版と比較しつつ、辛辣批評した動画です。キューブリック版のパロディ満載で、いかにCriticがキューブリック版が好きかが伝わってきますね。

 個人的にはほぼこの動画と同意見ですが、彼が見出した唯一の「TV版のいいところ」さえ管理人は評価していません。原作では「アル中で癇癪持ちの超絶ダメ親父だが、息子を愛する気持ちだけは本当だった」という「瞬間」に感動するのですが、TV版では「それなりに素敵なパパ」に見えるスティーブン・ウェバーがキャスティングされたため、この「落差」が緩くなってしまっています。それにウェンディ役のレベッカ・デモーネイも違和感があります。原作のジャックはウェンディの「気の利かない愚鈍な女」っぷりを「これでもか」というばかりに貶します(原作では夫婦の不和も重要な要素)が、デモーネイが美人すぎ、また行動も機知に富んでいるので「気の利かない女」要素を全く感じさせません。ダニーに至っては終始口元の緩さが気になってしまい、「聡明な少年」という印象が全くありません。キューブリックが原作を改変したのはそれなりに「意図」があり、その「意図」に最適なキャスティングをしたと感じましたが、原作至上主義者のキングが何故こんな「ダメキャスティング」を許してしまったのか理解に苦しみます。

 そのためTV版のラストシーンは、ジャックの心理描写、恐怖シーンの積み上げ、キャスティングの失敗などを挽回するための「感動ゴリ押し改悪」にか見えなくなってしまっています。管理人はこの「感動ゴリ押し」に「感動」できるほど純粋ではないようで「ふーん」で終わってしまいました。原作の穏やかで平和なラストシーンをそのまま映像化した方が、余韻が残って感動できると思います。

 そんなこんなでとってもダメダメなTV版ですが、管理人が考える「TV版のいいところ」がひとつだけあります。それは「映画版を酷評したキングが制作したTV版があまりにも酷かったため、逆に映画版の評価が高まった」点です。このTV版が制作されるまで原作ファンは映画版を「なぜ小説の通りに映像化しなかったんだ!」と酷評していました。映画版が公開時にラジー賞にノミネートされた事実もそれを物語っています。しかしこのTV版が放映されたあと、原作ファンは手のひらを返して映画版を賞賛しはじめます。つまりキューブリックの言う「小説と映画は全く違った媒体」「小説をそのまま映像化しても上手くいかくとは限らない」を原作ファンが真に理解したからです。「キューブリックはホラーのなんたるかを理解していない」と豪語していたキングは、皮肉なことに「いかにキューブリックの映画版がすぐれているか」を身を以て証明してしまったのです。最近のキングのキューブリック批判を見ても、自身が制作したTV版に全く触れないことからも、キングにとってもこのTV版は「黒歴史」と自覚しているようです。

 キューブリックファンにとって、キングのキューブリック批判なんて蚊に刺された程度にも感じません(「キューブリック批判をしない」がTV版の制作条件だったはずなので、いいかげん「うざい」ですが)し、このTV版も「冗漫で失笑もののネタドラマ」くらいにしか思っていませんが、このTV版を映画版より評価する人の意見も納得できるものですし、それを否定するつもりはありません。ですが、その「TV版を評価する層」でさえ「恐怖描写はキューブリック版が上」と評価されている現状を考えると、「キングはホラー(映画)のなんたるかを理解していない」と皮肉られても仕方ないな、と思う次第です。


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