キューブリック作品のロケーション

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改装され、オープンしたウェスト・ノーウッド図書館・映画館のPV。「コミュニティと協議を重ね、地域の資産として図書館と映画館を開設した」とのこと。施設内には『時計じかけのオレンジ』のポスターが飾られている。

Picturehouse映画ではアレックスの出所試験の舞台として使用された。

 『時計じかけのオレンジ』のルドビコ療法お披露目シーンで使用されたロケ地、ウェスト・ノーウッド図書館にある「ネットルフォード・ホール」が映画館に改装され、装いも新たに「ウェスト・ノーウッド図書館・映画館(West Norwood Library & Picturehouse)」として、2018年11月9日にオープンしたそうです。

 2011年6月、銅屋根が盗難被害に遭ったため、図書館とホールが閉鎖されていましたが、改装工事を経てホールが映画館に生まれ変わりました。スクリーンは4つで、その内のスクリーン1が改装された旧ネットルフォード・ホールのようです。上記動画を見ればわかる通り、特徴的な天井はそのままで、オレンジ色のシートが意味深に配置されています。キャパはそれほど多くはなさそうですが、早速『時計じかけのオレンジ』の上映も期待したいところ。

 所在地は南ロンドンのウェスト・ノーウッド駅すぐ。公式フェイスブックはこちら
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「ミード・ウォール(Mead Wall)」は湿地帯「クリフ・プールズ(Cliffe Pools)」を取り囲むように伸びた長い道。この道のどの場所でロケされたかまでは不明。(Google Map)

 『フルメタル・ジャケット』でフバイの司令部に向かう道路のシーンが撮影された、ロンドン東部のテムズ川河口付近にある湿地帯の道。ヤシの木が見えるが、それはスペインから輸入されたものを並べたもの。出演しているベトナム人たちは、当時ロンドンにはベトナム人居住区があり、そこでエキストラを雇ったそうだ。
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360度パノラマビューで現地を疑似体験できる。

『2001年…』で「人類の夜明け」のシークエンスの背景写真を撮影したロケ地。

 1967年秋、「人類の夜明け」のシークエンスにとりかっかったキューブリックは、スペインでのロケを検討するも様々な要因(主にキューブリックの旅行嫌いによるもの)により、ロンドンのエルスツリー・スタジオにセットを構築、フロント・プロジェクションを使用して撮影する事に決定した。その背景に使用するため第二班をナミビアのナミブ砂漠のスピッツコフェ山地に派遣、スチール写真(8×10のポジフィルム)を撮影させた。上記の写真は『2001年…』にも登場する有名な「ロックブリッジ」。

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※ 撮影された8×10のポジフィルム。

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※スピッツコフェ山地での撮影風景。

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※エルスツリー・スタジオに組まれたセット。

 尚、一部で「同ロケ地はハワイ・マウイ島のハレアカラ山」との情報があるが、ソースが確認できなかった。ハレアカラ山の写真を見ても砂漠ではない、高地のため風景に高度感があるとの理由から間違いである可能性が高い。
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※この高級アパートメントの最上階に居住していた(Google Street View

 キューブリックは映画監督という職業柄、数多くの引越しをしていますが、『時計…』以降はロンドンに腰を落ち着け(旅行嫌いと出不精が表出したとも言う。笑)、ロンドン北部のアボッツ・ミードセント・オールバンズに長く居住したことが知られています。

 それ以前は世界の各国・各地を転々としているのですが、その中でもはっきりと住所が判明してるのはこの『2001年…』の制作準備中に居住したニューヨークのアパートメントです。ソースは例の「手塚治虫に送られた手紙」になります。ここにはっきりと「239 Central Park West New York City」と住所が書かれていますね。その場所は現在も当時と変わらず守衛さんがいる高級アパートメントです。この最上階のペントハウスにキューブリックは妻クリスティアーヌと三人の娘と住んでいました。

 1964年3月に始まったここでの生活は『映画監督スタンリー・キューブリック』『失われた宇宙の旅2001』に詳しいのですが、クラークを自宅に呼んでステーキを振舞ったり、そのクラークを娘たちは「クラーク・ケントだ!(スーパーマンの主人公の名前)」とからかったりなどの微笑ましいエピソードのほか、キューブリックが『2001年…』制作のために設立したポラリス(北極星)社とは実質ここだったので、クラーク以外にも(クラークはその頃有名なチェルシー・ホテルに居住していた)多くのスタッフが出入りしていたようです。

 セットの制作など、作業が本格化するとキューブリックはこのアパートを引き払い、1965年7月21日にニューヨークからクイーン・メリー号でロンドンに渡っています。そのソースはスタンリー・キューブリックのオフィシャルアカウントが公表したこのチケットにはっきりと記載されています。クラークもこの時ニューヨークから一旦セイロンに戻り、8月になって再びキューブリックとロンドンで合流したそうです。

 ちなみに以下はそのアパートメントを管理する不動産会社が、12E号室を紹介するために作成した動画です。ものすごい高級アパートだったことがこれでわかりますね。

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※ロンドンのパインウッド撮影所に建てられたセット。

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※セットの元になった実際の風景。場所はニューヨーク・マンハッタンの36 W 8番街通りとマクドゥーガル通りのT字路付近(Google Street View

 キューブリックが『アイズ…』の制作にあたり、ニューヨークとロンドンのありとあらゆる場所の写真を撮らせたことは知っていたのですが、ここまでそっくりに作らせるとは、よっぽどロンドンにニューヨークを持って来たかったんでしょうね。更に言えば、そうまでしても飛行機に乗りたくないという事なんでしょう(笑。

 「リアル」にはとことんこだわるが、だからといって遠いロケは嫌。『バリー…』の際にケン・アダムに「ロケは自宅から90分以内」と無茶振りしたキューブリックらしいやり方ですね。
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