キューブリック関連記事

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
180209_cinema-e1518086836352
ロゴ制作:鈴木一誌



 2018年3月までは「東京国立近代美術館フィルムセンター」という名称だったのが、本日2018年4月10日「国立映画アーカイブ」として東京国立近代美術館から独立した組織になり、開館しました。以下はそのプレスリリースにあった設置概要です。

独立行政法人国立美術館 国立映画アーカイブ設置のお知らせ

東京国立近代美術館フィルムセンターは、2018年4月、独立行政法人国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」として新たな位置づけで設置されます。これまでも映画の収集・保存・公開・活用を行ってきましたが、今回、他の国立美術館と同格の機関として改組し、「映画を残す、映画を活かす。」をミッションとして、我が国の映画文化振興のためのナショナルセンターとして一層の機能強化を進めていきます。

独立行政法人国立美術館 国立映画アーカイブ 概要

◆名称:国立映画アーカイブ  英語名称:National Film Archive of Japan(略称 NFAJ)
◆設置年月日:2018年4月1日
◆館長(予定者):岡島尚志(おかじま ひさし)
◆ミッション:映画を残す、映画を活かす。
◆URL:http://www.nfaj.go.jp/
◆先付け映像:作者 山村浩二  ※映像はフィルムセンタートップページでご覧ください

◆独立後の体制
●広く外部から助言を得る体制
  アドバイザー(8人)
  岡田裕介氏(一般社団法人日本映画製作者連盟会長)
  奥田瑛二氏(俳優・映画監督)
  河瀬直美氏(映画監督)
  新藤次郎氏(協同組合日本映画製作者協会代表理事)
  長瀬文男氏(株式会社イマジカ・ロボット ホールディングス代表取締役会長)
  堀越謙三氏(東京藝術大学名誉教授)
  松坂慶子氏(俳優)
  山田洋次氏(映画監督)
  機能強化会議(仮):産官学関係者、アドバイザー

◆ナショナルセンターとしての強化
 ●3 本の柱を核に収集・保存・公開・活用を一本化
  1.映画を保存・公開する拠点:保存・復元・上映・展示
  2.映画の文化・芸術振興拠点:教育・普及
  3.映画による国際交流拠点:FIAF機関との国際連携・協力
 ●大ホールを「長瀬記念ホール OZU」と改称。
 ●幅広く多くの人たちに向けて、監督別や国別、ジャンル別など様々なテーマによる上映会や、映画史上の名作を鑑賞する上映会、映画を学ぶ人たちに向けた上映会、親子向け上映会を実施。

(引用元:東京近代美術館ホームページ/2018年2月6日


 今年のカンヌ映画祭で上映される70mm版『2001年宇宙の旅』が、日本で上映されるとしたら今のところ、ここしかありません。プレスリリースにも「映画史上の名作を鑑賞する上映会」とあります。学芸員さん、日本のワーナーの担当者さん、期待していますよ!
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。







    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
1417

 数々の名作を残した映画監督、スタンリー・キューブリック(1928-1999)の代表作「2001年宇宙の旅」は今からちょうど50年前の4月6日に公開された。

 当時斬新だった作品は賛否両論の大反響をもたらしたものの、今では映画史に欠かせないSF作品として高く評価されている。

 その制作風景はほとんど明かされていないが、キューブリックはイラストレーターのブライアン・サンダースを雇い、撮影現場の記録を残していた。

 映画公開50周年を節目に、サンダースは未公開だったそれらのイラストを個展にて公開した。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:カラパイア/2018年4月7日




 ブライアン・サンダースのイラストはいくつか公開されていましたが、「サンダースが現在展示しているのは手元に残った24枚」というのには驚きました。もし、もっと残っているならキューブリック邸にあったはずで、現在はUAL(ロンドン芸術大学)にある「スタンリー・キューブリック・アーカイブズ」内に保管されているはず。しかし、管理人の知る限りではその様子はありません。であれば、残念ですが映画制作の舞台裏を知られたくないキューブリックが、廃棄してしまった可能性が高いですね。もしくは、1970年代始めにMGMが倒産した際に、倉庫に保管してあったミニチュアモデルと一緒に廃棄してしまったとか(それについての記事はこちら)。どちらにしてももったいない話です。
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
09
酸素供給を絶たれ、もがき苦しむプールを演じるスタントマンのビル・ウェストン。これら危険な撮影でウェストンは実際に酸素欠乏で死にかけた。



Stanley Kubrick 'risked stuntman's life' making 2001: A Space Oydssey

Director refused to stop filming as stuntman Bill Weston lost consciousness, new book claims

〈前略〉

 ビル・ウェストンはプール死亡シーンのスタントを担当しましたが、それはあやうく命を失いかける大変過酷なものでした。

 天井に貼られた黒いカーテンから垂直に垂らされたワイヤーに吊るされ、それを真下からカメラが狙っていました。高さは10mあり、セーフティーネットもなく、しかも宇宙服を着たままです。その宇宙服には酸素供給装置がありましたが10分しかもたず、撮影準備と撮影をするには短すぎました。しかも吐いた二酸化炭素の出口がありません。それでも構わずキューブリックは撮影を続け、ウェストンは次第に酸素欠乏に陥り、意識を失ってしまいました。

 幸いウェストンは意識を回復しましたが、怒り狂ってキューブリックと対決することを決心します。キューブリックは数日逃げ回った後、ギャラの大幅アップ、ビールでいっぱいの冷蔵庫がある控え室を条件に事態は沈静化しました。そのウェストン曰く「スタンリーは信じられないほど偉大な芸術家で完全主義者だが、少し道徳的な部分が欠けているのが弱点だ」

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:The Guardian/2018年4月5日




 なんだか似たエピソードが『時計…』にもありましたね。マルコム・マクダウェルは水桶で窒息死しかかっていますし、『バリー…』の将校のホモシーンは、凍えるような冷たい川に浸かって撮影されました。『シャイニング』では老体に鞭打つスキャットマン・クローザースに対して、テイクを執拗に繰り返すキューブリックにジャック・ニコルソンが止めに入るという一幕も。キューブリックは撮影に夢中になると、つい俳優の安全をおろそかにしがちだったようですが、一度も死亡事故がなかったのは幸運としか言いようがありません。そのくせ自身の身の安全には神経質(飛行機に乗らない、車にスピードを出させない、ヘルメットを必要のない場所でもかぶるなど)だったというのですから、ちゃっかりしてます(笑。

 このエピソードはこの記事でご紹介した『Space Odyssey: Stanley Kubrick, Arthur C. Clarke, and the Making of a Masterpiece』に収録されているそうです。ぜひ邦訳を読んでみたいですね。
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
thumb_56788_media_image_x584

Cannes Classics to celebrate the 50th anniversary of 2001: A Space Odyssey

Cannes Classics to celebrate the 50th anniversary of Stanley Kubrick’s 2001: A Space Odyssey in Cannes, with world premiere of a 70mm print of the director’s 1968 masterpiece, introduced by filmmaker Christopher Nolan.

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:FESTIVAL DE CANNES:NEWS LETTER/2018年3月18日




 2018年5月8〜19日に開催されるカンヌ映画祭で『2001年宇宙の旅』50周年記念70mmプリント版を上映。続いて5月18日から全米公開そうです。

 この70mmプリント版はオリジナルネガ起こしでクリストファー・ノーランが監修をしていて、ノーランは5月13日のカンヌ・マスタークラスでディスカッションの予定。カンヌにはプロデューサーで義弟のヤン・ハーランと長女カタリーナも参加するそうです。

 5月18日からの全米公開の後にはこのフィルム、当然日本にも廻ってくるんでしょうね!日本のワーナーさん、頼みますよ!!
 
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
kubac
予想外の高値をつけた米脚本家組合の会員証の出品カタログ掲載ページ。



 20世紀を代表する映画監督、スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)氏ゆかりの品々がイタリアで27日、競売にかけられ、落札総額は9万ユーロ(約1200万円)に上った。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:AFP BB News/2018年3月28日




 以前この記事でお知らせしたオークションが開催され、無事終了したようです。注目したジャック・ニコルソン着用ジャケットが1万9,000ユーロ(約250万円)、米脚本家組合(WGA)の会員証は予想を大幅に上回る1万3,000ユーロ(約170万円)、記事にはありませんが『シャイニング』のフィルム(写真を見る限りアウトテイク?)は6,500ユーロ(約85万円)で落札されました。

 総額1,200万円が高いのか安いのか微妙ですが、『2001年…』のアリエス1B宇宙船のモデルが発見され、落札された時のようなインパクトはなかったですね。
【お願い】キュレーションサイトやまとめサイト、個人ブログ等で当ブログの情報を流用し、記事化する場合は「KUBRICK.Blog.jp」の明記と該当記事へのリンク張ることを条件に、許可も報告も不要となっております。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

このページのトップヘ