キューブリック関連記事

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小説版を読めばこの「白い部屋」が何であるかは明快に説明しています。撮影時のカンペには「Hotel Room」と書かれていてネタバレしてましたね。



 1968年4月6日にアメリカで公開されたSF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』。“完璧主義者”=スタンリー・キューブリック監督による圧倒的な映像センスは、今なお我々に鮮烈な感動を与えてくれる。

 しかしその一方で、難解を極めるストーリー展開や哲学的な内容に「正直よく分からない」、あるいは単調な演出に「眠い…」と感じた方も多いのではないだろうか。

 今回は、そんな「意味不明!」とまで評価されてしまいがちな『2001年宇宙の旅』を解説。その名作たる面白さを紐解いていく。

※以下『2001年宇宙の旅』のネタバレを含みます

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画マガジン FILMAGA/2018年4月19日




 映画感想共有サイト「フィルマークス」の公式Webマガジンによる『2001年宇宙の旅』の解説記事です。まあこんなものかと記事を読み進めていると・・・

 人類が困難を乗り越えようやく木星に到達した時、再び“モノリス”は姿を現す。そして、この人智を遥かに超えた高度な知的物体は、人類をさらなる進化の新段階へ導いていく。

 それを映像にしたのが、あの抽象的かつ理解不能とも思えるトリップ映像のシークエンス。進化の被験者であるボーマン船長の高次元体験を映像化したものとも言えるだろう。

 それはボーマン船長が脳内でかろうじて再生できる、言い換えれば、現人類が認識できるギリギリ範囲内のイメージだ。そして、人智の及ばぬ領域を表現したその脳内トリップ映像は、見事に我々を困惑させる。


 ええっ??「ボーマン船長の高次元体験を映像化」?「脳内トリップ映像」? おいおい、筆者のMikiyoshi1986氏は小説版読まずにこの記事書いたの? あのスターゲート・シークエンス以降のビジュアルは全て小説版で「具体的かつ、明快に」説明されてますよ。それを説明せずして何が「ネタバレ」なんでしょうか? ネタバレと豪語しつつ「最強のネタ本」である小説版も読んでいないとは・・・。フィルマークス、大丈夫?
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Filmworker’ Trailer: Stanley Kubrick’s Personal Assistant Gives You Amazing Access to a Cinema Icon

After taking on the role of Lord Bullingdon in "Barry Lyndon," Leon Vitali devoted his life to working with Stanley Kubrick.

『フィルムワーカー』予告編:スタンリー・キューブリックのパーソナルアシスタントが、映画の巨匠を身近に

 レオン・ヴィタリは、 『バリー・リンドン』でブリンドン卿の役を務めた後、スタンリー・キューブリックとの仕事に専念しました。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:IndieWire/2018年4月18日




 以前この記事で第一報をお知らせした、レオン・ヴィタリを中心にしたドキュメンタリー『フィルムワーカー』の予告編がアップされました。5月11日よりアメリカの一部の映画館で上映が予定されているそうです。

 ヴィタリの肩書きはキャスティング監修、演技コーチ、ロケハン、サウンドエンジニア、色調補正、アシスタント・ディレクター、プロモーター、そしてキューブリック作品の復元監修と様々ですが、役者としては『バリー…』のブリンドン卿(成人)と『アイズ…』の赤マント役で出演しています。

 様々な役割の中で、特に『シャニング』でダニーの子守係、『フルメタル…』でのリー・アーメイの演技コーチ、来日しての『アイズ…』吹き替え版の演技指導などが知られています。特にトム・クルーズの吹き替えを担当した声優の森川智之に対し、ヴィタリはベッドシーンになるとスタジオにベッドを持ち込んで、寝そべりながら収録させたという逸話が残っています。

 ヴィタリは2008年にシネマトゥデイのインタビューに応えていますが、キューブリックの映画制作に対するスタンスを知るためには、知っておかなければならない重要な内容です。ぜひご一読ください。
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 冥王星の衛星カロンで発見された山や谷などの地名が正式に承認された。実在や架空の探検家やSF作家などにちなんだ名前が付けられている。

〈中略〉

 同研究チームでは2015年にインターネットで「Our Pluto」キャンペーンを開始し、冥王星やカロンの地形名の案を募集してきた。今回承認された名前を見ると、世界中の人々から集まった命名提案の幅広さがうかがえる。「国際精神に基づいてカロンの地形が命名されたことを大変嬉しく思います」(IAU惑星系命名ワーキンググループ議長 Rita Schulzさん)。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:AstroArts/2018年4月13日




 一般募集し、その中から専門チームがふさわしいと思う名前をチョイス、国際天文学連合(IAU)が正式に承認、という経緯だそうですが、ファンからすれば土星の衛生「ヤペタス(イアペトゥス)」や、木星の衛生「エウロパ」ではないの?という素朴な疑問もなきにしもあらず。エウロパで生命が発見された際には、ぜひクラークにちなんだ命名をしてほしいものです。
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ロッキードAC-130H「スペクター」ガンシップに搭載された、ボフォース40mm機関砲に弾薬を装填するR・リー・アーメイ。(2006年)



ハートマン軍曹、ありがとう。

 スタンリー・キューブリック監督の映画『フルメタル・ジャケット』に「ハートマン軍曹」役で出演した俳優のロナルド・リー・アーメイさんが、肺炎による合併症のため死去した。74歳だった。アーメイさんのマネージャーが4月16日、公式Twitterで発表した。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:ハフポスト日本版/2018年04月16日



 R・リー・アーメイの逝去の報に関連して、いくつか事実誤認がみられますので、ここで事実関係を整理します。

 アーメイが『フルメタル…』に参加した経緯は、脚本で参加したマイケル・ハーの紹介によるものです。ハーは『地獄の黙示録』でヘリパイロット役兼テクニカル・アドバイザーだったアーメイを知っていて、ベトナム戦争の専門家を欲しがっていたキューブリックに紹介しました。当初は単なるアドバイザーでしたが、罵倒のセリフのあまりの迫真さ(アーメイは実際に海兵隊の訓練教官だった)にキューブリックに気に入られ、ハートマン役に決定していたティム・コルチェリ(ヘリで民間人を撃ちまくるドアガンナー役で復活)から急遽変更、抜擢されました。アーメイは「役が欲しかったので奪い取った」と発言しています。

 アーメイはしばしば「『フルメタル…』でアドリブを許された数少ない役者のひとり」と紹介されますが、そんなことはなく他の役者にもアドリブを試しています。キューブリックはむしろ撮影現場でのアドリブを重視した監督で、その意図はこの記事で解説しています。

 アーメイは『フルメタル…』の撮影中に片側(おそらく左側)の肋骨すべてを折る事故を起こして、撮影は5ヶ月間中断してしまいました。中断後の演技が格段に上達していたので、キューブリックはいくつかのシーンを撮り直しました。オープニングに続く新兵罵倒シーンは、その撮り直したシーンではないかと思います。常に左手を腰の後ろに当てているのがその理由です。ジョーカーが腹パンチを食らうシーンでは、殴る瞬間は左手ですが、実際に殴ったのは右手です。このことからも、左手をかばっていたことが伺えます。

 アーメイはその後もキューブリックと親交を続けましたが、キューブリック自身が『アイズ ワイド シャット』は駄作と告白したと証言したことが話題になりました(その記事はこちら)。ただ、これはプライベートな場での発言だったこと。キューブリックが本気で駄作だと考えるなら、公開を差止めることさえできたこと。キューブリックが『アイズ…』製作に並々ならぬこだわりと時間を費やしていたことなどを考えると、キューブリックが冗談を言った可能性が高いと考えます。キューブリックのジョークは周りの人をドン引きさせるほど「ブラックで」「キツくて」「容赦なかった」そうです。それほど「クルーズ夫妻につきあって批評家とランチをするのにうんざり」していたんでしょうね。

 そんなアーメイも故人となってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。
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 1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」には、後世の映画制作にも影響をあたえた特撮技法が取り入れられています。コンピューターによってあとから映像を加工するVFXがなかった時代、撮影は工夫の連続でした。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:GIGAZINE/2018年4月12日




 記事では「回転するセット」「モーションコントロールカメラ」「スリットスキャン」「フロント・プロジェクション」の4つが紹介されていますが、どれもすでに知られていた特撮方法(スリットスキャンはベースのアイデアがあり、その発展系)です。キューブリックはそられを改良し、より高い品質を求めた、というのが正しい理解です。キューブリックは光学(アナログ)で合成すると画質が劣化するのを嫌がり、なるべく合成の工程を少なくするようにしました。端的に言えば「合成なしの一発撮り」を理想としたのです。となると、セットはなるべく本物に近くなるように作り込むしかなく、それが予算が膨大に膨らんだ理由の一つになりました。

 撮影自体は原始的で、とても手間のかかるものばかりでした。「無重力状態は被写体の真下にカメラを置き、レンズを真上を向けて撮影」「鏡を使ってありえない角度のツーショット」「ガラスにペンを貼って宙に浮かせる」「コンピュータのディスプレイは手描きアニメーション」「それらはリア・プロジェクションでセットに埋め込んだ映写機で表示させる」などなど、当時のスタッフの苦労がしのばれますね。実際に離職率はかなり高かったようです。
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