キューブリック関連記事

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
FMJ_1
画像引用:IMDb - Full Metal Jacket

 1999年に設立された「Military.com」は、軍人や退役軍人、その家族、軍事従事者に関するニュースと情報を提供するWebサイトです。つまり「本物の本家のサイト」ということですね。そのMilitary.comがチョイスした「『フルメタル・ジャケット』に登場する珠玉のセリフ16」という記事がありましたのでご紹介。選ばれし栄光のセリフは以下の通りです。



1.
ハートマン軍曹:「訓練教官のハートマン先任(ガナリー)軍曹である。話し掛けられた時以外口を開くな。口でクソたれる前と後に“サー”と言え。分かったか、ウジ虫ども!」

2.
ハートマン軍曹:「パパの精液がシーツのシミになり、ママの割れ目に残ったカスがお前だ!どこの穴で育った?」

3.
ハートマン軍曹:「カマを掘るだけ掘って、相手のマスかきを手伝う外交儀礼もないやつ。きっちり見張るぞ!」

4.
ハートマン軍曹:「アカのどん百姓め、聖母マリアを敬うと言え!腹ワタつかみ出すぞ!聖母マリアを敬うか?」

5.
ハートマン軍曹:「よし起立!ケツの穴を引き締めろ! ダイヤのクソをひねり出せ!さもないとクソ地獄だ」

6.
ハートマン軍曹:「ケツまくる気か、貴様?! 答えろ!セイウチのケツにド頭突っ込んでおっ死ね!俺の障害物から離れろ!やえちまえ!さっさと降りろ、グズ!タマ切り取ってグズの家系を絶ってやる!とことん鍛え直すぞ!人食い族の巨根が粗チンになろうとも」

7.
ハートマン軍曹:「アホ相手に質問するのはおれの役だ」
カウボーイ:「サー、イェッサー」
ハートマン軍曹:「続けてよろしゅうございますか?」

8.
ハートマン軍曹:「スキンのまま生まれたクソバカか、デブ?努力してこうなったのか?!」

9.
ハートマン軍曹:「貴様のような肉棒(マラ)頭のせいで泥棒がはびこる!」

10.
ハートマン軍曹:「こいつはたまげた。これは何だ!何なんだ、この物体は!答えろ、デブ!」
パイル:「ドーナツです」
ハートマン軍曹:「ドーナツ?」

11.
ハートマン軍曹:「ありがたい名前を忘れるな。0300歩兵隊、よくやった」

12.
ポージ大佐:「唯一の要求は本官の命令を神の啓示として従うこと。ベトナム人を援助するのは、やつらの心に米人が住み解放の時を待っているから。硬式野球の世界だぞ。平和運動熱が滅ぶまで共に耐え抜こう」

13.
アニマルマザー:「しゃべる姿は海兵だ。歩く姿も海兵か?」

14.
クレイジーアール:「大いなる人生がここにある。おれたちは銃を下げ地球を歩く愉快な緑の巨神。今日ぶっ殺した連中は、まれに見る善人どもだった。国に戻ると撃つに値するやつがいなくて寂しいだろうな」

15.
ダナンの売春婦:「ベイビー、あたし燃えてるね。燃えてるね。サービスたっぷりね、遊ぶね?」

16.
ジョーカー:「それじゃアン=マーグレットは中止?」

(引用元:Military.com:The 16 Greatest Quotes From 'Full Metal Jacket'/2020年2月19日




 選ばれているセリフは定番のハートマン軍曹の罵倒からジョーカーの皮肉までさまざまですが、軍関係のサイトだけあって保守色が強いですね。それだけ愛されている証拠だと思いますが、これがリベラル系だとまた違ったチョイスになると思います。そのリベラルからは「反戦映画の傑作」と呼ばれているわけですが、左右両陣営からこれだけ愛されている映画も珍しいのではないでしょうか?(笑。


KUBRICK.Blog.jp おすすめ記事





    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
EWS1
画像引用:IMDb - Eyes Wide Shut

二度とセ○○スしたくなくなる映画5選

〈前略〉

『アイズ ワイド シャット』

 最後まで聞いてください。この映画は、神秘的で圧倒的な性の力と、それが私たちのすべてを推し進めることについてのものであるはずですが、どういうわけか性行為とセクシュアリティが少し誇張されているように見えます。ニコール・キッドマンのキャラクターは、休暇中に見た素敵な水兵に本当に欲情しましたか? そして、その告白に悩まされたトム・クルーズ演じるキャラクターは、本当に殺人的な性的イルミナティを嗅ぎ回る必要があったでしょうか? 時々、スタンリー・キューブリックのような芸術的な天才が、エロスにはそれだけの価値がないことを見せてくれます。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:The Cut/2020年2月5日




 バレンタインデー特集にこういう記事を載せるニューヨーク・マガジンもどうかと思いますが、そんな記事にちゃっかりとランクインしている『アイズ ワイド シャット』は流石というべきか、なんというか(笑。

 『アイズ…』は非常に曖昧な物語ですが、非常に明確な一言で終わるという、いかにも「キューブリックらしい意地悪な」作品です。キューブリックは愛だの恋だの、そんな人間の表面的な「情緒」を描くことにはあまり興味がなく、人間の本質を鋭く突く描き方を好む映画監督です。それはこの『アイズ…』でも同じで、明るい未来と夫婦の絆の再確認を予感させる原作のラストシーンを改変し、シニカルで意味深な終わり方をさせています。

 ですので、この「二度とセ○○スしたくなくなる」(伏せ字はお察しください。笑)映画という意味においては、「そんな情緒的な気分をぶっ飛ばす何か」がある作品ばかりが選ばれているわけですが、要するに「バレンタインデー(海外では単に「愛の日」という扱い)にカップルで観るにはおすすめできない」ということです。その名誉に預かった(笑)5作品とは以下の通りです。

第1位:『ミッドサマー』
第2位:『ザ・ルーム』
第3位:『アイズ ワイド シャット』
第4位:『ウォッチメン』
第5位:『ローズマリーの赤ちゃん』

 ちなみに第5位に選ばれている『ローズマリーの赤ちゃん』は、キューブリックのお気に入りの作品の一つでした。ただ、キューブリックは鑑賞する側であれば、情緒的でない作品ばかりでなく、情緒的な作品も好んでいます。つまり「観るのは嫌いじゃないけど、自分で作りたいとは思わない」ということだと思いますが、世間一般にありがちな「作った作品=その人の人格」という誤解(というか決めつけ)に悩まされたのはキューブリックも同じですね(『時計…』での脅迫事件などはその最たる例)。まあ、そんなことは自分自身が「創作者(たとえどんなレベルであっても)」になってみれば単なる誤解だと即、理解できることなんですが、創作経験のない人ほど「決めつけ」の傾向があると思うのは、私だけではないと思います。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 <サム・メンデス監督が第一次大戦を描いた『1917 命をかけた伝令』(日本公開は2月14日)が、第92回アカデミー賞の撮影賞、録音賞、視覚効果賞の3部門で受賞。全編を「ワンカット」に見せるためのトリックを随所に採用し、最高の映像テクニックで戦争を表現することに成功した>

〈中略〉

 終戦から40年後に発表されたスタンリー・キューブリックの反戦映画『突撃』(1957年)も、カメラを据え付けた台車をレールに載せて移動させる撮影手法で、塹壕戦を指揮する傲慢な将校たちの姿を巧みに描いた。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Newsweek日本版/2020年2月11日




 アカデミー賞でも話題を集めた『1917』ですが、いよいよ今週末公開になります。この作品、キューブリックの『突撃』を引用して解説する記事があちこちで見受けられましたが、この記事もその一つですね。ただ細かいことを言えば塹壕シーンは「台車をレール」ではなく、塹壕の底に板を敷き、その上をカメラを乗せた台車を走らせました。写真も残っています。

POG_T_S

 それはともかく、このシーンでカーク・ダグラスは「周囲や後方の爆発を気にとめることなく、ずんずんと歩き進む」のですが、現在では定番になっている登場人物の「力強さ・勇気」を表現するこの手法、これを最初に撮ったのはキューブリックで、それはこの『突撃』ではないか?という話があります。もし『突撃』以前に同じようなシーンがあるのをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
Stanley-Kubrick_Oscar

〈前略〉

 最優秀監督のオスカーを獲得したことのない、伝説的な5人の映画監督をご覧ください。

スタンリー・キューブリック

 限界に挑み、観客と批評家を二極化させる論争から逃れられない、先見の明と影響力のある監督は、21年前の逝去以降さらに尊敬され、賞賛されています。

〈中略〉

 皮肉なことにキューブリックは最優秀監督賞でも、脚本賞でもないオスカーを獲得しました。『2001年宇宙の旅』の特殊視覚効果賞については、ダグラス・トランブルなど数多くのスタッフが視覚効果に取り組んでいましたが、キューブリックは特殊視覚効果デザイン/特殊視覚効果監督として認められました。特殊視覚効果賞のオスカーは、この傑作が受賞した唯一のアカデミー賞でした。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:GOLD DERBY/2020年1月30日




 オスカーシーズンになるとこの話題が繰り返されます。もういいかげん特別賞あたりを贈ってもいい気がしますが。その他の4人とはアルフレッド・ヒッチコック、エルンスト・ルビッチ、ハワード・ホークス、ジャン・ルノワールです。

 アカデミーがキューブリックに賞を贈らない理由は、アメリカ人であるキューブリックがハリウッドに背を向けてイギリスで映画製作をし続けたこと(製作資金はハリウッドから出ていたのに、ハリウッドの制作会社やスタッフはその恩恵に預かれなかった)だと思いますが、もうそれからずいぶんと時も経ったのだし、キューブリックの未亡人クリスティアーヌが存命のうちに賞賛の意を表明すべきだと思います。アカデミー映画博物館でキューブリック推しをするのなら尚更ですね。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
2001_logo

 スタンリー・キューブリック監督作「2001年宇宙の旅」をテーマとした展示会「Envisioning 2001:Stranley Kubricki's Space Odyssey」が、このほどニューヨークの映像博物館で開催され、キューブリック監督の娘カタリーナ・キューブリック、同博物館キュレーターのバーバラ・ミラーがトークに臨んだ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

 同展示会は、フランクフルトのドイツ映画博物館、ロンドン芸術大学のスタンリー・キュブリック・アーカイブ、ワーナー・ブラザースの協力を得て開催されたもの。会場では、キューブリック監督が参考にした映画「月世界征服(1950)」「禁断の惑星」「プラン9・フロム・アウタースペース」の視聴コーナー、アーサー・C・クラークとの写真や彼に向けた手紙、アメリカ空軍への質問、MGMのプレスリリース、脚本の草稿がずらり。“ヒトザル”の衣装やHAL 9000、絵コンテ、衣装のデザイン画、実際に使用された宇宙服も展示され、“キューブリックの思考”を垣間見たような気分にさせられた。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画.com/2019年1月25日




 前回のこのレポートの前に行われた、プレス公開におけるリポート記事です。記事にある「ボアハムウッドの家」とは、1979年まで住んでいたアボッツ・ミードの家のことだと思います。あとカタリーナは「(スタンリーは)観客にどのように考えれば良いかという説明はしなかったし、一度もエンディングの解説もしなかった」と語っていますが、クラークの小説版が刊行されて以降は「プロットの説明」はしていますね。

 ちなみにTipsとして知っておくと便利なのが、記事の画像で宇宙ステーションの図面右下にある長方形の表題欄。『2001年…』で実際に使用された図面には、この表題欄が一定のフォーマットで掲載されていますので、これがある図面は制作当時のものであるという判断の目安になります。『2001年』は人気作品なので、後年になってファンが作った図面や写真、設計図などが大量にネット上で見つかります。その真贋の判定に役立ちますが、あくまで「目安」なので必ずしも絶対的なものではないことはご承知おきください。

 開催は7月19日まで。公式ホームページはこちらです。

このページのトップヘ