キューブリック関連書籍

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

Through a Different Lens: Stanley Kubrick Photographs(amazon)


 第一報をこちらでお知らせした、5月3日よりニューヨーク市立博物館で開催されるスタンリー・キューブリックのルック社時代の写真展『Through a Different Lens:Stanley Kubrick Photographs』に合わせて写真集が発刊されるようです。価格は8,106円で、版元はキューブリックファンにはおなじみのTASCHEN社。以前PHAIDON社から『スタンリー・キューブリック ドラマ&影:写真1945‐1950(Stanley Kubrick : Drama & Shadows: Photographs 1945-1950)』という豪華な写真集が発行され、邦訳もされましたがプレミアがついてしまい、現在高止まりしたままです。これの廉価版が発売されるという話もあったのですが、予約できなくなってしまっているので、どうやら中止のようですね。掲載写真など内容はそれとは異なるようですが、今回も邦訳されるかどうかは不明です。

 TASCHEN社の公式サイトはこちら

【お願い】最近キュレーションサイト等で当ブログの情報を流用し、記事化したものが見受けられるようになりました。しかも引用元を記載せず、無断流用との指摘を避けるため、巧妙に文章を工夫している場合もあるようです。当ブログは、ブログ名「KUBRICK.Blog.jp」の明記とリンクを貼っていただくことを条件に、流用・引用など自由にご活用いただけます。許可も報告も不要です。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

〈PR〉
〈PR〉

〈PR〉
〈PR〉




    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
81HUSjQxYzL

 今年(2018年)は『2001年宇宙の旅』公開50周年ですので、様々なイベントやリリースが続いていますが、『ビヨンド〜惑星探査機が見た太陽系』や『ファー・アウト〜銀河系から130億光年のかなたへ』などの著作がある作家・写真家のマイケル・ベンソンが、『2001年…』のメイキング秘話をまとめた『Space Odyssey: Stanley Kubrick, Arthur C. Clarke, and the Making of a Masterpiece(スペースオデッセイ:スタンリー・キューブリックとアーサー・C・クラークはいかにして傑作を作ったか)』を上梓したそうです。

 ワシントンポストの記事を読む限りでは、よく知られたエピソードが紹介されていますが、スターゲート・シークエンスの宇宙(生命)の誕生のパートについて「1965年にニューヨークのブラジャー工場で制作」と解説されています。今までは「マンハッタンにある廃工場で制作され『マンハッタン計画』と呼ばれていた」とまでは紹介されていたのですが、それはブラジャー工場だったんですね。妻のクリスティアーヌは、身なりを構わず、様々な溶剤を落として不可思議な映像制作に夢中になっているキューブリックに対して不満を漏らしていた(臭いとか汚いとか。笑)そうですが、1965年というと制作準備段階でまだ脚本も固まっていない頃。この年の7月にキューブリックは渡英しますが、その前にこの映像は撮影されていたことになります。

 あと、「ボーマンの呼吸音はキューブリック自身の呼吸音を使った」とありますが、これは以前からそういった情報があったものの、確定しても良いようです。アレックス・ノースの音楽を「あとは既成曲と呼吸音でいくからいらない」と拒否したのは編集時、1968年始めの頃のはずなので、俳優シーンの撮影は終了(1966年夏)した後です。1969年公開の『De Sade』に主演しているケア・デュリアを呼吸音のためだけに呼び戻すとは考えにくいので、「自分の思い通りに映画を作りたい」キューブリックが自身の呼吸音を使ったとしても不思議ではありません。ちなみにキューブリックは『フルメタル・ジャケット』でカウボーイの無線の相手、マーフィー(の声)も演じています。

 既知の情報もありますが、新たに取材をしていると思いますしファンなら気になる一冊です。邦訳すればそこそこの部数も望めると思いますので、出版不況と言われる昨今ですが、久しぶりにキューブリック関連本の出版を強く望みたいですね。


Space Odyssey: Stanley Kubrick, Arthur C. Clarke, and the Making of a Masterpiece (英語) ハードカバー(amazon)
【お願い】最近キュレーションサイト等で当ブログの情報を流用し、記事化したものが見受けられるようになりました。しかも引用元を記載せず、無断流用との指摘を避けるため、巧妙に文章を工夫している場合もあるようです。当ブログは、ブログ名「KUBRICK.Blog.jp」の明記とリンクを貼っていただくことを条件に、流用・引用など自由にご活用いただけます。許可も報告も不要です。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
2009年に限定1,000部、29.5 x 37.3 cmの大型本に小冊子10冊が収納される仕様で全2,874ページ。3,000ドル(31万円)もした豪華版のPV



 キューブリックが映画化を切望した『ナポレオン』の資料の編纂本『Stanley Kubrick's Napoleon: The Greatest Movie Never Made』ですが、豪華版、ハードカバーの合本版ときて、今回さらなる廉価版が発売になったそうです。スペックを見る限りサイズがコンパクトになりページ数も若干減っていますね。ただ、豪華版や合本版に付属していたデジタルライブラリーのダウンロードキーが今回付属するかは不明です。


Stanley Kubrick's Napoleon: The Greatest Movie Never Made(amazon)


仕様:合本版
ハードカバー: 1112ページ
言語: 英語
ISBN-10: 3836523353
ISBN-13: 978-3836523356
発売日:2011年4月1日
商品パッケージの寸法: 22.2 x 7.6 x 35.1 cm
価格:1万円


Stanley Kubrick's "Napoleon": The Greatest Movie Never Made(amazon)


仕様:廉価版
ハードカバー: 832ページ
言語: 英語
ISBN-10: 3836568896
ISBN-13: 978-3836568890
発売日: 2018年3月20日
商品パッケージの寸法: 22.2 x 4.4 x 27.9 cm
価格:8,000円
【お願い】最近キュレーションサイト等で当ブログの情報を流用し、記事化したものが見受けられるようになりました。しかも引用元を記載せず、無断流用との指摘を避けるため、巧妙に文章を工夫している場合もあるようです。当ブログは、ブログ名「KUBRICK.Blog.jp」の明記とリンクを貼っていただくことを条件に、流用・引用など自由にご活用いただけます。許可も報告も不要です。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

パーフェクト・スパイ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)(amazon)



パーフェクト・スパイ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)(amazon)


 イギリスのスパイ小説家、ジョン・ル・カレが1986年に発表した『パーフェクト・スパイ』に興味を持ったキューブリックは映画化を検討するため、ジュネーブのフェルドマン博士という偽名を使ってル・カレにコンタクトを取りました。しかし当のル・カレはそれをキューブリックのオファーとは思わず断ってしまい、権利をBBCのTVドラマ制作を担当していたジョナサン・パウエルに売ってしまいました。それを知ったキューブリックは「BBCシリーズの監督なら喜んで引き受ける」と応え、ル・カレはBBCのパウエルに「監督にキューブリックはどうだろうか?」と提案したところ、パウエルは

「そして予算が数百万ポンド、オーバーするってことかい?」「おまけに完成が数年遅れる? 申し出はありがたいが、われわれはいまのままでいいよ」

と応えたそうです(笑。

 その他にもキューブリックは、『アイズ…』の原作『夢がたり』の脚本化のオファーをし、その打ち合わせにル・カレはキューブリック邸に赴いたそうです。しかしキューブリックの「最低限度の情報のみを与え、相手のアイデアを試す」という最初のハードルをル・カレは越えることができず、この話はご破算になってしまいました。

 キューブリックは『パーフェクト・スパイ』を読んですぐ映画化のオファーをしたと言っていますし、BBCのTVドラマシリーズ『パーフェクト・スパイ』は1987年にオンエアされていますので、時期的にはちょうど『フルメタル…』のポストプロダクション〜公開の頃です。つまりキューブリックは『フルメタル…』の次作としてこの『パーフェクト・スパイ』の映画化を考えていたんですね。同時進行で『アイズ…』も『A.I.』も動いていますし、1993年にはそれに『アーリアン・ペーパーズ』の企画も立ち上がります。私たちファンは『フルメタル…』の後10年以上も新作を待たされましたが、その間もキューブリックは忙しく働き続けていたことになります。

 このル・カレとキューブリックの交流の顛末は『地下道の鳩: ジョン・ル・カレ回想録』で読むことができます。各章が短編小説さながらこの回顧録、キューブリック以外にもそうそうたる顔ぶれの面々が登場しますので、興味のある方は是非どうぞ。


地下道の鳩: ジョン・ル・カレ回想録(amazon)

 


【お願い】最近キュレーションサイト等で当ブログの情報を流用し、記事化したものが見受けられるようになりました。しかも引用元を記載せず、無断流用との指摘を避けるため、巧妙に文章を工夫している場合もあるようです。当ブログは、ブログ名「KUBRICK.Blog.jp」の明記とリンクを貼っていただくことを条件に、流用・引用など自由にご活用いただけます。許可も報告も不要です。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
DK8UKRyWAAA5SeJ
FULL METAL JACKET DIARY


 『フルメタル…』のジョーカー役、マシュー・モディーンが2005年に発表した書籍『フルメタル・ジャケット・ダイアリー(FULL METAL JACKET DIARY)』のiOSアプリ版(1300円)が、セール中につき240円と大幅にお安くなって期間限定で販売中です。

 こちらのリンクで詳細をご確認の上、各iOSデバイスのApp Storeから入手してください。というのもiTunes12.7から、iTunesからApp Storeにアクセスできない仕様に変更されたからです。つまりPCで購入→iOSデバイスにインストールという方法が使えなくなったのです。iOSアプリをPCで管理していた方はご注意ください。

 その『フルメタル・ジャケット・ダイアリー』ですが、マシュー・モディーンが撮影した『フルメタル…』撮影中の数々のオフショットは貴重なものも多く、必見の価値ありです。それぞれの解説文(朗読付き)もなかなか興味深いです。未入手の方は、お得なこの機会にぜひどうぞ。
【お願い】最近キュレーションサイト等で当ブログの情報を流用し、記事化したものが見受けられるようになりました。しかも引用元を記載せず、無断流用との指摘を避けるため、巧妙に文章を工夫している場合もあるようです。当ブログは、ブログ名「KUBRICK.Blog.jp」の明記とリンクを貼っていただくことを条件に、流用・引用など自由にご活用いただけます。許可も報告も不要です。何卒ご協力を宜しくお願いいたします。

このページのトップヘ