博士の異常な愛情

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 スウェーデン発の腕時計ブランド「トリワ(TRIWA)」から、2019年春の新作モデルが登場。2019年3月8日(金)より、ノルディックフィーリング 表参道ギャラリーなどで発売される。定番の「ネヴィル(NEVIL)」シリーズから、今回春の新色として新たにラインナップに加わるのが、1960〜70年代の名作映画から着想を得た一本。 

 「CLOCKWORK NEVIL」は、左右のインナーサークルに反対色であるオレンジとブルーを配置、ストラップには馴染みの良いスエードレザーにライトグレーを乗せて、ポップで軽やかなルックスが魅力。一方の「STRANGELOVE NEVIL」はブラックを基調に、針にブルー、インデックスにオレンジをさりげなく取り入れた、シンプルながら遊び心を感じさせる一本に仕上がっている。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:FASHION PRESS/2018年3月8日




 スウェーデンの腕時計ブランド「トリワ」から『博士の異常な愛情』『時計じかけのオレンジ』にインスパイアされたカラーリングの腕時計「CLOCKWORK NEVIL」「STRANGELOVE NEVIL」が発売されたそうです。価格は37,000円と割とリーズナブル。デザインもカジュアルで20代の大学生か新社会人あたりが購入しそうなイメージ。

 ベースになるデザインがあるので、特にキューブリックファンと気づかれないさりげなさはいいですね。「わかる人にはわかる」的なアイテムだと思いますので、プレゼントに最適しょう。男性なら「STRANGELOVE NEVIL」、女性なら「CLOCKWORK NEVIL」でしょうけど、大きめケース(直径40mm)が似合う女性でないと(要するに手首が細くて華奢な人)ちょっと残念なことに。似合う女性は普段から大きめケースの時計をしているので、そういった方なら違和感なくしていただけるでしょう。ただ、カラーリングの意味を内緒にしてプレゼントしたはいいが、あとで映画を観て意味を知って嫌がられないようにしたください(笑。

 取扱店舗はノルディックフィーリング(表参道ギャラリー/新宿/有楽町/名古屋/天神/公式オンラインショップ)、トリワ公式オンラインショップ、その他全国のトリワ取扱店で。公式サイトの商品紹介ページはこちら
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dr_strangelove_tパブロ・フェロを一躍有名にした、いい加減な手書き感がインパクトを残す『博士の異常な愛情』のタイトルバック。

 キューブリック作品では『博士の異常な愛情』『時計じかけのオレンジ』の予告編の編集やタイトルバック制作を担当したグラフィック・デザイナーのパブロ・フェロ。そのパブロ・フェロがどのようにキューブリック作品に関与したか、それを語ったインタビューがありますので、そのインタビューのキューブリック作品の部分だけ抜粋してみました。



●博士の異常な愛情について

パブロ:そうです。私は(ニューヨークで)コマーシャルを作っていました。新しい編集のスタイルを作ったのが私が人気を得た理由です。それがスタンリーの目にとまりました。彼は私のCMを見て、気に入ったようです。(注:キューブリックはパブロ・フェロの前にアーサー・リプセットに予告編制作の依頼をして断られている)彼は「私はあなたのコマーシャルを気に入ってる。『博士』の予告編を作って欲しい」と言いました。彼は映画を製品のように販売できるからと言いました。私は素晴らしいと言いました。

ーだから予告編が最初だったんですね。どのように依頼が来たのですか?

パブロ:私たちは全てのキャンペーンを担当していましたが、スタンリーは私を説得して6〜7ヵ月間イギリスにとどまらせました。私は彼に「私には会社があるし、コマーシャルの仕事をしなければなりません」と言いました。彼は「あなたはここでもコマーシャルの仕事をすることができます」言いました。 彼はとても楽しいです。私はロンドンに家を持っていて、車が必要なら電話してくれと電話番号を教えてくれました。いつ電話してもすぐ来ます! スタンリーは常に私を必要とはしなかったので、私はロンドンにいる間、いくつかのコマーシャルを作りました。



 『博士…』のタイトル・シークエンスは土壇場でした。それを作る時間はあまりなかった。私がすべての作業を終えた2週間後、彼と私は話し合いました。それはスタンリーと私との会話だった。スタンリーは「人類についてどう思うか?」と私に尋ねました。私は「人類について一つ言えることは、人類が発明した機械のすべてが非常に性的であるということだ」と応えました。私たちは顔を突き合わせて、この「空中給油するB-52のタイトル・シークエンス」が実現しました。もちろんもっと性的に見えるようにできないだろうか?とも。スタンリーはこのアイデアが気に入っていました。スタンリーは自分たちが制作したモデルを使って撮影したいと考えていましたが、ストック映像を当たってみることにしました。飛行機メーカーは自分たちの仕事ぶりを非常に誇らしく思っているだろうと、私は確信しています。彼らは実にあらゆる角度から飛行機を撮影していたからです。

 飛行機同士がくっついて、上下に揺れていた特定のアングルがありました。私はそのようなものを撮影することができるかどうかスタンリーに尋ね、スタンリーはできないと応えました。ストック映像を使用してくださいと。私はストック映像を手に入れ、それをまとめ始めました。そしてその作業を終え、より細かく編集をしようとしていたとき、スタンリーはひとつの曲を持って来ました。『トライ・リトル・ア・テンダネス(ちょっとだけ優しくして)』。私は同意ましたが、驚いたのは音楽は私たちと同じことをやっていたのです! それ(メロディ)は上下に揺れていました。『ちょっとだけ優しくして』 ・・・私は編集で何も調整する必要はありませんでした。

ーどのようにレタリングを制作しましたか?

 私は通常の映画のようにレタリングをしようとしましたが、スタンリーは「パブロ、レタリングを見るのか映像を見るのか分からなくなる。両方同時に見えなければ」と言いました。私は思った。ああ、どうすればいい? 私は落書きのようなレタリングを横長や縦長で書いていたのを思い出し、それを試そうと思いました。私たちはテストをし、それは完璧でした! スタンリーは私のレタリングで画面を埋めました。これで飛行機の映像を見ることができるし、同時に文字を見ることができます。



 やらなければならないのは、すべてのレイアウトを作るということでした。最後のレイアウトを作ったとき、スタンリーは私に「あなたの名前はどこですか?」と尋ねました。唯一空いたスペースは2つの文字の隙間にあったので、私はそこに名前を入れました。それを探してみてください。その時以来、スタンリーと働くことはとても素晴らしかった。私は、自分のレタリングが特別なものであるとは決して思いません。 それを気に入っていたたったひとりの人は、スタンリーその人です。


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右下のJohn Crewdsonの下にPablo Ferroの名前がある。

●『時計じかけのオレンジ』について

ー『時計じかけのオレンジ』について少しお話しましょう。 当時はスタンリーと仕事をするために英国に戻りました。

パブロ:ええ、ちょうどいいタイミングでの電話でした。 もちろん。

ーこの予告編を含めた別のマーケティングキャンペーンですか?

パブロ:そうです。 私はスタンリーに「予告編に使ってほしいショットがあるかい?」と尋ねました。彼は私を見て「なぜ私に尋ねるんだい?パブロ、 あなたならできるよ」と。私はわかったと言いました。 スタンリーは私がその仕事を終えるまで連れて行きました。そして、私はそれをスタンリーに観せると、彼は「あなたはすごい人だ」と言いました。「予告編は映画より優れている」と。 いえ、これはちょっと言い過ぎですね。 映画は素晴らしいです。

アレン(パブロの息子):私が最近知って驚いたことの一つは、パブロはデイリー(編集用下見フィルム)だけを使いました。なぜなら、スタンリーはネガを触ることを許さなかったのです。

パブロ:ええ、スタンリーはたくさんのテイクを撮るので、たくさんの選択肢がありました。 私はスタンリーが採用したテイクに非常によく似ている最高のアウトテイクを使いました。 『時計…』の予告編は、すべてアウトテイクです。

ーどうやってコンセプトを思いついたのですか?タイポグラフィーと音楽から?

パブロ:私は音楽に影響を受けました。私はすべての音楽が大好きです。レイプシーンの音楽は美しかった、『ウィリアムテル序曲』。スタンリーはそれをスピードアップしたので、そのバージョンを使いました。

アレン:『ウィリアムテル序曲』。乱交シーンに使われました。マルコムは、この2人の女の子をショッピングモールのお店でナンパし、ドラッグをして・・・。

パブロ:私はそれは忘れてしまったが、もう少しスピードアップしました。音楽は私が何をすべきか教えてくれました。私はレタリング(ロゴ)とポスターの女性が好きだった。それらを撮り、ライブショットでグラフィックの動きを作った。通常、私は音楽では編集しません。後から音楽を入れますが、今回それははできません。だから、私がやったことはグリースの鉛筆を取り、ムヴィオラで音楽を再生し、すべてのビートにマークすることでした。

アレン:パブロはシンクロナイザーを使いました。ええ、それは素晴らしいです。私はパブロがしばしばそれを使うのを見ました。

パブロ:私はこのようにしましたーここには 4つのフレームがあるだけです、ここでは8つのフレームを使うことができました。 しかし、それを素早く編集するのは難しかった。カットは次のカットと一致する必要がありました。それはジャンプすることはできません。ゆっくりと移動しなければならないので、映像は左側と右側に移動させます。私は俳優がすべての台詞を学ぶように、映画全体を学んだに違いありません。

アレン:それ以来、私はそのような予告編を見たことがありません。

パブロ:私はそれを止める方法を知らなかった。全く止まらないからどかーん!私は観客とそれを見て、観客はすべてのカットに反応していました。

アレン:(笑)音楽と全部、そこでカット!大喜び!それは予想できなかった。

パブロ:私はムヴィオラでリップしたので見直しました!それはとても難しいことです。

アレン:とにかくフィルムでは難しい。

パブロ:誰もが私のやったことを真似しますが、私はまだこの模倣を見たことがありません。



ー映画のオープニングの、さまざまな色のメインタイトルもやったのですか?

パブロ:いいえ、それはしたのはスタンリーです。



(引用元:Art of the TITLE : Pablo Ferro: A Career Retrospective




 パブロ・フェロが『博士…』と『時計…』で素晴らしい仕事をしていたのは知っていましたが、正確にはどの部分を担当したのかはよくわかっていませんでした。このインタビューを読む限り、『博士…』『時計…』とも予告編は全てをパブロ・フェロが担当、タイトルバックはキューブリックとの共同作業だったということがわかります。あと、パブロ・フェロが担当したとわかっているのはコロバ・ミルクバーの壁面のフォントです。『時計…』のポスターなどに使用されているタイトルロゴはフィリップ・キャッスルがデザインしたものですので混同しないようにしたいですね。

 こうして判明してみると、キューブリックはパブロ・フェロの映像センス、特に編集のセンスを高く買っていたことがわかります。あとはオリジナルフォントのデザインですね。手書きでフニャフニャな『博士…』のフォントは、そのままレタリング(清書デザイン)してしまうと背景映像が見えなくなってしまうことを考慮したために出てきたアイデアだったとは。そのレタリングしたフォントとは、映画のエンドクレジットだと想像しています。これについてはTwitterでも同様の指摘がありました。

Strangelove-The-Endこのようにレタリングしてしまえば背景映像が見えなくなってしまうので、一筆書きのフニャフニャなフォントが採用された。

 『時計…』のタイトルバックのフォントもパブロ・フェロの仕事です。以前この記事でキューブリック作品に使われているフォントの特定を試みましたが、この『時計…』のフォントは特定できませんでした。それもそのはず、既製のフォントではなくパブロ・フェロのオリジナルだったのですね。このレタリングのバックに原色の色ベタを使ったのがキューブリックということらしいです。

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 すでに報じられている通り、パブロ・フェロは2018年11月16日、肺炎の合併症により83歳で逝去いたしました。故人のご冥福をお祈りいたします。
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キューブリックファンのみならず、『007』ファンにとっても貴重な資料が見られます。



 『007シリーズ』のプロダクション・デザイナーとして、キューブリック作品では『博士の異常な愛情』と『バリー・リンドン』での美術監督としての仕事で有名な、ケン・アダムの資料を保管した『ケン・アダム・アーカイブ』が、ベルリンのドイツ・キネマテーク映画テレビ博物館(Deutsche Kinemathek Museum fuer Film und Fernsehen)に設置され、公式サイトがオープンしたそうです。

 公式サイトでは『博士…』や『バリー…』でケンが描いた、イメージボードや絵コンテを見ることができます。ケンはドイツ・ベルリン出身ですので、当地にこの施設が開設されるのは順当と言えば順当ですが、ナチスの迫害から逃れ、イギリスに移住し、爵位まで授与された当人は何を思うのでしょうか?ケンはすでに故人ですので、その心情ははかりかねますが、どちらにしても貴重な資料であることは間違いないので、保管施設が設置されたのは喜ばしいことですね。

 『博士…』のアーカイブはこちら、『バリー…』はこちらをどうぞ。
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映像と音楽とセリフのコラージュで構成されたリプセットの短編『21-87』。こういった「前衛的映像表現」はやがて1960年代後半の「サイケデリック・ムーブメント」に行き着く。



 アカデミー短編アニメーション賞ノミネート作「頭山」の山村浩二監督のスタジオに併設されたギャラリーAu Praxinoscope(東京・奥沢)で、「テオドル・ウシェフ『リプセットの日記』」原画展が開催される。

 ドローイングアニメーション「リプセットの日記」は、49歳で自らの命を絶ったカナダの伝説的映像作家アーサー・リプセットの失われた日記の再現を試みた作品で、破壊へと向う作家の内面を激しい筆致と冷静な視線で描いた作品。リプセットの前衛的な作風はスタンリー・キューブリックやジョージ・ルーカスに影響を与えたと言われており、リプセットの短編「21-87」にインスパイアされたルーカスが、「スター・ウォーズ」でのレイアの独房の番号にそのタイトルを用いたとされる。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画.com/2017年12月27日



 アーサー・リプセットについては以前こちらで記事にした通りなのですが、キューブリックはリプセットに『博士の異常な愛情』の予告編の制作を依頼するも断られ、代わりにパブロ・フェロが制作を担当、完成した予告編はリプセットの影響を強く伺わせるものでした。


キューブリックが感銘を受け、『博士…』の予告編をリプセットに依頼するきっかけになった『ベリーナイス・ベリーナイス』。

リプセットに断られたためパブロ・フェロが制作した、多分にリプセットに影響された『博士…』の予告編。

 このように、リプセットに代表される当時の「前衛映画」は、既存の価値観に異を唱える「反体制」や、映像でドラッグ摂取の感覚を再現する「トリップ」と結びつき、やがて強大なうねり「サイケデリック・ムーブメント」として60年代後半を席巻することなります。こういった時代背景を知っていれば「『時計じかけのオレンジ』は『薔薇の葬列』に影響された」という論にいかに根拠がないかすぐ理解できるのですが、そういった「基礎的知識」に欠けたまま確たる根拠もなく、表層的な類似点のみを指摘し、ネットで拡散している現状を非常に危惧しています。『薔薇の葬列』も『時計じかけのオレンジ』も同じサイケデリック・ムーブメントの影響下にある作品です。当時は映画だけでなく音楽、ファッション、ライフスタイルから広告まで、当時のありとあらゆる「表現」がサイケに毒されていました。映画史を語るなら外せないムーブメント「ヌーベルバーグ」や「アメリカン・ニューシネマ」もやはり「前衛」「反体制」「ドラッグ」といった当時の時代背景から生まれてきたものです。しかし、こういった革新的なムーブメントは1970年代に入ると急速に下火になり、1970年代後半から1980年代になると「商業主義」が映画界を席巻、それは現在まで、より強固になって継続されています。

 現在の「映画好き」と自称する人のほとんどがこの「商業主義」映画しか観ていないというのは、「歴史好き」が「戦国時代を知らずに語る」くらい底の浅い行為です。ここに採り上げられているアーサー・リプセットはかなりマニアックな例だとしても、映画好きを公言するならヌーベルバーグやアメリカン・ニューシネマの代表作くらいは押さえておくべきでしょう(『2001年…』は公開当時アメリカン・ニューシネマと呼ばれていました)。キューブリックは取っ掛かりとしてその入り口にいる代表的な監督の一人でしかありません。そのキューブリックでさえマイナー扱いという現在の状況は、嘆かわしいと言うほかないと言えるでしょう。
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jimmyHarris_Page-6
落書きがありますが、誰が書いたのか、どういう意味があるのかは不明です。



 「キューブリック、ハリス、そしてセブン・アーツ」というキャッチコピーで『ロリータ』の次作、『博士…』を制作中であることを告知する広告(DM?)です。

 セブン・アーツ・プロダクションズとは以前こちらで記事にした、現在のワーナー・ブラザーズになります。同社は『ロリータ』に資金提供しましたが、無事に資金回収することができたのでキューブリックとハリスを信頼し、『博士…』にも再度資金提供したのでしょう。ところがこの直後キューブリックとハリスはコンビを解消、ハリス自身も映画監督を目指すことになります。ハリスは『博士…』をブラックコメディに改変することに反対(現在は「一番好きなキューブリック作品」とインタビューで応えている)していたので、それもコンビ解消の一因になったようです。

 『突撃』の頃までの扱い順は「ハリス、キューブリック」だったのが、『スパルタカス』『ロリータ』を経て「キューブリック、ハリス」になっているのは興味深いですね。それだけキューブリックの知名度が上がった、ということは、資金集めにハリスの力を借りなくてもよくなったということを意味するので、コンビ解消も必然の流れだったのでしょうね。
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