2001年宇宙の旅

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メイキング・オブ・2001年宇宙の旅 [単行本](amazon)


 1970年に出版され、『2001年…』の貴重な資料、証言集として名著の名を欲しいままにしていた『THE MAKING OF KUBRICK 2001』が、38年(!)の時を経て、やっと邦訳されたのが本書だ。「全訳ではない」とか、「時期が遅すぎる」との批判はあるが、当時の資料、図版、写真、証言、論評はやはり貴重で、名著であるのは今も変わりない。尚、全訳は私訳になるがこちらで読むことができる。
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 以前紹介したイギリスのロックバンド「ミューズ」ですが、セカンドアルバム『オリジン・オブ・シンメトリー』からのこの曲では、地味にこんなところでオマージュしてたんですねぇ。こういうさりげなさって好きです。『Time is〜』は露骨すぎましたんで。これからどんなオマージュを仕込んでくるか、彼らのプロモはチェックの必要がありそうです。
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whiteroom

 ルイ王朝風だ、いやロココ調だとなにかと問題になる『2001年…』の白い部屋だが、そのインテリアがいつの時代のものかはさして問題では無く、重要なのはここが「ホテルの部屋」(もしくはホテルの部屋を模したもの)であるという事だ。ここがホテルの部屋である事はその調度品やバスルームを見れば一目瞭然で、議論の余地はない。では、何故ホテルなのか?

 それは、動物園を想像してみれば良い。人間は動物園の檻に動物を入れるが、動物にとって檻はどのように認識されているのか?食事と寝床とトイレが用意され、しかも常に清潔に保たれている。外敵が襲ってくる心配も無い。それはまさしく動物にとって「ホテル」ではないのか?

 クラークの小説版には「ホテルの部屋を模したもの」である事が明解に説明されている。それによると、月面のモノリスが地球のTV番組をモニター・解析し、地球人の生活環境や習慣を熟知。その知識を元にこのホテルの部屋を作り、ボーマンを迎え入れたと説明されている。(ボーマンが部屋を調べた際、引き出しが開かなかったり、本は背表紙だけの見せ掛けなのを発見するくだりは結構スリリングだ)また、キューブリックもインタビューで「人間動物園のような環境」とはっきり説明している。

 ただキューブリックは、クラークのような直接的表現は避け、次々に老化するボーマン、最期の食事や砕け散るグラス、ベッドに横たわる老人と、手を差し伸べた先に現れるモノリスと、抽象的な映像表現に終始し、それが様々な議論を生む要因になっている。例えば「部屋が白いのは子宮の暗喩で、食事は臍の緒、ベッドは胎盤、だから最終的に胎児となる」という解釈も当然成り立つ。

 クラークは本作の謎について、「意図的にそうしたのもあれば、偶然そうなったのもある」と発言している。答えは一通りではない。自分だけの解釈を是非導き出して欲しい。
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FrankPoole

 『2001年…』の、ディスカバリー号の乗組員で印象の薄い方。HALが操るスペース・ポッドに追突されて死んでしまう。おまけに遺体も放棄されるなんてちょっと可哀相すぎる。
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 今となっては「あの騒ぎは一体何だったんだ?」と首を傾げてしまうコンピュータの「2000年問題」。その2000年問題にMacintoshは対応済みというメッセージの為に製作された当時のAppleのCMにHALが起用され、話題になりました。その名も「HAL2000」。で、こんな事言ってます。

 「ねえデイブ、西暦2000年に起きたコンピュータ障害に起因した金融市場での大恐慌は僕達が悪いんじゃないんだ。ねえデイブ、みんな人間が引き起こしたプログラムのバグが原因だったんだよ。でもMacintoshシステムだけは正常に作動を続けていたんだ。その時も。」

 まあ、HALに言われても全然説得力ないんですが、結局実際は大した問題にはならなかったので、このCMも2000年問題同様すぐ忘れられてしまいました。日本では結局オンエアしなかったし。ところで、キューブリックは多分Winユーザーでしょうね、このシリーズをこのまま使っていたとすれば。古い写真ですが律儀にIBMを使っているのはちょっと微笑ましい。なんせ「HALはIBMの一歩先」、ですからねぇ。
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