2001年宇宙の旅

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この動画は「【関連動画】深夜番組『11PM』でオンエアされた、矢追純一氏がリポートする『シャイニング』撮影スタジオ取材の未編集動画」のキューブリックの電話インタビュー部分の抜粋です。



〈前略〉

 映画公開以来、これを随分と避けてきました。アイディアを口にするとなんだか馬鹿げているような気がするので。

 あれは、ボーマン船長が神のような無形の純粋なエネルギーをもった知的生命体に取り込まれた、というアイディアからきています。その知的生命体はボーマン船長を人間動物園のようなものに入れて観察していた、そして船長の全人生があの部屋を通過し、彼は時間を超越した存在になったのです。

 あの部屋はフランスの建物を不正確に再現しています。それは知的生命体の考える、人間にとっての良い環境が作られているからです。人間が動物園を設計する時に、人間が考える自然環境を再現しようとするのと同じです。

 そしてボーマン船長の命が尽きた時、彼は何かしらの超越した存在に変化して地球に戻るのです。地球に戻った後のことは想像するしかありません。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:GIZMODO/2018年7月11日




 ついにメジャーなネットメディア、GIZMODOまでこの話題を取り上げてしまったわけですが、「【作品論】キューブリック、自ら『2001年宇宙の旅』をネタバレする」の記事で紹介しているように、キューブリックは事あるたびにインタビューなどで『2001年宇宙の旅』のプロットの説明を繰り返しています。ですので、ファンにとっては「今更どうでもいい話」ですね。もちろんクラークの小説版を読んだ方にとっては言うまでもありません。ただ・・・

スターチャイルドは地球に戻るんですね! 私はその部分を完全に見失っていました。

と平気で記事にできる人を映画担当にしていていいものかどうか、GIZMODOさんは考えるべきではないでしょうか?(中川真知子氏は過去にも誤訳や勘違い、映画に関する知識不足が多い)
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km


IP
Ivor Powell(IMDb)

 ・・・ということだそうです(笑。

 『2001年…』で何一つ見せ場がなく、セリフを言うどころか身じろぎもせず、目を開けることもなく死んでいったカミンスキー博士ですが、この役を演じたのがアイバー・パウエルという方です。IMDbによると俳優ではなかったようで(キューブリック作品にはよくあるパターン)おそらく当時のスタッフか関係者でしょうね。その後アソシエイト・プロデューサー(製作補佐)に昇格し、『エイリアン』や『ブレードランナー』を担当するのですが、wikiの『デッカードブラスター』のデザインの欄に

デザインのイメージを固めるため、ルイスとアソシエイトプロデューサーのアイバー・パウエル(Ivor Powell)は当時最先端とされる銃の資料を集めてデザインの参考とし、更にR・スコットと共にロスアンゼルスの銃砲店を廻った。ルイスはそのうちの一軒で見かけた、銃身と機関部のみの状態で展示されていたオーストリアのシュタイヤー・マンリヒャー(Steyr Mannlicher)社製ボルトアクションライフル、 .222 モデル SLに目を留め、これを改造して使うことをスコットに提案し、これが後によく知られる“デッカードブラスター”の元となった。

という記述が見つかります。なんとこんなところで活躍していたんですね。

 『ブレードランナー』とキューブリック作品のつながりといえば、劇場公開版のラストシーンの空撮が『シャイニング』のオープニングの流用とか、脚本を担当したハンプトン・ファンチャーが、『ロリータ』を演じたスー・リオンの元旦那とか、小ネタがいくつかありますが、それにまたひとつネタが加わりましたね。

 でも、こんな話、飲み会なんかで披露してもドン引きされるだけなので、みなさまの胸の中のみしまっておくことをお薦めいたします(笑。
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 カナダ国立映画監督委員会が1960年に制作した、アニメーション・ドキュメンタリー『ユニバース(Universe)』のフルバージョンがYouTubeにありましたのでご紹介。

 キューブリックはこのフィルムを見て、制作したコリン・ロウ、シドニー・ゴールドスミス、ワリー・ジェントルマンを調べました。結果コリン・ロウは『2001年…』に参加し続けましたが

 フリューイン: 「スタンリーはこの映画を重視しませんでしたが特撮に可能性を感じ、担当したワリー・ジェントルマンと話しをした後『2001年…』のために彼を雇いました。しかしワリーは、スタンリーが干渉してくるので、あまり長く参加しませんでした」

(引用先:【関連記事】スタンリー・キューブリックが好んだ映画のマスター・リスト(2016年7月25日改訂版)


という経緯だったそうです。

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『2001年…』で地球の模型にエアブラシをかけるコリン・ロウ。

 ナレーションが『2001年…』でもナレーションを担当する予定(最終的にHALの声を担当)だった、ダグラス・レインだというのは、この『ユニバース』の影響と考えられますが、この頃のキューブリックは『2001年…』の制作を睨んでSF映画を見まくっていて、この『ユニバース』もそんなフィルムのひとつだった、と言えるでしょう。
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 アメリカではクリストファー・ノーランが監修した、アンレストア・70mm版『2001年宇宙の旅』の上映が始まったようです。

 動画を見てみるとさすがに70mmのリールはでかいですね。さて、このフィルムが日本にやってくるかどうかですが、管理人の知る限り日本で70mmの上映施設があるのは、東京・京橋にある国立映画アーカイブのみです。ぜひ、実現してほしいですね。

 カストロ劇場のウェブサイトはこちら
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 なぜイギリスのマン島郵便局なのかはよく知らなかったのですが、マン島とイギリス本土では郵便のシステムが違うらしく、マン島郵便局発行の切手はマン島でしか使えないそうです。そのため独自で記念切手などを発行していて、その中には「マン島レース」で有名なモータースポーツ関連切手、映画関連切手、英国王室切手、乗り物切手などがあるそうです。

 確かに記念切手は使われないことを前提としているので、ちいさな郵便局にとっては重要な収入源なんでしょう。であればマン島郵便局で『2001年…』の記念切手が発行される、というのも納得です。

 発売は2018年6月14日からですが、現在予約受付中です。販売サイトはこちら

▼この記事の執筆に当たり、以下の記事を参考にいたしました。
マン島TTブログ/マン島の郵便システム
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