時計じかけのオレンジ

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 以前この記事でラモーンズについて少し触れましたが、そういえば彼らはこんな曲をリリースしていました。もちろん元ネタは『時計じかけのオレンジ』のデュランゴ95です。ただ、この頃(1980年代半ば)といえばパンクは下火で、ニューウェイヴ(死語)やヘビメタが世間を席巻(ダジャレではなく。笑)していた時代です。そんな頃に3コードのロックンロールなんて時代遅れに聞こえても仕方ないですね。

 ジャケ写はニューヨークのセントラル・パーク内にあるトンネルで撮られたそうですが、当然『時計…』のオープニングに続くファーストシーンをオマージュしたもの。本家の撮影場所はロンドンのヨークロードの道路下通路です。

 1984年にリリースされた8枚目のオリジナルアルバム『TOO TOUGH TO DIE』収録曲ですが、熱心なファン以外には知られていないでしょう。でも、評価はそこそこ高いようですね。

▼この記事の執筆に当たり、以下の記事を参考にいたしました。
Im AGAINST IT!/ラモーンズ後期の作品の真相
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 スタンリー・キューブリック監督の代表作「時計じかけのオレンジ」の原作となった、英作家アンソニー・バージェスの同名小説の続編と思しき未完の原稿が、伊ブラッチャーノにあるバージェス氏の旧宅で発見された。

〈中略〉

「兵役を終えて故郷に戻った1945年のある日、ロンドンのパブでコックニー訛りの老人が、誰かのことを『時計じかけのオレンジみたいにヘンな奴』と言っているのを耳にした。それから20年近くずっと、いつか何かのタイトルに使いたいと思っていた。古風な比喩的言い回しだが、伝統へのこだわりと突飛な技法が組み合わさったあの小説には、まさにぴったりのタイトルだった」と独創的なタイトルにまつわる秘話も披露している。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画.com/2019年4月30日




 ソースとなったIndiewireの元記事は見当たらなかったのですが、スミソニアンのニュース「‘A Clockwork Orange’ Follow-Up Found in Burgess Archives」やガーディアンの「The Clockwork Condition: lost sequel to A Clockwork Orange discovered」の記事を読む限り、続編「小説」と呼ぶには無理がありそうです。「それは200ページに及ぶタイプされた下書き、メモ、そしてアウトラインで構成」とあるので、おそらく草案・骨子・下書きといった程度でしょう。制作年は1972年〜73年。公開された『時計じかけのオレンジ』人気に目をつけた出版社がバージェスに「時計じかけ」タイトルの続編制作をもちかけ、バージェスも書こうと試みたのもの頓挫してしまったという、よくあるボツプロジェクトだったようです。バージェス本人も「The Clockwork Conditionはアイデア段階以上に発展しなかった」と1975年のインタビューで応えていると記事にはあります。その頓挫したプロジェクトの代わりにバージェスが書き上げた自伝的な短編小説が『Clockwork Testament』(未邦訳)。あまり採り上げられることもない作品なので、大した小説ではないのでは・・・と想像します。

 以前の「【企画作品】キューブリックの幻の脚本『燃える秘密』が2018年11月20日にオークションにかけられることが判明」という話題もそうですが、こういった埋もれた原稿を見つけ出した本人は、大衆の耳目を集めたいがために「幻の原稿発見!」などと大げさに騒ぎ立てますが、結局たいしたものではないので、そのまま時間の経過とともに忘れ去られてしまうものです。この件もおそらくこれで終わりでしょう。

 『時計じかけのオレンジ』のタイトルの由来は伝えられている通りでした。その記事はこちらにまとめております。
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『午前十時の映画祭10 - FINAL』90秒予告篇

『午前十時の映画祭10 - FINAL』30秒予告篇



 『時計じかけのオレンジ』が上映される『午前十時の映画祭10 - FINAL』の90秒版と30秒版の予告編動画がアップされていましたのでご紹介。

 なお、TOHOシネマズ 日本橋は上映未定で、「TOHOシネマズ 日本橋の上映につきましては未定となっております。詳細が決まり次第、当ホームページならびにTOHOシネマズホームページにてお知らせ致します。」とのアナウスンスが公式ホームページにありました。また、映倫区分がR-18+になるという話をTwitterで見かけたのですが、まだホームページには反映されていないようです。18歳未満で鑑賞をお考えの方はご注意ください。

【GROUP A】2019年10月4日(金)〜10月17日(木)

北海道 札幌シネマフロンティア
山形  MOVIE ON やまがた
新潟  T・ジョイ新潟万代
栃木  ユナイテッド・シネマ アシコタウンあしかが
茨城  シネプレックスつくば
千葉  TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ
埼玉  MOVIX三郷
埼玉  ユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷
東京  【上映未定】TOHOシネマズ 日本橋
東京  立川シネマシティ
東京  イオンシネマ シアタス調布
神奈川 TOHOシネマズ ららぽーと横浜
神奈川 TOHOシネマズ 小田原
山梨  TOHOシネマズ 甲府
石川  イオンシネマ金沢フォーラス
静岡  静岡東宝会館
愛知  ミッドランドスクエア シネマ
岐阜  TOHOシネマズ 岐阜
三重  イオンシネマ津
京都  TOHOシネマズ 二条
大阪  TOHOシネマズ なんば
大阪  TOHOシネマズ くずはモール
岡山  TOHOシネマズ 岡南
広島  広島バルト11
愛媛  シネマサンシャイン大街道
福岡  福岡中洲大洋
大分  TOHOシネマズ アミュプラザおおいた
長崎  TOHOシネマズ 長崎
鹿児島 天文館シネマパラダイス

【GROUP B】2019年10月18日(金)〜10月31日(木)

岩手  中央映画劇場
宮城  MOVIX利府
栃木  TOHOシネマズ 宇都宮
群馬  MOVIX伊勢崎
千葉  TOHOシネマズ 市原
埼玉  こうのすシネマ
埼玉  TOHOシネマズ ららぽーと富士見
東京  TOHOシネマズ 新宿
東京  TOHOシネマズ 錦糸町 オリナス
東京  TOHOシネマズ 南大沢
神奈川 TOHOシネマズ 海老名
神奈川 TOHOシネマズ 上大岡
神奈川 シネプレックス平塚
長野  長野グランドシネマズ
富山  TOHOシネマズ ファボーレ富山
静岡  TOHOシネマズ 浜松
愛知  ミッドランドシネマ 名古屋空港
愛知  TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ
滋賀  大津アレックスシネマ
大阪  高槻アレックスシネマ
大阪  大阪ステーションシティシネマ
和歌山 ジストシネマ和歌山
兵庫  TOHOシネマズ 西宮OS
島根  T・ジョイ出雲
香川  イオンシネマ宇多津
福岡  ユナイテッド・シネマなかま16
佐賀  シアター・シエマ
熊本  TOHOシネマズ 光の森
沖縄  シネマパレット

(引用元:午前十時の映画祭10〜FINAL『時計じかけのオレンジ』ページ)
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acoalex
小説版で、アレックッスたちが押し入るこの時点で作家が執筆していたのが小説『時計じかけのオレンジ』

 この「時計じかけのオレンジ(A Clockwork Orange)」という言葉ですが、古いコックニー(ロンドンの下町言葉)の言い回しで「奇妙な」という意味で、それを気に入った原作者のアンソニー・バージェスが小説のタイトルに据えました。

 その原作小説では、小説家アレクサンダーがタイプライターで書いていた本のタイトルが『時計じかけのオレンジ』で、押し入ったアレックスはそれを面白可笑しく読み上げ、ビリビリに破いて床にぶちまける、というシーンがあります。また、よく勘違いされるのですがここでいう「時計じかけ」とは「機械じかけ」の意味で、見た目は有機物(人間)でも中身は機械、つまり物語後半でルドビコ療法によって暴力を振るおうとすると吐き気を催すよう、オペラント条件付けで「機械人間」にされてしまったアレックスの置かれた状況を示しています。原作小説にはルドビコ療法の効果を実証するステージの場面で、アレックスが「まるで俺は時計じかけのオレンジみたいじゃないか!」と叫ぶ場面があります。

 つまり「時計じかけ」というのは誤訳とまでは言えませんが、かなり不親切な訳で、正確に訳すなら「機械じかけ」と訳すべきものです。タイトルを『時計じかけのオレンジ』から『機械じかけのオレンジ』に変えてみると、物語の内容を端的に表現していて違和感なく納得できます。公開当時(1971年)であれば機械じかけの時計はそこここに存在していましたので、特に説明の必要はありませんでしたが、デジタル時計が常識な現在、「時計=機械」とすぐに結びつかずに混乱を招いてしまっているようです。試しにGoogleの画像検索で「clockwork」で検索すると時計の機械部分の画像が数多くヒットします。英語圏のでの「clockwork」とはこのイメージになります。

 キューブリックが小説版にある「時計じかけのオレンジ」が登場するシーンや台詞を省いた意図は不明ですが、推察するに「説明しなくても観ればわかるでしょう」ということではないかと思います。確かにそうなのですが、「時計じかけ=機械じかけ」のニュアンスが伝わりにくい日本語訳はちょっとハンデがあるかもしれないですね。

 なお、「アンソニー・バージェンスが一時期暮らしていたマレーシアの言葉では、人間のことを「orang」(オラン)という。「A Clockwork Orang(e)」=「時計じかけの人間」とも解釈できる」などという解説もありますが、バージェスやキューブリックがそう証言しているなどのソースが不明なため、ここでは採用していません。何卒ご了承ください。

初出:2013年2月13日
加筆・修正:2019年4月20日
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WEGO_1サイズ展開はメンズのみのMとL、価格は2,990円(税別)です。

 近年キューブリック作品の版権問題がクリアになり、昨年あたりからワーナー公認のオフィシャル・キューブリック・グッズが増えてきました。中でもTシャツはあらゆる層にアピールできるため、真っ先に商品化が検討されるアイテムです。まずH&Mが『シャイニング』のTシャツを商品化、次にイオンが『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』『フルメタル・ジャケット』Tシャツを980円(後に2枚で1500円の期間限定セール)の低価格でリリースして大騒ぎになりました。今年はそろそろ大本命のユニクロあたりが仕掛けてきそうだと思っていたのですが、意外や意外、思わぬ伏兵(失礼。笑)のWEGOから『時計じかけのオレンジ』Tシャツが登場しました。

 WEGOといえば、古着屋時代にはちょこちょこ通っていましたが、カジュアル衣料店になってしまってからは足が遠のいてしまっていました。ずいぶん久しぶりに店舗に立ち寄りましたが、昔の古着屋の面影はほとんど残っていません。いわゆるファストファッション系ですが、ユニクロの没個性を避けたい層が利用するイメージ。ただ、このコラボTの値段設定はちょっと高めの2,990円(税別)で、これまでのキューブリック・コラボTシャツの中では最高値です。生地はさすがに厚めでしっかりした印象。ただし肌触りは少しざらっとしています。身幅も通常のMサイズより数センチ広いので、身幅を気にする方は実際に店舗でサイズ確認した方が良いかと思います。サイズ展開はMとLのみ。デザインはイオンよりカッコいいと感じました。

 Tシャツのシーズンにはまだ早いですが、昨年はゴールデンウィークにイオンがTシャツセールを敢行していました。今年は10連休ですので、どこかのメーカーがこの時期に新商品をぶつけてくるかも知れません。また、WEGOもセールがあるかもしれません。ただ、その頃まで在庫が残っているかはわからないので、今のうちに手に入れておいた方が無難でしょう。

 現状、一部店舗でしか取り扱いがないようですが、各店舗の公式Twitterが映画コラボTシャツの取り扱いをツイートしていますので、発見次第当ブログのTwitterでリツイートしています。ご購入の参考にしてみてください。それ以外は各店舗にお問い合わせをお願いいいたします。また、現状でこの映画コラボTシャツのネットショップでの取り扱いはないようですが、WEGOは3月28日にネットストアのリニューアルオープンをアナウンスしています。そこで新たに取り扱うかもしれませんので、お近くに店舗のない方は念のため3月28日まで待ってみてください。

 さて、最後にちょっと苦言を(笑。WEGOが配布しているフリーペーパー「WEGO Magagie」2019年4月号に、以下のようなページがありました。

WEGO_2

まあ、変換ミスなんでしょうけど2ヶ所とも誤植だと言い訳できないような・・・。映画のタイトル表記は正確にお願いしたいですね。

2016年3月29日追記:リニューアルされたWEGOのオンラインショップでも映画コラボTシャツの取り扱いをしています。こちらから『時計じかけのオレンジ』Tシャツも購入できます。送料は全国一律で594円、6,000円以上で無料。どうしても欲しい方はお早めにどうぞ。
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