シャイニング

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 アメリカ・ワシントン州、ポートオーチャードにある独立系映画館「ドラゴンフライ・シネマ」が、2014年のハロウィンシーズンに『シャイニング』を上映する旨を告知する60秒スポット動画がありましたのでご紹介。

 このポートオーチャードという町ですが、wikiによると人口わずか1万1千人程度の小さな町なのに、しっかりと映画館が存在し、現在も営業継続中です。日本ならこの人口規模では確実に廃館ですので、アメリカにおける映画文化の浸透具合がよくわかりますね。

 おそらく映画館のロビーで撮影したであろう手作り感満載の動画ですが、シンメトリックなポスターの配置や、最後の横移動のショットなどツボを押さえているところは好感。再生数はさびいしいですが、人口規模を考えれば仕方ないでしょう。遠い日本からですが、少しでも再生数に貢献したいと思います。
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『シャイニング』はアカデミーとは関係ない気がするんですが・・・公式サイトはこちら



 キューブリック作品のテクニカル部門(美術、特撮、撮影、衣装、音楽)には賞を贈りつつ、キューブリック本人にはとことん冷淡(キューブリックは作品賞も監督賞も受賞していない)だった米アカデミー協会ですが、西ロサンゼルスに建設中の「アカデミー映画博物館」公式サイトのトップページ「シャイニングカーペット」を使うという、よくわからないことをしでかしている(『シャイニング』はアカデミー賞にノミネートすらされていない)のでご紹介。

 この「アカデミー映画博物館」ですが、2015年に発見され、オークションでアカデミー協会が約4,000万円で落札した『2001年宇宙の旅』アリエス1B宇宙船の撮影モデルの「現物」を展示する予定になっています(詳細はこちら)。その『2001年…』の共同原案者であるアーサー・C・クラークは、アカデミー賞で脚本賞を受賞したメル・ブルックスに対して「君は僕のオスカーを盗んだ」とか、『猿の惑星』の特殊メイクが名誉賞を受賞すると「アカデミーの審査員は猿人を役者だと気づかなかったからだ」など、露骨に嫌味を言っていたのは有名な話です。当時クラークはアカデミーの授賞式に出席していて、賞を受賞する気満々だったようで、「用意していた素晴らしいスピーチは破り捨てた」と、かなりのご立腹だったようです。ですので、そのガッカリぶりは察するに余りあるものがありますね。

 当のキューブリックはこの授賞式には出席せず、結果「特殊視覚効果賞」受賞発表も以下の微妙さ加減。この「特殊視覚効果賞」は本来、特撮に貢献した4人(ウォーリー・ヴィーヴァース、トム・ハワード、ダグラス・トランブル、コン・ペダーソン)が受賞するはずだったものを、アカデミーに「一つの賞で受賞者は三人まで」と言われて仕方なく自分が代表で受賞したものでした。



 アカデミーからしてみればハリウッドに資金を頼りつつも、ハリウッドで映画を撮ろうとせず、ハリウッドの「つきあい」にも背を向けたキューブリックに賞を贈る理由など微塵もないわけで、そのキューブリックの「つきあいの悪さ」に冷遇した、と考えられなくもないですが、そのアカデミーが建設する博物館における今更ながらのキューブリックへの秋波の送りっぷりに、ファンは当惑を隠せません。まあ、所詮アカデミー賞やアカデミー協会なんてそんなもんよ、という声が聞こえて来そうですが、どこかのタイミングで「名誉賞」とか贈る魂胆なんでしょうね。もしそうなったら、キューブリックもクラークも故人となった現在、一斉に「おせーよ!!」と突っ込んであげるのが私たちファンの正しい姿であるような気がしてなりません(笑。

academy_museum_corner「アカデミー映画博物館」の完成予想図。(公式サイトより)

 その「アカデミー映画博物館」の完成予想図です。来年になればもっと情報が出てくるでしょう。どれだけ「キューブリックみ」があるのか、否か、気にしつつ待ちましょう。
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2015年春の撮影。撮影者が『シャイニング』を意識していないとは言わせません(笑。



 『シャイニング』のオーバールック・ホテルの内装デザインはアメリカ・ヨセミテ国立公園にある「アワニー・ホテル」がモデルになっていることはこちらで紹介済みですが、おそらくスティディカムをつかったであろうウォークスルーの動画がありましたのでご紹介。

 この「アワニー・ホテル(Ahwahnee Hotel)」ですが、2016年3月1日に名称が「マジェスティック・ヨセミテ・ホテル (The Majestic Yosemite Hote)」に変更になりました。歴史あるホテルなのでこの変更は残念ですが、おそらくヨセミテにあることをアピールしたいがための変更なんでしょうね。

 ホテルの公式サイトはこちら
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 UFO追跡や超常現象研究でおなじみの矢追純一氏が、『シャイニング』を撮影していたエルスツリー・スタジオを訪問するドキュメンタリーの未編集動画がYouTubeにアップされていたのでご紹介。撮影時期はロンドンで『シャイニング』『エレファントマン』が公開されていること、服装が秋っぽいことから1980年秋(10月以降)〜冬だと思われます。

 この取材は「『シャイニング』制作中に火災などの事故が多発したのは超常現象のせいではないか?」という切り口で、矢追氏を現地に向かわせ突撃取材を敢行!という企画だったそうですが(いかにも『11PM』らしいノリ。笑)、そんな番組スタッフの思惑は見事に空回りし、単なる『シャイニング』の制作舞台裏取材に終始しています。矢追氏の超常現象やUFOなどの質問が浮いているのはそのせいのようです。

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 取材はまずエルスツリー・スタジオの訪問シーンから。ワーナーの広報担当ジュリアン・シニアが出迎えてくれます。

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 ジュリアンがもったいぶりつつ『シャイニング』のTVスポットを見せてくれます。これは不採用シーンが含まれたもので、それは以前この記事でご紹介しています。

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 撮影ステージに案内されますがセットは撤去されたあとです。新しいセットの立て込みが始まっているようです。「ここはホール(コロラドラウンジ)だった」とジュリアンは説明しています。セット火災の状況も説明しているようです。コロラドラウンジは全焼しましたが、けが人はいませんでした。その記事はこちら

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 『シャイニング』の外国語版プリントの作業中。ここはおそらくキッチンのセットが組まれた部屋でしょう。

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 キューブリックの三女、ヴィヴィアン登場。編集作業をしていたようです。

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 ヴィヴィアンが倉庫を案内します。その倉庫は『シャイニング』の食料倉庫だった場所。シェリー・デュバルの衣装や、『2001年…』で使用されたフロント・プロジェクション用のポジフィルム(『人類の夜明け』のシークエンスはエルストリーで撮影された)、『バリー・リンドン』で使用されたF0.7レンズなどを紹介しています。

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 ヴィヴィアンがどの部屋がどのシーンで使用されたか、フィルムを見せながら説明しているところ。

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 『シャイニング』のポスターやスチール写真が置かれたキューブリックのオフィス。肝心のキューブリックは不在ですが、ひょっとしたらTVカメラを避けてどこかに隠れてしまったのかも(笑。

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 矢追氏がキューブリックへ電話インタビューをしているシーンです。『シャイニング』のラストシーンについては「リ・インカーネーション(転生)」、『2001年』のラストシーンについては「純粋なエネルギー」「人間動物園」「超存在」「超人間」などの言葉が聞こえてきます。電話のノイズで非常に聞き取りづらいのですが、ラストシーンの意味を丁寧に説明をしてくれているようです。内容は以前この記事でご紹介したインタビューと同じだと思われます。ただ、矢追氏の超常現象やUFOの質問については真意を測りかねたらしく、困惑したような回答も。矢追氏も電話を切った後でなんとも言えない表情をしています。キューブリックは日本の取材班の相手をヴィヴィアンに押し付けて雲隠れしているように思えます。電話の冒頭で「探したよ、スタンリー」と言われたちゃっていますので。

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 ヴィヴィアンへのインタビューシーン。映画制作についてや姉妹の話、父母の馴れ初めの話、『メイキング・ザ・シャイニング』の制作の話など。超常現象取材班としては「使えないなー」と思ったことでしょう(笑。

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 エルスツリー・スタジオの全体図です。矢追氏らスタッフが訪れたのは画像下の車が一列に並んだ建物の玄関から入って、その建物の裏口から撮影ステージに向かい、ホテルキッチン(動画では作業所と倉庫)とコロラドラウンジのセットが組まれたステージの部分(ステージ2〜3)だけですね。それでも撮影所内部の映像は貴重です。

以下は動画のチャプターリストです。

00:00 導入シーン。ロンドン中心部からEMI エルスツリー・スタジオ(ボアハムウッド)へのドライブ
04:14  EMI エルスツリー・スタジオに到着
07:07 ジュリアン・シニア(ワーナー・ブラザーズ)との会合
12:16 ジュリアン・シニアと撮影スタジオへ案内、制作の詳細
18:30 プロダクションオフィスに戻る。撮影シーンの詳細
23:00 ビビアン・キューブリックと会い、シャイニングのドキュメンタリーを語る
27:20 ビビアン・キューブリックが「キューブリック倉庫」を紹介
31:50 『バリー・リンドン』で使用された有名なツァイス社 F / 0.7 NASAレンズの紹介
34:00 キューブリックの倉庫
36:15 『2001年宇宙の旅』関連資料(フロントプロジェクション用のスライド)
38:04 キューブリックの事務所
41:40 編集テーブルにてヴィヴィアン・キューブリックへのインタビュー
45:24 キューブリックへの電話インタビュー
55:45 ヴィヴィアン・キューブリックとのインタビュー
1:15:26 エルスツリー・スタジオスタジオの外装
1:16:35 エンディング。ロンドン中心部、ソーホーへドライブ
1:22:57 ABCシネマがあるシャフツベリーアヴェニュー(『シャイニング』のポスターと看板)

 このビデオはUFO研究家のウェンデル・スティーブンス氏(故人)所有のものだったそうです。『シャイニング』(国際版)の日本公開は1980年12月13日。『11PM』でのオンエアは映画公開に合わせてのもの(12月12日辺りだと推測)だと思いますが、キューブリックがこうして映画の舞台裏を公開するのは異例。それだけ「『シャイニング』は何が何でもヒットさせるぞ!」と意気込んでいた表れだとは思いますが、逆に『バリー・リンドン』の興行的失敗がよほど堪えていた、とも言えます。

 動画を見た感想ですが、キューブリックファンにしてみれば当時のTVスタッフの頓珍漢ぶりに「わざわざキューブリックに会いにイギリスまで行って恥を晒すなよ!」と言いたくもなるのですが、まあ今も昔もTV番組なんて所詮そんなもの。キューブリック作品制作の舞台裏映像がどれほど貴重かはファンの方ならよくご存知のはず。当時のスタッフが「使えない」と切り捨てた映像の方が価値があるという皮肉な結果も、今となっては感謝するしかないですね。
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『トレインスポッティング』でのユアン。曲はルー・リードの名曲『パーフェクト・デイ』。とても美しい、絶望の日。

 スティーヴン・キング原作で、1980年にスタンリー・キューブリック監督、俳優ジャック・ニコルソン主演で映画化もされた『シャイニング』。その続編となる原作『ドクター・スリープ』の映画化で、俳優ユアン・マクレガーが大人になったダニー・トランスを演じる可能性が出てきた。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:クランクイン!/2018年6月14日




 オビ・ワン・ケノービがダニー・トランスですか。IMDbにはもう情報が載っていますね。「ヤク中」役でブレイクしたユアンが「アル中」を演じるということですね。悪くないチョイスだと思います(笑。監督はマイク・フラナガンで決定のようですね。期待しましょう!
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