シャイニング

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kc
Kyliegh Curran(IMDb)

 ホラー作家スティーヴン・キングの名作「シャイニング」の続編小説を映画化する『ドクター・スリープ(原題) / Doctor Sleep』で、少女アブラ・ストーン役にカイリー・カランが決定したとDeadlineが独占で報じた。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:シネマトゥデイ/2018年9月4日





 『シャイニング』続編の『ドクター・スリープ』は、スティーブン・キングの小説版『シャイニング』の続編であって、キューブリックの映画版『シャイニング』の続編ではありません。ですので、当ブログで採り上げるにはいささか微妙な話題なのですが、主人公のダニー(ダン)・トランス役にユアン・マクレガー、「シャイニング」能力を持つ少女アブラ・ストーン役にカイリー・カラン、監督にマイク・フラナガンというニュースをお伝えして、一旦はこの話題はスルーすることにします。公開は2020年1月の予定ですので、予告編などが公開されましたらまた記事にしたいと思います。
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shining_goods
このアイテム中、ICカードケース、スマホカバー、モバイルバッテリーの3アイテムがネットでの購入が可能(モバイルバッテリーのみ10月下旬発売予定)になりました。(グッズ画像転載許可取得済み)



 以前この記事でご紹介した「gourmandise cafe and store」は、スマホグッズ販売会社「グルマンディーズ」が運営しているカフェなのですが、大阪・梅田店でしか購入できなかった『シャイニング』のスマホグッズがネットで購入できるようになりました。

 アイテムは以下の3種類。デザインも「犬男」「双子の少女」「ダニー」の3種類です。

【発売中】

THE SHINING ICカードケース
価格 : 2,030円(税込)

THE SHINING iPhone8/7/6s/6対応ハードケース
価格 : 2,160円(税込)

【10月下旬発売予定】

THE SHINING 4000mAh USB出力リチウムイオンポリマー充電器 2.1A
価格 : 4,298円(税込)

 同社は楽天にも出店していますで、楽天からでも同商品が購入可能です。

楽天市場gourmandise(グルマンディーズ)/シャイニング

 amazonでは今のところICカードケースのみ取り扱いがあります。


グルマンディーズ Icカードケース レッド,ブラック (amazon)



グルマンディーズ Icカードケース ホワイト (amazon)



グルマンディーズ Icカードケース ブラック,グレー (amazon)


 H&Mの『シャイニング』Tシャツの人気ぶりを考えると、人気商品は早々に売り切れになる可能性があります。お気に入りのアイテムがあれば早めに入手しておくことをおすすめします。
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ダニー・ロイド(一番右)と3人の少年。ダニーの横の走り書き「19.4kg」は体重でしょうか?



 興味深い資料です。4人の少年が写っていますが、手書き文字を判読すると左からジャスティン・キルティ(Justin Kielty)、ダニエル・ストック(Daniel Stocke)、 マーカス(Marcus)、ダニー・ロイド(Danny Lloyd)です。

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 別の資料によると、写真の欄外に走り書きされたジャスティン・リー・ストロング(Justin Lee Strong)がダニー・ロイドの代役、別の代役がダニエル・ストック、三番目としてジャスティン・キルティの名前が記載されています。マーカスはこの時点で外されてしまったんでしょう。他の2人に比べるとダニーと少し印象が異なるからでしょうか。ここにダニーが代役と写っている写真がありますが、この少年がジャスティン・リー・ストロングかもしれません。

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 書類の日付は1979年4月12日。すでに撮影はほぼ終わっていますので、この資料は最終決定だったのでしょう。キューブリックは「撮影」という不確定要素の多いプロセスでも、なるべくコントロールをしたがる(気象条件に左右されるロケを嫌がり、セットを好むのはそのため。ただし「旅行(飛行機)嫌い」という側面も)ので、プリ・プロダクションには時間をかけ、ありとあらゆる事態を想定して準備をするのが通例でしたが、ダニーの代役を3人もリストアップするなど、この『シャイニング』でもそれは徹底していますね。

 確かにホラー映画の主役が少年(ダニーは当時5〜6歳)だと、事故や病気、それに精神的な負荷によるストレスや拒否行動などは十分に考えられる事態です。キューブリックはダニーにはホラー映画を撮影しているとは悟られないよう、ホラーシーンの撮影にダニーを近づけさせないなど最新の注意を払っていたそうですが、それに加えての3人の代役です。キューブリックの映画制作に対する「こだわり」もしくは「慎重さ」が伺える、貴重な資料と言えるでしょう。
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 スティーヴン・キング氏の同名小説をスタンリー・キューブリック監督が映画化した「シャイニング」は、冬期は閉鎖されるホテルの管理人をすることになった男が狂気にとりつかれ、妻と娘を惨殺しようとするというホラー映画です。そんなシャイニングに込められたメッセージについて解説したムービーが、YouTubeで公開されています。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Gigazine/2018年8月26日




 実は管理人が解説しいている「『シャイニング』のオーバールック・ホテルに巣食う悪霊の正体はネイティブ・アメリカンの怨霊」という指摘は管理人独自の発想ではなく、2000年頃から海外の『シャイニング』解析サイトでは指摘されていたものです(当時はあまり目立った論ではなく、日本でこの論を紹介している評論家や解説者は一人もいなかった)。管理人が独自に指摘してるのは「ジャックが家族を襲う武器が斧であるのは、斧がネイティブ・アメリカンの象徴であるから」とか、「ジャックが禁酒を破る酒がジャック・ダニエルであるのは、バーボンがフロンティア・スピリッツ、すなわちアメリカ大陸侵略を象徴するお酒だから」とか、「ジャックやグレイディがハロランをニガーと呼ぶのは根本に人種差別的な傾向があるから」などのいくつかの補足事項で、これらを加え、整理し、「ではなぜキューブリックはこの設定を『シャイニング』に採り入れたのか?」を解説したのが前述の記事になります。

 この解説動画では「暴力の歴史と連鎖」というテーマに重点を置いていますが、このテーマは実は原作のテーマです。原作ではオーバールック・ホテルで繰り返されてきた「暴力の歴史と連鎖」がはっきりと説明され、ダニーがそれを幻視する(マフィアが惨殺された部屋の血の跡をダニーが見る)シーンも存在します。一方で「ネイティブ・アメリカンを虐げてきたアメリカの負の歴史」という要素は原作にはありません。原作は1945年にダーウェントがホテルを買収・再開した時点からの物語で(TVドラマ版『シャイニング』のパーティーシーンがポップ・ミュージックばかりなのはそのため)、そのダーウェントも幽霊として登場しています。

 しかしキューブリックはラストシーン(「【考察・検証】『シャイニング』のラストシーンの意味を考察する」を参照)に示されているように、1921年というもっと古い年代、つまりホテルが建設された時代まで遡っています。それは「ホテルはネイティブ・アメリカンの墓地の上に建てられた」というセリフが示す通り(原作にこのセリフはない)、キューブリックが「ネイティブ・アメリカンを虐げてきたアメリカの負の歴史」という要素を付け加え、原作にある1945年以降の「暴力の歴史と連鎖」(マフィアの抗争など)を重要視しなかったためでしょう。

 この動画に限らず、様々な解釈がされているキューブリック版『シャイニング』ですが、実はキューブリックは一切の説明をスタッフにさえ行なっていません。キューブリックが目指したのは「どうすれば最怖のホラー映画が作れるか」であって、その一要素としてこの「暴力の歴史と連鎖」であったり、「ネイティブ・アメリカンを虐げてきたアメリカの負の歴史」があったに過ぎないのだと思います。つまり「観客が存分に怖がってくれさえすればそれでいい」のでしょう。事実、キューブリックはラストの病院の一連のシークエンスを「映画のクライマックスで観客の興奮ぶりを初めて目の当たりにして、そのシーンは必要ないと思った」としてカットしています。

 「どのジャンルも一度は作られている。重要なのはそれよりもいい映画を作ることだ」

キューブリックは繰り返しそう語っています。キューブリックがそれぞれのジャンルで名だたる名作・傑作を遺しているのは、「そのジャンルの最高傑作を作ってみせる」という野心と、その結果なのだと、管理人は考えています。
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David-Hicks-British-Interior-Designer1970年代に活躍したイギリスのインテリアデザイナー、デービッド・ヒックス。公式サイトはこちら

デービッド・ヒックスを紹介した動画。いきなり「シャイニング・カーペット(ヒックス・ヘキサゴン)」が登場します。

「シャイニング・カーペット」が印象的に登場したダニーのミニカー遊びのシーン。

 『シャイニング』に登場した六角形柄のカーペット、ファンの間では「シャイニング・カーペット」と呼ばれるものですが、これは1960年代にインテリア・デザイナーであるデービッド・ヒックスがデザインした「ヒックス・ヘキサゴン」で、キューブリックが「勝手に」コピーしたものでそうです。以下がそのソースです。

 しかし、ヒックスは『シャイニング』の撮影に協力していませんでした。「ヒックス・ヘキサゴン」 カーペットは、1980年に『シャイニング』がリリースされる前の1960年代に作られたもので、オーバールック・ホテルに登場するカーペットは、映画のためのものでも、撮影用にデザインされたものでもありません。 アシュレイ・ヒックス(インテリア、テキスタイル、カーペットのデザイナーとしても非常に成功したデービッドの息子 )は、グラフィックデザインの伝説的な存在で、映画愛好家でもあるMike Dempseyのブログに、父親の仕事について興味深いコメントを残しています。

「私の父はキューブリックのために働いたことはありません。私はキューブリックがヒックスのカーペットを『シャイニング』のためにコピーしたことを、父が自慢のひとつに思ってくれていたらいいのに、と思っています。」

(全文はリンク先へ:Checkmate! The story behind Kubrick’s carpet in The Shining revealed/2017年11月)




 キューブリックは映画で使用するプロップやインテリア、衣装などはよく既存のものを使いますが、それは手早く、そして手広く選択肢を用意したいという理由からだと思われます(例えば『時計…』でアレックスの部屋のベッドカバーは当時売られていた既製品)。その上で、どうしても気にいるものがなければ、オリジナルでデザインさせるという手法を採っていたようです。実際はどうだったかはわかりませんが、例えばキューブリックがカーペーットや壁紙のカタログからこの「ヒックス・ヘキサゴン」のデザインを知り、それを気に入ってオーバールック・ホテルのカーペットデザインに採用した、という経緯が想像できます。著作権意識の薄かった1970年代ならではの、軽い気持ちでコピーしたんでしょうね。

 現在の著作権管理は、その時代とは比べものにならないほど厳密になっているので、どちらにしてもこの「ヒックス・ヘキサゴン」は『シャイニング』オリジナルデザインではない以上、著作権はヒックスにあります。ですので、商品化にはヒックスの許可が必要、ということになります。そうなると、東京・日本橋にあるTOHOシネマズ日本橋のカーペットが「シャイニング・カーペット」である理由は、内装担当者が単にカーペット柄としてこの「ヒックス・ヘキサゴン」を選んだに過ぎない、という可能性が浮上します。まあ、映画館に「シャイニング・カーペット」が偶然敷かれた、というのもちょっとでき過ぎた話なので、この辺りはぜひ当事者に証言して欲しいものです。

 ちなみに、キューブリックがこの「ヒックス・ヘキサゴン」をオーバールック・ホテルのカーペットに採用した理由ですが、前述の引用サイトには

・色彩が幻想的で鮮やかな印象のため、何かの前兆の印象を与えるから

・このグラフィックパターンは、キューブリックが用いる「シンメトリーな一点透視」に効果的で、ドラマチックな視覚感覚と廊下の延長効果をもたらすから

・ヘックス(六角形)の意味は「呪いまたは悪意のある願い」であり、したがってホテル内の邪悪を象徴するから

・カーペットの六角形をキューブリックが好むチェスと戦争ボードゲームのマス目に結びつけることができるから

・六角形の「六」が「シャイン(輝き)」という第六感を象徴するため


という5つの理由を挙げていますが、管理人がこれに加えるとするならば

・原作に登場する邪悪な霊の象徴「蜂の巣」にインスパイアされたため

・永遠に続く迷路のような模様を、他の迷路の要素(ホテルの館内、生け垣迷路)と呼応させるため


の2点を加えたいと思います。

 この「Film And Furniture」というサイトですが、映画に登場したアイテムをベースに商品販売をしていて、『シャイニング』関連ではカーペットや壁紙、マグカップ、ハロランの部屋に飾ってあった黒人モデルのポスターまで取り揃えています。さらに『2001年宇宙の旅』では宇宙ステーションに置いてあったオリビエ・ムルグのジンチェアや、ボーマンらが食事に使ったアルネ・ヤコブセンのカトラリーも扱っています。商品は版権元に許諾を取ったオフィシャルになりますので値段は高めですし、送料もかかってしまいますが、もしどうしても欲しいアイテムがありましたら問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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