シャイニング

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 アメリカ・フロリダ州オーランドにあるユニバーサル・オーランド・リゾートで今秋に開催されるイベント『ハロウィン・ホラー・ナイト 27』に『シャイニング』のアトラクションが設置されるようです。詳細はまだわかりませんが、PVを見る限りはお化け屋敷系アトラクションのようですね。『シャイニング』はワーナー映画ですが、ユニバーサルのテーマパークでも版権的にOKなら、日本のUSJでも是非お願いしたいところ。ここをご覧になっているかもしれない関係者さま、ぜひご検討をよろしくお願いいたします。

 『ハロウィン・ホラー・ナイト 27』は2017年9月15日から11月4日まで開催されるそうです。詳細がわかりましたらまた記事にします。ちょっと期待してしまいますね。

 
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 今ハリウッドで最も旬な2人、ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットをダブル主演に迎え、極限状況に置かれた男女の愛と運命を壮大なスケールで描くスペース・スペクタクル・ロマン『パッセンジャー』(2017年3月24日日本公開)。極限状況に置かれた、男女の愛の物語の裏に、あの名作サスペンス『シャイニング』(80)の要素があったことを、主演のクリス・プラットが明かした。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:ハリウッドニュース/2017年4月1日




 現在公開中の『パッセンジャー』に、『シャイニング』のオマージュが仕込まれているという話はチラホラとネットでも話題になっていましたね。上記の予告編にもオマージュされたバーシーンが登場しています。シャイニングカーペットらしいものもチラっと映りますね。宣伝部的には「宇宙版タイタニック」として売り出しているみたいですが、他にも様々な要素が盛り込まれているようで、評判は悪くないみたいです。

 ただ・・・ハリウッドニュースさん、「ジャック・ニコルソン演じるロイドは、誰もいるはずのない無人のバーに度々出入りし、ロイドという存在しないバーテンダーと語らう。この時点からロイドの精神状態は少しずつおかしくなり始めるのだが・・・」って完全に間違ってますよ。ジャック・ニコルソンはロイドではなくジャック・トランスです。ロイドはバーテンダーの名前ですね。またもや「ちゃんと観たんかい!」とツッコミたくなる初歩的な間違いですが、これで「ハリウッドニュース編集部」って名乗っちゃうってどうなんでしょ? ロイド→ジャックの単純な間違いなんでしょうが、校正もロクにしないネットメディアの情報の正確性ってこんなものなんでしょうね。

 元ネタのバーシーンはこちら。

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the-shining-ending-picture
※『シャイニング』のエンディングに登場する1921年の独立記念日パーティーの写真。この写真の合成前の元ネタ写真はこちら

The Shining producer explains ending changes

The Shining is a horror cinema masterpiece, and figuring out its haunting and iconic ending was no easy task for Stanley Kubrick. Below, executive producer Jan Harlan and screenwriter Diane Johnson (who wrote the script with Kubrick) explain in greater detail than ever before how the legendary director considered several very different conclusions for the iconic 1980 film.

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Entertainment Weekly/2017年3月30日




 ざっと翻訳ソフトを使って読んだところ

・キューブリックはホラー映画に興味はなかった。
・キューブリックはダニーと父親との関係に最も興味を持っていた。
・キューブリックはスプラッターシーンを好まなかった。
・スタッフがキューブリックにラストシーンの説明を求めたところ「幽霊映画だ、忘れなさい」としか言わなかった。

 なおかつハーランやジョンソンの見解として

・ストーリーや制作上の連続性の欠如(ミス)が多くの陰謀論を生んでしまった
・屈辱的なのはホロコーストと結びつけたもので、それはホロコースト被害者を侮辱するものだ。
・ジャックがスクラップブックを地下室で発見するシーンは重要だと思っていたがカットされてしまった。

 新しい事実として

カットされた病院のシークエンスを写したポラロイド写真はキューブリックの三女、ヴィヴィアンが撮影したもの。

 残念な話として

・未使用やカットされたシーンのネガは全て廃棄された。

 このインタビューにはキューブリックとともに小説の脚本化を担当したダイアン・ジョンソンも同席していますが、彼女は「ジャックはどういうわけかホテルの輪廻を通した存在でした」という『シャイニング』の物語の核心部分を語っています。これはキングの小説版とは決定的に違う考え方です。小説『シャイニング』は、シャイニングというタイトルの着想源がジョン・レノンの曲『インスタント・カーマ』であることから、「カーマ」つまり「業(因果)」がテーマになっています。

 小説では過去にホテルで行われた数々の悪行が「業(負の因果)」として積もり積もってゆき、やがてホテル自体が悪霊を呼びよせる悪魔のような存在へと変質していったことが示唆されています。しかしキューブリックはこの「ホテルを悪の化身」としたアイデアを採用せず、ホテルを「輪廻を繰り返す時空を超えた存在」として描いています。なぜ物語の根幹に関わる重要な変更をしたのかというと「輪廻によって現在と過去が結びつかなければ、アメリカという国が持つ過去の忌むべき歴史に言及できない」からだと思います。

 この件はここでも検証しましたが、それも含めて整理しますと

●原作小説

ホテルの正体:悪魔
その理由:ホテルで行われた数々の悪行(業・負の因果)の結果
幽霊たち:悪魔の忠実なしもべ
ジャック:ダニーの聖なる力(シャイニング)を手に入れるための捨て駒
ダニー:聖なる力を持つ少年(天使)

●映画版

ホテルの正体:輪廻を操るネイティブアメリカンの怨霊
その理由:ネイティブアメリカンの聖地を汚し、土地を奪ったから
幽霊たち:ネイティブアメリカンの怨霊によって殺され、輪廻に閉じ込められた白人の霊
ジャック:ネイティブアメリカンの怨霊によって殺され、輪廻に閉じ込められる
ダニー:???(ダニーのシャイニング能力についてははっきりとした説明はない)

ということになるでしょう。

 よくキューブリック作品は「ストーリーが破綻してしまい、結局観客に投げっぱなし」と誤解されるのですが、そんなことは絶対にあり得ず、こういった「裏設定」がしっかりと構築されています。よく知られているのは『2001年…』ですが、これはもう一方の原作者であるクラークが、積極的に情報を開示したからで、『シャイニング』『フルメタル…』『アイズ…』にも裏設定は確実に存在すると思います。ただ上記の記事の通り、スタッフが訊いても「忘れなさい」としか言わない説明嫌いのキューブリックからそれを導き出すのはかなり大変です。このブログでも様々な検証や論考を記事にしていますが、これらはあくまで管理人個人の考えでしかありません。まあでもご覧になっている方の「とっかかり」程度にはなるかと思いますので、是非参考にしてみてください。
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 スティーブン・キング原作の同名小説をスタンリー・キューブリック監督が映画化したホラー映画『シャイニング』には観客に強烈な印象を残した「グレイディの双子」というキャラクターがいる。

 イギリスに住むマーティン・ヒューズさんは、自分に双子の女の子が生まれると分かった瞬間から、もうあのシーンがやりたくてやりたくてうずうずしていたそうだ。

 だもんだから、こうなった。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:カラパイア/2017年3月28日




 
 まあ気持ちは痛いほどわかりますが、元ネタがホラー映画だけに大人になった時に恨まれないようにしないといけませんね。ところで記事中「ちなみに映画に出てくるグレイディの双子は実際には双子ではなく、双子に見える2人の姉妹が演じていたそうだ」とありますが、これは間違って伝わっているものです。整理すると以下のようになります。

●原作

グレイディの娘たちとして管理人のワトソンやグレイディの幽霊からその存在を語られる。8歳と6歳の姉妹。

●キューブリックの映画版

クレイディの二人の娘として遊技場や廊下に出没する。ただ設定上双子かどうかははっきりせず、グレイディ本人も「二人の娘」としか語っていない。

●キューブリック版の女優

リサとルイーズの双子の姉妹。二人とも1968年生まれ。立ち位置は左がリサで右がルイーズ。

おそらく原作の設定がいつのまにか演じた女優の話にすり替わったのだと思いますが、演じたのはリサ&ルイーズ・バーンズという正真正銘の双子です。この間違い、訂正されないまま定着しちゃっていますので、この機会に正しい情報を記憶していただけたら嬉しいですね。
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Alamo Drafthouse Downtown Brooklyn

 先月『時計じかけのオレンジ』の特別上映を行なった、アメリカのシネコンチェーン「アラモ・ドラフトハウス・シネマ」ですが、ニューヨークにあるダウンタウン・ブルックリンのロビーの床がシャイニング・カーペットなのでご紹介。

 さらに、テキサス州オースティンにあるサウス・ラマはオープニングでカーペットに三輪車を置き、スクリーンに廊下を投影する念の入れよう。どうやらこのスペースはイベントに利用されているらしく、カーペットはそのままにスクリーンにはそのイベントに合わせた映画の映像を表示しているようです。

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Alamo Drafthouse South Lamar

 日本でも東京・日本橋にあるTOHOシネマズ・日本橋のロビーの床が同じくシャイニングカーペットですが、さすがに本場はサイズも色もほぼ映画と同じに作ってありますね。ここまで同じだと、テニスボールを転がした奴が絶対何人かはいるはずだと思います(笑。
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