パロディ・インスパイア・リスペクト・トリビュート

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 ロックバンド、ザ・ベリーが2011年4月5日にリリースしたアルバム『ザ・ディスカバリー(The Discovery)』の中の一曲、『ア・オーケイ』のMVが『シャイニング』のオマージュだったのでご紹介。

 このザ・ベリーというバンド、ここによるとサンディエゴ出身のニューウェーブバンドということですが、音源はローカルレーベルであるAural Gravy Recordsからリリースされた『ザ・ディスカバリー(The Discovery)』というアルバムだけのようで、それ以外あるのかどうかは不明です。メンバーはPhil Inzunza (ボーカル・ギター)、Lex Pratt(キーボード・ボーカル)、John "Gigo" Marquez(ドラム)、Diana Death(ベース・ボーカル)の男女2人づつの4人組。フェイスブックもありますが、もう活動はしていないようですね。

 記事には「ロックギターと80年代風のキーボードサウンドが特徴」みたいなことが書いてありますが、管理人が真っ先に思い浮かんだのはNYパンクを代表するバンド、テレビジョン。クールなギターサウンドとボーカルの声質がトム・ヴァーラインにちょっと似ています。けっこう好きなサウンドですが、どうやらメジャーにはなれなかったみたいです。

 MVはお金がかかっていない感が満載ですが、ホテルが舞台なら『シャイニング』ネタは鉄板。それにドリーズームまで使ってなんだか楽しそう。多分メンバーに女性が二人いたから、監督が「双子の少女」ネタをやりたかったんでしょうね(笑。


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ゲーム『2001年宇宙の旅』

1968年のスタンリー・キューブリックの傑作を改作するために、レンタルスタジオに任されると何が起こるのか。アクション満載の速いペースのアーケードストーリーゲーム。

・3種類のゲームプレイ
・よく知られている愛すべき物語の完全な語り直し
・高品質のグラフィックス
・忠実度の高いSFXと音楽
・キーボードまたはゲームパッドでプレイ可能
・Make Something Horrible 2019用で作成。自己責任でプレイしてください。

コントロール:
左スティック/矢印キーで移動
ボタンA /スペースキーでジャンプ(一部のレベルでのみ)
ボタンX / Fキーで攻撃
ボタンスタート/エスケープキーで一時停止




 残念ですが、管理人はマカーですのでプレイできません。Winの方、楽しんでください! ダウンロードはこちらからどうぞ。

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 シンガーソングライターでギタリストのReiの新曲『Connection』のMVが全編『シャイニング』のオマージュだったのでご紹介。

 このReiというアーティト、今時珍しくブルージーなリフを弾くギタリストでちょっと驚いたのですが、調べて見ると元々はクラシックギター出身だそうです。なのになぜこんなにブルージーなのかというと、帰国子女なんですね。海外のロックに日常的に触れていればブルース志向になるのは納得です。

 ただ、現在の日本のロックのほとんどはフォーク的なコード進行を早く激しく!みたいな楽曲が主流で、こういったブルース進行の楽曲はなじみが薄く、メジャーシーンで勝負するのは厳しい気がします。そしてもう一つ、ブルースで行くならちょっとボーカルが弱い・・・。声質が軽いのだと思いますが、楽曲を声質に合わせると「あいみょん」的なポップス系になってしまって、他の似たようなアーティストの中に埋没してしまうし、せっかくのギターテクを活かせません。ちょっとどっちつかずで方向性が難しいですね。せめて椎名林檎的なハスキーボイスだったらよかったのですが。

 ギタリストとしては素晴らしい才能があるので、クリームだのジョニー・ウィンターだのライ・クーダーだのが好きな単なる「おっさんホイホイ」で終わって欲しくないですね。安易に売れ線ポップスに走ることなく、現在のぬるい音楽シーンに風穴を開ける「ブルースシンガー&ギタリスト」として、メジャーシーンでの成功を目指して欲しいなと思います。

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 男児アニメでは以前『タイムボカン24』に『2001年宇宙の旅』のパロディ回がありましたが、今度は女児アニメの『アイドルタイム プリパラ』第16話『あの地獄にさよならを』に『時計じかけのオレンジ』のルドヴィコ療法が登場しました。

 女児アニメでキューブリック作品といえば、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』での第42話『間違いだらけの大作戦』という『博士の異常な愛情』パロディ回が印象に残っています。それがあったから・・・かどうかはわかりませんが(笑、あまり違和感なく観てしまえるのは、それだけ長くアニメの世界に「映(洋)画パロディの歴史」があるのだと思います。

 この洗脳(というか、本来持っていた地獄ミミ子のアイドル嗜好を目覚めさせた)方法に「ルドビコ療法」が使われましたが、『探偵歌劇 ミルキィホームズ TD』 でも似たような使われ方をしていました。ですが年齢層を意識したためか、かなりソフトな表現です。子供は置いてけぼり、大人はニンマリという図式は児童向けアニメでは定番の方法(ルーツは『ケロロ軍曹』あたり?)ですが、そのネタに昨今キューブリック作品が使われると言うのも、その浸透力が上がってきたのかな?と思ったりしています。

 管理人としてはアニメでキューブリック作品がパロディにされるのに拒否反応はなく、むしろ「もっとやれ」などど思ってしまうのですが、一昔前までは過去の人扱い(特に若い世代にとって)だったキューブリックに、これだけ関心が向かっている、という証左でもあると思うので、スタッフの皆様に対しては「キューブリック作品でとことん遊んで欲しい!」と、心から応援させていただきたいと思います。

情報提供:影松さま

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スウェード/アニマル・ナイトレイト(Suede - Animal Nitrate)

 イギリスのロックバンド、スウェードが1993年に発表したデビューアルバム『スウェード』からのシングル曲『アニマル・ナイトレイト』のMVに、シャイニング・カーペットが登場しています。スウェードはそのビジュアルや歌詞から「耽美」とか「官能」とか「背徳」などの形容詞で呼ばれ、同時期の日本のバンドにも多大な影響を与えていましたが、今ではブリットポップのさきがけとして評価されているそうです。

 当時、このMVを観た記憶があるのですが、このカーペットには気づきませんでした。どうしてだろう? と思ったら、この頃『シャイニング』はあまり評価されていなかった(公開当時はラジー賞にノミネートされていた)んですね。『シャイニング』の再評価はスティーブン・キングが「満を持して」制作したTVドラマ版『シャイニング』が1997年にオンエアされ、「これで溜飲が下がる」と期待した原作ファンでさえ、キューブリック版の完成度にははるか及ばないと気付かされたことにより、反比例的に評価が高まってゆき現在に至った、という経緯があります。当時の日本の映画評論家の評を見ても微妙なものや勘違いしているものも多く、現在のような「名作・傑作」としてではなく「キューブリック作品にしては微妙」という扱いでした。それもあって『シャイニング』に登場した暗喩にはあまり注意が払われていなかったのです。今では信じられないですね。


 

メイビー・トゥモロー/ステレロフォニックス (Stereophonics - Maybe Tomorrow)

 次もイギリス・・・ではなく正確にはウェールズ出身のロックバンド、ステレオフォニックスの2003年に発表された4枚目のアルバム『ユー・ガッタ・ゴー・ゼア・トゥ・カム・バック』からのシングル曲。映画『ホワイト・ライズ』の使用曲でもあります。ホテル、廊下、タイプライター、唐突に現れる少女、ロックグラス、ケリー・ジョーンズのルックスなど、全編に『シャイニング』の要素が散りばめられています。歌詞を読むと創作するにあたっての「産みの苦しみ」を歌っているようで、それが『シャイニング』におけるジャックの苦悩と合致したんでしょう。

 こうしてキューブリックをオマージュしているミュージシャンやバンドを採り上げてみると、イギリス系か、アメリカでもイギリスっぽい音を出しているアーティストが多いのに気付かされます。いかにもアメ〜リカンで大陸的な「ドッダン、ドドダン、ギュイーン(以下ギターソロ)」みたいなバンドってあまりありません。キューブリックはアメリカ人ですが、ヨーロッパ移民の玄関口であるニューヨークの出身ですし、好んだ映画もヨーロッパの監督の作品が多く、自作でチョイスする音楽もヨーロッパが中心のクラシックばかりです。ピーカン天気と広大な大地と砂漠が広がる西海岸が性に合わず、イギリスを終の住処と決めたキューブリックの「嗜好(志向)」が、イギリス系アーティストとの親和性が高い理由かも知れませんね。

情報提供:鬼太郎さま

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