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 『時計じかけのオレンジ』で、作家の妻が座っていた「リトリート・ポッド」は、プログレッシブロックの雄、イエスのアートワークで有名なロジャー・ディーンが、弟のマーティン・ディーンと共同でデザインしたもので、下記リンク先にあるリトリート・ポッドのページには「2〜3人を収容できる自己完結型オーディオ・ヴィジュアル・ユニット」という説明があります。ただ、映画で登場したものはさほど大きくありませんので、オーディオのみのポッドかも知れません。

 『時計…』の制作時期は1970〜1971年ですので、ロンドンはまさにサイケデリック・カルチャー真っ盛り。音楽的にはビートルズに解散後、5大プログレバンド(キング・クリムゾン、イエス、ピンクフロイド、ジェネシス、エマーソン・レイク・アンド・パーマー)が揃い踏みした頃。その中の一つ、ピンクフロイドと『時計…』との関係は以前こちらで記事にしました。そして今度はイエスとの関係・・・。キューブリックがこの『時計…』の制作にあたり、いかに当時のロンドンのアートシーンに注意を払っていたかがよくわかるエピソードですね。

 そのロジャー・ディーンをイエスのキーボーディストであるリック・ウェイクマンが紹介したドキュメンタリーがありました。7:42頃の画集にチラっと似た作品が映ります。

 ロジャー・ディーンのサイトはこちら。リトリート・ポッドのページはこちらです。