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ギャラリー「想像の世界」※AMPASより引用

 2019年の終わりにオープンするこの新しいスペースは、初期の無声映画からスタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』のスターゲートへと通じています。

〈中略〉

 2階の展示室は現実とファンタジーをテーマにした2つのギャラリーに分かれています。「現実の世界」は、映画制作者が冷戦と原子力時代、そしてイタリアのネオリアリズムとフランスのヌーベルバーグにどのように反応したかを、 「想像の世界」は、あらゆるタイプのファンタジー映画を追求しています。ふたつのギャラリーをつなぐのはスタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』の幻惑的で革新的なスターゲート・シーケンスに触発された通路になる予定です。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Hollywood Reporter/2018年12月4日




 上記の「想像の世界」のイメージボードによると、以前この記事でご紹介した『2001年…』で実際に使用された唯一の現存モデル「アリエス1B宇宙船」、ジュール・ヴェルヌの『月世界旅行』、スピルバーグの『未知との遭遇』のマザーシップなどが展示されるようです。

 他にも東京のアート集団「teamLab」が「Transcending Boundaries」というインスタレーションを開催したり、4階のマリリン・アンド・ジェフリー・カッツェンバーグ・ギャラリーでは、宮崎駿監督作品の回顧展が予定されています。

 リンク先によると映画関連の機材も展示されるようですが、シネラマ用のカメラは初めて見ました。本当に3本のフィルムをセットできるんですね。

 なかなか充実した展示になりそうですが、スターゲートに似せた通路まで作るという、今更ながらのアカデミーの『2001年…』に対する厚遇ぶりに違和感も(笑。1968年のアカデミー賞では『2001年…』に、監督賞も作品賞も脚本賞(クラークは相当悔しがっていた)も贈らなかったくせに、この手のひら返しには違和感ありまくりです。とは言っても、やはり興味をそそる展示物ばかり。映画ファンには定番のロサンゼルスの観光スポットになりそうな予感ですが、だったら贖罪を込めてせめてアカデミー特別賞くらいは、クリスティアーヌが存命のうちに贈ってあげてほしいものです。

 アカデミー映画博物館の公式サイトはこちら