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 スタンリー・キューブリック監督作「2001年宇宙の旅」(1968)のニュープリント“アンレストア”版70ミリ・が、いよいよ10月6日から東京・京橋の国立映画アーカイブで期間限定上映される。フィルム撮影に熱い思いを込める名匠クリストファー・ノーラン監督が監修し、公開当時の本来の映像と音の再現を追求したニュープリントだが、果たしてどれだけすごいのか? 本企画を実現させた、同アーカイブの主任研究員・冨田美香氏に話を聞いた。

〈中略〉

 上映回数は6日間で計12回だが、冨田氏いわく「1日2回が限度」。というのも70ミリ上映は、技術だけでなく“技師の体力勝負”でもあるからだ。フィルム1巻は15分前後の映像であり、164分の今作では10回フィルムチェンジをしなくてはならない。

 1巻あたりの重量は、約15キロ(リールなど含む)。しかも国立映画アーカイブの兼用機は、地上から約2.5メートルの器具にリールを掛けなければならない。したがって技師は、約15分ごとに重たいフィルムを上げ下げすることになる。それもフィルムを傷つけたり、映写事故を起こさないよう、細心の注意をはらいながら。3人1組でリールの巻き戻しや掛けかえの補佐などを分担しているが、かなりの重労働だ。「今回の映写は緊張の連続ですし、安全とクオリティを保てるラインが1日2回と考えています。映写トラブルやフィルム、映写機の破損などが起きれば、即上映中止ですからね」(冨田氏)。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画.com/2018年9月28日




 本年4月10日付のこの記事

今年のカンヌ映画祭で上映される70mm版『2001年宇宙の旅』が、日本で上映されるとしたら今のところ、ここ(国立映画アーカイブ)しかありません。プレスリリースにも「映画史上の名作を鑑賞する上映会」とあります。学芸員さん、日本のワーナーの担当者さん、期待していますよ!

などとお気楽なことを書いてしまいましたが、こんな大変なご苦労があったとは・・・。チケットを入手できた方は、それこそ隅々まで舐め回すようにじっくり丁寧に鑑賞しなければなりませんね。それほど希少な機会だと思います。楽しみですね。