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 『キューブリック全書』には以下の記述があります。

 小柄なイギリスのコメディアン、ロニー・コーベット(コルベット)は、猿人の一人として出演する予定だったが、メーキャップテストをしたところ「スタジオの秘書たちが悲鳴を上げて廊下を逃げまわるほどグロテスクな姿」になったので、役を降りた。

 もっと詳細な証言は本人の口からも語られています。

「キューブリックはジブラルタル・バーバリーマカク役(映画『スナッチ作戦(Operation Snatch)』に登場したサル)の私を見て、会いにきた。しかし、それには重大な技術的問題があり、ボツになった」(引用元:The Gibraltar Olive Press/2016年4月16日

 とあります。「技術的問題」、つまりグロテスクだったということでしょう(笑。では、メーキャップされたのは当初案の「人間に近い猿人」か、それとも採用案の「猿に近い猿人」か、ですが

「恐ろしい経験でした」「彼らは私の鼻孔の上に2本のストローを入れて呼吸ができるようにし、私の顔全体をプラスチックで覆った」(引用元:Disital Spy/2016年3月31日

 とありますので、猿に近い猿人のメーキャップだったことがわかります。

 このロニー・コルベット。すでに故人ですが、イギリスでは有名なコメディアンだったそうで、逝去の際には、当時のキャメロン首相からも追悼メッセージがおくられるほどだったそうです。

 ちなみに当初案の「人に近い猿人」については以前こちらで記事にしていますので、よろしければどうぞ。