『イカリエ-XB1』の公式サイトはこちら



 この『イカリエ-XB1』については以前こちらこちらで記事にしていますが、YouTubeに日本語版予告編がアップされていましたのでご紹介。

 「キューブリックがこの映画を見逃していたとは言わせない・・・」というキャッチコピーが踊っていますが、いや、だから観てますって(笑。というか、キューブリックは『2001年…』の制作にあたり、古今東西のありとあらゆるSF映画を観ていて、『月世界征服』『地球の静止する日』『遊星よりの物体X』『禁断の惑星』『ミクロの決死圏』などの有名作はもちろん、推薦したクラークに文句を言ったというH・G・ウェルズの『来るべき世界』や日本映画の『宇宙人東京に現る』(未確定情報)、旧ソ連謹製の『火を噴く惑星』まで、まさに「リサーチマニア」の面目躍如といったところ。

 当たり前の話ですが「観た=影響を受けた」とは必ずしも言えません。キューブリックのアシスタントだったアンソニー・フリューインは『イカリエ-XB1』の影響については否定的なコメントをしています。とはいえ実際に観ているのだから、宣伝にキューブリックの名前を使うのはまあアリだとしても、原作者の名前を大きく予告編に出さないのはどうかと思います。そう、あの名作SF映画『惑星ソラリス』の原作者、スタニスワフ・レムです。むしろそっちの方がキューブリックより重要じゃないでしょうか? 宣伝部さん、このさびしい再生回数を挽回するためにも「レム」と「ソラリス」の名前は大きく出した方がいいと思いますよ。