BFI(英国映画協会)が2014年に『2001年宇宙の旅』の特別上映行った際に制作されたHD版の予告編。



ワーナーはキューブリックの『2001年宇宙の旅』の公開50周年記念4K版リリースを予定しています

〈前略〉

 ワーナー・ブラザーズ・ホーム・エンターテイメントが、スタンリー・キューブリックの画期的なSF映画『2001年宇宙の旅』の4KウルトラHDバージョンをリリースする準備をしていることがわかりました。

〈中略〉

 『2001年…』は1968年4月2日に劇場公開され、2018年に公開50周年を迎えます。賭けてもいいですが、ワーナーは再リリースについて大騒ぎするでしょう。私たちの情報源によれば、3月下旬または4月上旬に4KウルトラHD版のリリースが予定されているようです。『2001年…』は 65mm(※70mmフィルム)で撮影された4KウルトラHD化にふさわしい作品です。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:BITS/2018年1月29日




 ある程度予想はしていましたが、これは嬉しいニュースですね。問題は特典映像があるか否かですが、カンザスで見つかったカットされたシークエンスについてワーナーは「公開しない」と明言しているので期待薄です。でもどこか期待している自分もあったりしていますが(苦笑。

 ソースとなるフィルムは70mmなので、高画質化による恩恵はかなりのものになると想像できます。同じく70mmで撮影された『スパルタカス』はすでに4Kでリマスター済み(リリースはいまのところHDのBDどまり)ですので、この2作品は今後も高画質化されていくでしょうね。逆に一番期待できないのが『時計…』。というのもこの時期の35mmカラーフィルムは技術的にまだ未熟で、画質があまり良くないそうです。『時計…』のBDの画質が思ったほど良くないのはソースのフィルムがそうである可能性が大きいと思われます。調べてみると、

フィルムの1フレーム(1コマ)の情報量を解像度に転化するならば、35mmフィルムならば6K、70mm(65mmネガ)フィルムならば8Kに相当すると言われる。

(引用先:MOVIE COLLECTION


という記事に行き当たりますが、ソースであるフィルムの状態が悪ければいくら6K相当の情報量があっても意味がありません。『バリー…』のBDもそんなに高画質とは言えない状態ですし、4K化の恩恵を受けるのはカラーフィルムの品質が安定した『シャイニング』以降ではないかと考えています。

 もちろん映像の高画質化は解像度だけで語れるものではありませんので、キューブリック全作品の高画質4K化を期待したいところですが、コストもかかるようですので、まずは鉄板の『2001年…』から4K化する、とワーナーが判断(『スパルタカス』はユニバーサル)し、公開50周年にぶつけてきたのは順当すぎるくらい順当な判断ですね。期待しましょう!