サイケ感満載の予告編。



 むかしむかし、ローカル局のお昼のロードショーで繰り返しオンエアされていたのでご覧になった方も多いのでは? B級昆虫パニック映画として有名な本作ですが、「隠れた名作」として評価する人も少なくありません。監督は生涯でこれ一本のみになってしまったソール・バス。そう、『スパルタカス』のオープニングタイトルをデザインし、『シャイニング』のキービジュアルをキューブリックに300回以上もダメ出しされた超有名なタイトルデザイナーです。

 実はそれ以外にも本作はキューブリック作品と意外な結びつきがあります。ヒロインを演じたリン・フレデリックは『ロリータ』や『博士…』に出演したピーター・セラーズの4番目の妻、そしてこのリンが演じたケンドラの祖父役が『2001年…』でプールの父親役を演じたアラン・ギフォードなのです。

 もちろんそんなことは一切知る由もなく、当時は観ていたのですが、肝心の内容は・・・あんまり覚えていません!(笑。まあ、そんな管理人の乏しい知識はさておいて、バス本人のコメントを『季刊 映画宝庫 SF少年の夢』から引用したいと思います。

 コミュニケーション本来の機能はなにか新しいことを言うことではない。映画から学ぶものはなにもないが、何か既に知っていることを再確認する。新しい思考のもと、それらを感ずる。感性により理解する。私がこの映画について望むことは、人間の中のクローズド・システムとしての地球の認識を再感光すること、そして彼らを他の種族と人類との関係を再考する地点に導くことなのである。

・・・なるほど、わからん!


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「失われたエンディング」としてアップされている動画。こちらの方がバスのメッセージは明確ですね。