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 キューブリックの地元であるイギリスのセントオールバンズ博物館で、2010年9月に開催された展覧会『キューブリック・ア・フィルム・オデッセイ』で展示された『時計じかけのオレンジ』の広告の版下です。この展覧会は現在世界を巡業中の『スタンリー・キューブリック展』とは別に、ロンドン芸術大学内にあるスタンリー・キューブリック・アーカイブの協力で独自に開催されたようです。その様子はこちらでレポートされています。

 ことろでこの版下とは、要するにアナログ印刷時代に存在した印刷原稿のことですが、なぜこんなものがキューブリックの手元にあったのでしょう?他国の広告にもいちいちチェックをするキューブリックですから、刷り上がった広告が遺されていたのなら何の不思議もないのですが、印刷原稿ですからね・・・。この広告の仕上がりが気に入らなくて「版下を確認させろ」と要求したのかもしれません。よく見ると公式イラストの手とナイフを、映画のワンシーンのスチールと勝手に合成してますね(汗。これがキューブリックの逆鱗に触れたのかも。詳しい経緯をご存知の方がいらっしゃいましたら是非お知らせください。