Oswald-Morris
Oswald Morris(IMDb)

オズワルド・モリス(MOVIE-FAN)

 『ロリータ』の撮影を担当したイギリスの撮影監督。モリスにとって『ロリータ』の仕事は決して楽しいものではなかったらしく、二度とキューブリックと働きたくないとし、

「彼は例えば、『このシーンは、セットの真ん中に電球が一個しかないような明るさで撮影したい』と言った」「十五分後彼はやってきて『あの照明の多さはなんだ。電球一個だと言ったじゃないか』という。僕は『正真正銘、電球一個分の明るさだ』と答えた。要するに彼にたて突いた・・・だからいつも喧嘩していた・・・照明について尋問に次ぐ尋問。しまいにはうんざりした」

『映画監督 スタンリー・キューブリック』より)


と語っている。

 他の主な参加作品は『熱砂の掟』(1950)、『黄金の竜 』(1950)、『黒い傷 』(1951)、『砂漠の悪魔』(1951)、『孤島の愛情』(1952)、『赤い風車 』(1952)、『砂漠の決闘 』(1953)、『かくて我が恋は終りぬ』(1953)、『悪魔をやっつけろ』(1953)、『騎士ブランメル』(1954)、『しのび逢い』(1954)、『白鯨』(1956)、『武器よさらば』(1957)、『白い砂』(1957)、『自由の大地』(1958)、『鍵』(1958)、『怒りを込めて振り返れ』(1959)、『ハバナの男』(1959)、『寄席芸人』(1960)、『ナバロンの要塞 』(1961)、『誘惑の夜』(1962)、『可愛い妖精』(1962)、『翼のリズム』(1963)、『脱走計画』(1963)、『人間の絆 』(1964)、『女が愛情に渇くとき』(1964)、『丘』(1965)、『湖愁』(1965)、『ジャングル・モーゼ』(1965)、『寒い国から帰ったスパイ』(1965)、『じゃじゃ馬ならし』(1967)、『禁じられた情事の森』(1967)、『キャサリン大帝』(1968)、『オリバー!』(1968)、『チップス先生さようなら』(1969)、『ポンペイ殺人事件』(1970)、『クリスマス・キャロル』(1970)、『探偵<スルース>』(1972)、『レディ・カロライン』(1973)、『マッキントッシュの男』(1973)、『凄惨!狂血鬼ドラキュラ』(1974)、『オデッサ・ファイル』(1974)、『007/黄金銃を持つ男 』(1974)、『王になろうとした男』(1975)、『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』(1976)、『エクウス』(1977)、『ウィズ』(1978)、『マペットの大冒険/宝石泥棒をつかまえろ! 』(1981)、『ダーククリスタル』(1982)、『ヒューストン・アンソロジー 』(1989)など。

 『屋根の上のバイオリン弾き 』(1971)でアカデミー撮影賞を受賞。1915年11月22日イギリス・ミドルセックス州出身、2014年3月17日死去、享年98歳。