かの有名なタイトルデザイナー、ソール・バスはキューブリック作品にも参加している。もちろんすぐそれとわかる『スパルタカス』だ。今見てもやたらカッコいいのだが、印象が本編とあまりにもかけはなれているので正直浮いている感は否めない。やっぱりヒッチコックのようなサスペンス向きですね。キューブリックもそう思ったのか、『シャイニング』ではポスターのデザインを依頼している。ただこれが非常に微妙なデキ。現在ではジャック・ニコルソンの「Here's Johnny!」が一般化してしまい、ほとんど顧みられる事はない。その意味ではキューブリックはソール・バスの才能を上手く生かしきれなかったようだ。ただ、両者の関係は良好だったと伝えられている。